仕事や勉強で机に向かう時間、毎日の食事の時間など、暮らしの中のさまざまなシーンで活躍するエッセイテーブル。
テーブルは家具の中でも特に存在感があり、使う頻度も高い重要なアイテムなので、デザイン性が高く用途の広いものを選びたいと考える人も多いでしょう。
そこでこの記事では、美しさと機能性を兼ね備えた北欧家具、エッセイテーブルの特徴やコーディネート事例を紹介します。
目次
エッセイテーブルとは?
エッセイテーブルは、2009年にデンマークの家具ブランド「Fritz Hansen(フリッツ・ハンセン)」から発表された、直線的なフォルムが目を引くシンプルなデザインのダイニングテーブルです。
家具をはじめアクセサリーや照明器具、陶器など幅広いプロダクトをデザインするデンマーク人女性デザイナーのセシリエ・マンツが手がけています。
エレガントでシンプルなダイニングテーブル
エッセイテーブルの特徴は、無垢材の天板と四角い脚だけで構成された美しく無駄のないフォルムです。
天板と脚の接続部分には黒い金属のパーツがあり、天板が少し浮いているように見えます。
無垢材の高級感や温かみをしっかりと残したまま、軽やかな印象を感じられる親しみやすいダイニングテーブルに仕上がっています。
部屋にあわせて選べる素材やサイズ
エッセイテーブルの素材・サイズは豊富なバリエーションがあるので、部屋の雰囲気や大きさに合わせて自由に選べます。
天 板 | オーク/ウォルナット/ブラックオーク |
脚 部 | 木材/ブラックアッシュ |
テーブル幅 | 190cm/230cm/265cm/295cm |
さらに天板は、別売りの「エクステンションリーフ」を設置することでより広く使うことが可能です。
エクステンションリーフとは、黒色の延長テーブル(幅48cm)のことで、エッセイテーブルの片側または両側にセットできます。
一番大きいサイズのエッセイテーブルの両側にエクステンションリーフを設置すると、椅子を最大12脚も並べられるため、大人数でパーティーや会食を堪能したい人にはおすすめです。
曲線的なデザインのチェアと相性抜群
直線的なフォルムが特徴的なエッセイテーブルに、同じく直線的なデザインのチェアを合わせてしまうと、やや堅苦しい決まりすぎた空間になってしまいます。
そこでおすすめなのが、美しい曲線デザインのチェアを合わせる方法です。
北欧インテリアで特に相性が良いのは、卵のような丸い見た目をした「エッグチェア」。
北欧家具の巨匠アルネ・ヤコブセンがデザインした傑作の一つで、全身を優しく包み込んでくれる丸型のフォルムと、確かな存在感を醸し出す重厚な見た目は、エッセイテーブルがもつスタイリッシュな雰囲気と上手く調和してくれます。
エッセイテーブルの導入事例を紹介
デザインと機能性を両立したエッセイテーブルの魅力を最大限に引き出すには、どのようなコーディネートが最適なのでしょうか。
おすすめの配置と家具の組み合わせを、代表的な3つのパターンに分けて紹介します。
エッセイテーブルを部屋の主役にして大人数で楽しむ
エッセイテーブルをダイニングの真ん中に配置して部屋の主役にすれば、家族団欒の食事や友人を招いたホームパーティーがより楽しいものになります。
頻繁に人を招きたいなら、ダイニングベンチを合わせると良いでしょう。
木製のシンプルなダイニングベンチならワークショップチェアとの相性も良いため、テーブルの片方をチェア、もう片方をベンチにする組み合わせもおしゃれに決まります。
急な来客にも柔軟に対応しやすい点が魅力です。
窓際や壁にエッセイテーブルを寄せて空間を工夫する
ダイニングの真ん中に十分なスペースを確保できない場合には、窓の近くや壁際にエッセイテーブルを寄せる方法がおすすめです。
窓の近くは明るく温かい日光が入ってくる場所なので、光が溢れゆったりと食事ができる理想の空間が完成します。
壁際にテーブルを寄せれば片側のスペースに余裕が生まれるので、テーブルを3方向から囲むことで複数人での食事も可能です。
また、キッチンカウンターにテーブルをくっつけると、家事をするときの動線を邪魔することなく食事の準備や片付けもスムーズにできます。
機能的なチェア&ライトで快適なワークスペースに
大きくてシンプルなエッセイテーブルは、長時間の作業や在宅ワークにもうってつけ。
たくさんの資料を広げたり、仕事の打ち合わせをしたり、撮影台として活用したりと、多様な使い方ができます。
そして、エッセイテーブルで作業するときに欠かせないのが、機能性と美しさを兼ね備えたチェアとデスクライトです。
チェアのおすすめは、しなやかで美しいフォルムが特徴的なセブンチェアです。大きく広がった上方のバックレストと座面のカーブで、ゆったりとした座り心地を実現。
肘を置けるアームが付いたものや、高さ調節ができるものなどバリエーションも豊富です。
お気に入りのデザインのチェアを選べば、長時間の仕事でも自然とモチベーションが上がります。
また、手元を優しく照らしてくれるデスクライトも欠かせません。こちらも北欧スタイルの照明で統一すれば、さらにおしゃれな雰囲気が完成!
テーブルを置く場所や活用シーン、デザインの好みなどを考慮して、お気に入りの照明を選んでみましょう。
洗練されたデザインのエッセイテーブルをダイニングの主役に!
この記事では、エッセイテーブルの魅力や特徴、コーディネート例をご紹介しました。
用途や目的に合わせてサイズを選んだり、理想の空間を思い浮かべながら組み合わせを考えたりと、北欧家具選びは部屋づくりの過程も楽しい時間になります。
洗練されたデザインで多様なニーズに応えられるエッセイテーブルを、家族が集うダイニングの主役にしてみてはいかがでしょうか。