子供が成長するタイミングで、必ず必要になってくるのが勉強部屋。
- 「勉強部屋の間取りはどれくらい確保すればいいの?」
- 「勉強机や椅子の位置・高さの基準は?」
- 「集中力アップに効果的な配置のコツってあるの?」
などなど、勉強部屋の理想的なレイアウトや家具配置について迷っている人は多いはず。
この記事では、集中力を高める勉強部屋のレイアウトや、コーディネートのコツについて詳しく紹介します。

大人が自分の作業スペースを作るときにも参考になる情報が多いので、ポイントをぜひチェックしてみてくださいね。
目次
勉強部屋とは?

勉強部屋とは、その名の通り勉強をするときに使うスペースのことを指します。
「子供が勉強するための部屋」というイメージを持っている人が多いですが、仕事部屋・書斎・作業スペース・テレワークなど用途は多様化しているため、レイアウトの知識を知っておくだけで大人でも活用の幅が広がります。
勉強部屋は見た目のインテリアコーディネートはもちろんのこと、作業効率や過ごしやすさなど、機能面でのレイアウトも重要になってきます。

「おしゃれな空間だけど集中しにくい」となってしまうと本末転倒なので、見た目と機能性のバランスが特に大切です。
勉強部屋を作る前に考えたいポイント
理想的な勉強部屋を作るには、どのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか。
まずは、勉強部屋を作る前に覚えておきたい基本的なポイントを解説します。本格的にレイアウトを組む前に、一度チェックしておきましょう。
勉強部屋の色選び

机や椅子を配置する前に考えたいのは、勉強部屋をどんな色でコーディネートするかです。
色が集中力に与える影響は意外に大きいので、選んだ配色によって作業効率に差が出ることもあります。
例えば、青などの寒色系はリラックス効果があり、黄や赤などの暖色系は興奮作用があります。
正確な作業をしたい場合は青色、短期集中で物事を片付けたいときは暖色系を増やすなど、勉強スタイルに合わせてインテリアを考えるのがおすすめ。

カーテン・クッション・小物など、取り入れやすい部分から色選びをするのが基本です。
照明の明るさ

照明の明るさや位置も集中力に影響を及ぼします。
オフィスなどでよく見る白系の蛍光灯は集中力が高まりやすく、反対に読書灯やテーブルランプに使われる温かい色合いの電球はリラックス効果が高くなります。
勉強内容や好みに応じて最適な照明を選んでみましょう。デスク周りに置く照明は、光量を調節できるタイプがおすすめ。
目の疲れ具合や作業によって光量を細かく調節できると非常に便利です。
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机と椅子のサイズ

机と椅子を新調する場合は、自分の身体と勉強スタイルに合ったものを選びましょう。
選ぶときのポイントは、机の広さ・机の高さ・椅子の背もたれや位置の調節機能などを判断基準にしましょう。
多機能すぎる必要はありませんが、長時間勉強するなら椅子は良いものを買っておいたほうが良いです。

机の広さは作業効率に直結するので、用途に応じた広さのものを選ぶのがコツです。
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勉強部屋のインテリア選びや配置のコツ
ここから先は、実際に勉強部屋を作るときのインテリア選びや配置のコツを紹介します。
少しの工夫で勉強効率や集中力が上がるテクニックを中心に紹介するので、お部屋作りの参考にしてみてください。
必要なものだけを机に置く

目の前の作業に集中したいなら、机の上には必要最低限の物だけを置くようにしましょう。
机の上が汚いと物に目がいきやすくなり、上手く集中モードに入りにくくなります。
特にスマホ・携帯ゲーム・漫画などの娯楽アイテムは要注意!
油断して机の近くに置きっぱなしにしていると、無意識のうちに触ってしまうことが多くなります。
勉強・仕事に使うもの以外は引き出しや収納ボックスに入れて、常に真っ新な作業環境を維持しましょう。
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勉強机は窓の近くに配置する

勉強机の位置を決めるときは、窓の近くで良い場所を探してみてください。
可能であれば、利き手と反対側に窓を配置するポジションがおすすめ。これは、よく使う利き手の位置にちょうど良い光が差し込むようにする工夫です。
自然光には気分を明るくする効果があり、適度な光が入ることで集中力を維持しやすくなります。
窓に近すぎると、眩しすぎたり、暑すぎたりと弊害が大きくなってしまうので、光量と温度が最適になる場所を探すのがコツです。
勉強机を壁に寄せすぎない

勉強机を壁にピッタリと密着させているレイアウトをよく見ますが、圧迫感が強くて集中しづらいという人が意外に多いです。
スペースに余裕があるなら、机を壁から少し離すか、横面だけを壁に密着させる配置にするのがおすすめ。
上下左右に余白があるぶん圧迫感を感じにくいですし、空いたスペースに収納ボックス・引き出し・電気ヒーターなどを配置することも可能です。
収納棚は手が届きやすい場所に

勉強道具をしまっておく収納棚は、なるべく机から近い位置に配置しましょう。
ただ近づけるだけでなく、取り出しやすさや使い心地なども計算しておくのがポイント。使いやすさは、勉強の習慣を続けていくために必須の要素。
作業環境が快適であれば嫌な科目でも続けて勉強しやすくなり、逆に悪ければ勉強をやめる言い訳になってしまいます。

準備も片付けもすぐに終わらせられるように、最適な収納棚の位置を決めてみてください。
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時計を設置する

目に入りやすい場所に卓上時計を置くのもおすすめです。
机に座ってなんとなく勉強を始めると目的意識が曖昧になってしまい、イマイチ成果が上がりません。
常に時間を意識して、勉強のスケジュールを立てる習慣を身に付けましょう。
30分などの細かい区切りで勉強の目標を決めれば、集中力と計画力を同時に鍛えることができます。
スマホの時計を確認用に使ってしまうと、SNSやメールを開いてしまったりと集中しづらくなるので、あえて卓上時計や壁掛け時計を採用するのがポイントです。
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高さを調節できる椅子を選ぶ

効率良く勉強を続けたいなら、椅子への投資は惜しまないほうが良いです。
可能であれば、背もたれや高さを細かく調節できるタイプの椅子を購入しましょう。
窮屈な姿勢で勉強を続けていると、短い時間であっても目・肩・腰に疲れが溜まっていきます。
長時間勉強を続けても違和感を感じない姿勢を試行錯誤して、理想の位置を決めましょう。
勉強するときの肘の角度は90度くらいで、腰を背もたれに真っ直ぐ付けるのが疲れにくい姿勢と言われています。
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リラックス効果の高い観葉植物を飾る

観葉植物はインテリアだけでなく、勉強時のストレスを軽減させる効果があります。
疲れたときに観葉植物を眺めることでリラックスしやすくなるので、部屋に一つは置いておくと便利です。
スペース的に置きづらいという人は、卓上に置ける小さな鉢植でもOK。勉強に行き詰まったときの気分転換には最適です。

勉強部屋に置きたい観葉植物は、下記の記事で探してみてください。
アロマを使って嗅覚を刺激

どんな人でも長時間勉強を続けていると、次第に集中力が低下していくもの。
そんなときに効果的なのが五感の刺激です。
「好きな音楽を聴く」「タオルで目を温める」などでも良いのですが、中でも手軽かつリフレッシュ効果が高いのが、良い香りを味わうことです。
お気に入りのアロマや香水、匂い付きのハンドクリームなどを使えば、不快な気分を瞬時に切り替えるキッカケになるのでおすすめです。
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快適な室温を維持

快適に勉強したいなら、部屋内の温度・湿度にもこだわりましょう。
室温は常に最適な温度になるように調整し、少しでも不快感を感じたら細かく温度を変更するのがコツです。
暑すぎる・寒すぎるといった環境が続くと、集中することが困難になります。
室温が最適でも空気が悪くなると頭がボーッとしてくるので、定期的に窓を開けて換気することも忘れずに。

頭寒足熱が勉強には最も効率が良いので、エアコンではなく電気ヒーターやストーブを活用するのもおすすめです。
よくある広さ「6畳」の勉強部屋レイアウト例

部屋に勉強スペースを作る場合、6〜7畳程度の空間で配置を考えるのが一般的。
このサイズの勉強部屋レイアウトのコツは、窓と机の位置関係を考えて配置することです。机を壁に寄せすぎずに、適度な光が届く位置に机を配置するのがおすすめ。
また、集中力を高めるためには、周辺に娯楽系のアイテムを置かないことも大切です。
勉強するときは全て押し入れにしまってしまうか、簡易カーテンや布で覆ってしまうなどの工夫を取り入れましょう。

インテリアを足し引きして試しながら、理想の勉強環境をデザインしてみてくださいね。
理想的な勉強部屋を作ってみよう

この記事では、勉強に集中しやすいインテリアのコツやレイアウト例について紹介しました。
さまざまなテクニックを紹介しましたが、人によって合う・合わないの基準は違います。色々な方法を試しながら、自分が最も集中しやすい環境や条件を探ってみるのが大切です。

勉強効率とおしゃれなインテリアのバランスを意識して、自分だけの勉強部屋を作ってみてくださいね。
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