Miele乾燥機と乾太くんどちらを選ぶ?気になる性能や使い心地を比較

    業界トップクラスの乾燥性能で上質な仕上がりを実現する「Mieleの乾燥機」ですが、性能が似ているとしてよく比較されるのが、ガス衣料乾燥機「乾太くん」の存在です。

    どちらも高い乾燥性能を備えているので、「購入するときにどちらを選べば良いのか迷う」といった悩みをよく聞きます。

    この記事では、Miele乾燥機と乾太くん、それぞれの性能・価格・サイズなどを比較し、自分にとって最適な乾燥機を選ぶ方法を解説します。

    Miele乾燥機とは

    乾燥機

    Mieleは、ドイツに本社を置く創業120年の老舗家電メーカー。

    「常により良いもの」を提供することを理念に、洗濯機・冷蔵庫・食器洗い機・ビルドインオーブン・キッチン周辺機器と、数多くの家電製品を世に送り出しています。

    特に洗濯機・乾燥機・洗濯乾燥機の3モデルは、開発の歴史が長いMieleの主力ラインナップ!

    乾燥機は省エネ効果の高い「ヒートポンプ式」を採用しており、高い熱効率と乾燥スピードを見事に両立。

    欧州で最高クラスのエネルギー効率を誇る「A+++」の認定も受けています。

    各モデルの性能を比較した記事もあるので、詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

    乾太くんとは

    乾太くんが設置された家

    乾太くんは、国内トップシェアを誇るガス機器メーカー「リンナイ(Rinnai)」が販売するガス衣料乾燥機。

    ガスを熱源にしたパワフルな性能を備えており、一般的な家庭用乾燥機と比べて2倍近い差をつける圧倒的な乾燥スピードを実現しています。

    設置にはいくつかの条件をクリアする必要がありますが、性能の高さは折り紙付き。

    天気や時間帯を気にせずに使える快適性の高さから、共働きで家事をする時間がない家庭や、日々大量の洗濯をこなす必要がある大家族の家庭に多く導入されています。

    Miele乾燥機と乾太くんの違いは何?

    性能に関しては甲乙つけがたい2つの乾燥機ですが、一番の大きな違いは「導入後に実現できる生活」にあります。

    Miele乾燥機

    洗濯〜乾燥を通じて衣服を総合的にケアする「トータルランドリーケア」の考え方を提唱しています。Mieleの独自機能や多彩な洗濯プログラムによって、布素材に合った最適な洗濯方法を提案。

    お気に入りの衣服を傷めずに長持ちさせる高い技術力を備えています。

    ただ「洗う」「乾燥させる」という作業だけに留まらない、全く新しい洗濯習慣を始められるのが最大の魅力です。

    なお、トータルランドリーケアについては、下記の記事でより詳しく解説しています。

    乾太くん

    「ふわふわな仕上がり」と「驚異的な乾燥スピード」の2点に特化したシンプルな性能の高さを備えています。

    どんな素材でもふわふわに仕上げる質の高さは、ガス衣料乾燥機だからこそ実現できるもの。

    大量の洗濯物があっても難なく乾かせてしまうので、時間短縮と効率性を重視して洗濯したい方には特におすすめ。

    毎日の洗濯シーンを劇的に改善し、確かな生活の変化を実感できるのが特徴です。

    Miele乾燥機と乾太くんの性能を比較

    ここからは、Miele乾燥機と乾太くんの細かい性能の違いについて比較解説します。

    乾燥性能・機能の豊富さ・サイズ・価格・設置方法など、気になるポイントをひとつずつチェックしてみましょう。

    乾燥性能

    乾燥性能に関してはどちらもトップクラスの実力ですが、

    • Miele乾燥機は「バランス重視
    • 乾太くんは「パワー重視

    といった性質があります。

    乾太くん

    単純な乾燥スピードだけを比較すると乾太くんのほうが上で、洗濯物5キロで52分、8キロで80分と、一般的な乾燥機と比べてかなり早く乾かすことができます。

    強力なガス熱による乾燥仕上げはかなり評判が良く、特にタオルや厚手の布素材ではその違いを大きく実感できるでしょう。

    Miele乾燥機

    素材に合わせて使える多彩な乾燥プログラムや、独自機能の多さに売りがあります。ヒートポンプ式の中では最高クラスの乾燥性能に加え、

    • 水に含まれるミネラルを感知して乾燥を調整する「パーフェクトドライ
    • 衣服に爽やかな香りをつける「フレグランスドス
    • シワを防止する「ハニカムドラム構造

    など、欧州で特許技術を取得した数多くの機能を搭載。革新的な独自機能を多く備えているため、衣服ケアの観点においてはMieleに軍配が上がります。

    乾燥プログラムの種類

    乾燥メニューの種類については、Miele乾燥機のほうが豊富にあります。

    シルク・ウール・スポーツウェア・枕など、素材別の乾燥メニューをワンタッチで選択できるほか、乾燥時間や低温乾燥設定など細かく操作できるオリジナルメニュー機能も搭載。

    専用タッチパネルの使い心地が良く、タイマー設定や省エネデータの確認も簡単に操作できます。

    好みの乾燥メニューを自由自在に組み合わせられるのは大きな魅力でしょう。

    乾太くんは、

    1. 標準コース
    2. 厚物コース
    3. デリケートコース
    4. くつ乾燥

    と4つの基本メニューを搭載。

    大容量タイプであれば、かさばる洗濯物をふわふわに仕上げる「シーツ/⽑布コース」が追加されます。

    Miele乾燥機と比べて選べるメニューの数は少ないですが、タイマー機能で乾燥時間を個別設定できるので汎用性は高いです。

    サイズ展開

    洗濯機サイズ展開

    Miele乾燥機は、乾燥容量が9キロの大型タイプのみを展開しています。

    高さ846cm・幅59.6cm・奥行636mmと大きめで、一般的なドラム型洗濯機と同等サイズに相当。

    白を基調としたシンプルかつ重厚感のあるデザインで、どんな空間にもぴったりマッチします。

    縦横のサイズがMiele洗濯機と同じなので、縦置き・横置き・ビルトインなど、幅広い配置パターンを選べるのも特徴のひとつです。

    乾太くんは、乾燥容量が3キロ・5キロ・8キロの3サイズ展開。

    最も標準的な5キロタイプは、高さ68.4cm・幅65.0cm・奥行561mmで、正方形に近い見た目をしています。

    ちなみに5キロと8キロでは、奥行きの広さのみが異なります。

    洗濯物が少ない単身者や夫婦は3キロ、毎日大量の洗濯物がある大家族は8キロと、家族構成やライフスタイルに応じてサイズを選べるのが嬉しいポイントです。

    製品価格と導入コスト

    製品価格については、乾太くんが10〜17万円程度Miele乾燥機が40万円程度となっています。

    製品単体の価格では乾太くんのほうがはるかに安いですが、ガス栓の位置や設置スペースなどで様々な制約があり、特にマンションでは火災防止の観点で条件が厳しくなります。

    場所によっては追加の配管工事を行う必要があり、工事費用を含めると導入コストがほとんど変わらないケースもあります。

    Miele乾燥機の場合、ガス栓・配管ダクトも必要ないので、見た目をすっきりさせられるのも魅力でしょう。

    ランドリー収納と合わせたビルトイン配置も可能です。

    乾太くんの場合、新築であれば専用のランドリールームを作ることで工事費用をお得に抑えられますが、それ以外の場合はほとんどのケースで追加工事が発生するので、総合的な見積りを計算してからどちらを導入するか検討するのがおすすめです。

    設置方法

    Mieleランドリー機器

    ガスを熱源とする乾太くんは、設置にガス栓・配管ダクト・電源の3つが必要になります。

    また、火災防止の観点から、上面と左右にそれぞれ4.5cm程度の余白スペースを作らなければなりません。

    排熱の関係で天井か壁に配管ダクトを必ず通す必要があり、家の構造によっては追加の工事が発生します。

    配管ダクトは大きくて目立ちやすいので、見た目が気になる方は

    • 乾太くんを天井に近づけて配置する
    • 収納兼目隠し用の棚を設置する

    など、専用の施工をするのがおすすめです。

    Miele乾燥機は電気で稼働するヒートポンプ式なので、電源・給排水設備を準備し重量を考慮した床下補強等出来ていれば設置自体は簡単です。

    ガス栓や配管ダクトが必要ではない設置の手軽さについては、Miele乾燥機のほうが優れているといえます。

    ライフスタイルに合った乾燥機を選ぼう

    Miele
    乾燥機
    Rinnnai
    乾太くん
    乾燥性能バランス重視パワー重視
    乾燥プログラム素材別

    オリジナルメニュー機能
    標準コース
    厚物コース
    デリケートコース
    くつ乾燥
    サイズ展開
    乾燥容量
    9kg3・5・8kg
    製品価格40万円程度10〜17万円程度
    設置方法電源・給排水設備・床下補強ガス栓・配管ダクト・電源

    この記事では、Miele乾燥機と乾太くんの性能について気になる項目を比較しました。

    どちらも家庭用乾燥機としてはトップクラスの性能をもっていますが、使い勝手・性能・設置条件などは大きく異なります。

    それぞれの特徴をしっかりと押さえて、自分が求める生活に合った乾燥機を選んでみてくださいね。

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