上質感あふれるホテルライクな家に住みたい!インテリア選びのポイントまとめ

    ラグジュアリーでクラシカルなホテル、おしゃれなデザイナーズホテル、開放感あふれるリゾートホテル…。

    ホテルと言って思い出すのは、お気に入りのホテルでしょうか。それとも映画やテレビで見た憧れのホテルでしょうか。

    お家の中を、そんなホテルのイメージに近づける「ホテルライク」なインテリアを実現する人が増えているようです。

    その特徴や例を紹介するので、具体的に何をしたら良いかわからないという方も、ぜひ参考にしてください。

    ホテルライクなインテリアとは?

    ホテルライクなスペース

    ホテルライクなインテリアとは、ホテルを思い起こさせるインテリアのこと。

    ホテルと言っても小さな格安ホテルから最高級のホテルまでありますが、想像したいのは、上質でリラックスできるホテル。

    大事なのは、ホテルで感じられるような非日常感です。

    KAORI

    毎日過ごすお家で、ホテルのような非日常が味わえたら素敵ですよね。

    ホテルライクなインテリアの特徴・コツ

    世界中のホテルには、それぞれ特徴がありますが、一流と呼ばれるホテルには、より多くの宿泊客が快適な滞在ができるように、インテリアにいくつかの共通点が見られます。

    ホテルらしさを醸し出してくれる5つの特徴を見てみましょう。

    シンプルさとすっきり感

    大きな開口がある家

    ホテルの部屋は、ベッドと椅子やソファー、机などが置かれたシンプルなインテリアです。

    余計なものが置かれていないので、全体的にすっきりしています。

    でも、たくさんの物であふれたお家で実現するのは大変と思うかもしれません。

    そんな時は、収納できる棚を増やしたり、かごやトレーに小物を入れてはいかがでしょうか。

    かごやトレーもインテリアに合わせたものを選べば、シンプルさは失われないでしょう。

    生活感を最小限にして、清潔感を保つ

    ホテルライクなキッチン

    数日間の滞在が基本のホテルの客室には生活感がなく、清潔感にあふれています。

    お家のように雑貨や生活用品を置く必要がないから当然ではありますが、生活感の出るものを隠しているからでもあります。

    客室では、ポットから冷蔵庫、アイロン台にいたるまで、家具に収納されるのが基本。

    お家でも生活感を見せないようにすると、清潔感のあるホテルのイメージに近づきます。

    また、こまめな掃除を心がけるのも大切。

    KAORI

    物が少ないと、掃除もしやすくなって一石二鳥です。

    シンプルでシックな色合い

    明るい空間を引き締めるように置かれたシックな色合いのソファ

    ホテルの特徴のひとつに、シンプルでシックな色合いがあります。

    シックな色は、国籍を問わずに老若男女に受け入れられやすく、安らぎも与えてくれます。

    天井や壁などには、空間を広く感じさせ、飽きのこないベージュやアイボリー、ホワイトなどの淡い色合いを、家具には落ち着いたシックな色調で、テイストも合わせれば整った印象に。

    壁の一部を他と違う色にしたければ、家具と色を合わせると失敗がないでしょう。

    KAORI

    色を多用せず、ちょっと物足りないと思う程度が、格調高いホテルらしさを生み出します。

    アートな装飾

    大きな写真が飾られているダイニング

    ホテルの部屋に飾られるのは、全体の印象を引き立たせるような絵や写真。

    お家でも部屋のアクセントになるアートや写真を飾ってみてはいかがでしょうか。

    壁に飾る時は、高さを目線に合わせ、左右のスペースのバランスも考えて位置を決めましょう。

    壁が横長であれば横長のもの、縦長であれば縦長の形のアートを選べたら収まりやすいです。

    横長の壁に縦長のものを飾りたい時は、数枚組み合わせても良いですね。

    その時は高さをずらして、階段状に貼るなどの工夫をしてみましょう。

    間接照明をうまく活用する

    ホテルの客室は、ひとつひとつの照明が暗め。

    明るくしようと思ったら、数あるスイッチを全部入れなければいけなかったという経験はないでしょうか。

    休息を目的に考えられた客室は、リラックスできるように間接照明が中心です。

    読書などで必要に応じてダウンライトやスタンドライトなどをつけます。

    お家でも、間接照明を使い分ければ、温かい雰囲気に包まれ、ホテルらしさも増すでしょう。

    間接照明がなければ、光源を見せないように、家具や布、クッションなどで隠す方法もあります。

    KAORI

    部屋の印象が変わることもあるので、照明器具選びは慎重に。

    寝室をホテルライクにする3つのポイント

    ホテルの客室といえば、ベッドを中心にしたインテリア。

    お家をホテルライクなインテリアにしたい時、寝室は一番想像しやすいのではないでしょうか。

    ピンと張ったシーツとふわふわなベッドファブリック、余分なものがない棚やタンスなど、ホテルらしい雰囲気を出すためのコツを学びましょう。

    こだわりのある壁紙

    寝室

    プライベートな寝室の壁には、シンプルでもベッドの背もたれに当たる壁に印象的なデザインを選んだり、こだわりを探してみませんか?

    壁紙には色々な種類がありますが、高級感を出してくれるのが「織物クロス」です。

    木綿や麻などの自然素材やポリエステルを使った壁紙もあります。

    破れにくくて丈夫なのがメリット。

    手入れをする時は、はたきをかけて水拭きは避けましょう。ホコリが残ったら台無しです。

    ベッドにベッドスプレッドとフットスロー

    ホテルのベッドルーム
    UnsplashLinus Mimietzが撮影した写真

    掛け布団の上からベッド全体にかぶせるベッドスプレッドと、ベッドの足元部分にかけられる横長のフットスロー。

    KAORI

    ベッドスプレッドはベッドのホコリよけ、フットスローは、靴を履いたまま寝てもベッドが汚れないように置かれる欧米の習慣に根ざしたカバーですが、ホテルでフットスローがきちんとかかっていれば、ベッドメイク済みのサインでもあります。

    機能としては必要なくても、ベッドスプレットとフットスローをかけるだけで、シンプルなベッドもラグジュアリーに。

    大きめのベッドスプレッドには少し淡い色合いを、帯のように長細いフットスローには、ベッドスプレッドと同じ系統でも濃い色合いを選べば、全体がまとまった印象になるでしょう。

    サイドテーブルと卓上ランプ

    ベッドサイド

    ホテルのベッドの横に、ほぼ必ず置いてあるのがサイドテーブルと卓上ランプ。

    ベッドの左右両方に置くなら、なるべくお揃いを選びましょう。

    サイドテーブルは家具と調和するものを、ランプはおしゃれなアクセントになるものを選びたいものです。

    また、ランプの電球は、安らかな眠りにつけるように、柔らかさが感じられる電球色が最適。

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    横になっていてもつけたり消したりの操作が簡単で、枕元でもまぶしく見えないタイプが使いやすいでしょう。

    リビングをホテルライクにする3つのポイント

    お家の中でも長い時間いることの多いリビングは、いつの間にか物であふれてしまうことが多い場所でもあります。

    リビングをホテルライクにしたいなら、生活感のある物を見えないようにすること。

    でも、それだけでは殺風景な空間になってしまう可能性もあります。

    KAORI

    すっきりしたイメージを残しつつ、ホテルライクなリビングにするためのポイントをおさえておきましょう。

    シンプルなソファにクッションをたくさん置く

    クッションがたくさん置かれたソファ

    ホテルライクなインテリアのポイントは、シンプルさ。

    ソファも例外ではありません。柄があっても目立たないものを選びましょう。

    クッションは、ひとつだけでなく、たくさん置くのがホテルライクに近づくコツです。

    クッションの色は、高級ホテル風だったらソファと同系色でシックに、リゾート風を演出したければ華やかさもプラスすると良いかもしれません。

    観葉植物を取り入れる

    観葉植物のある部屋

    ホテルのホールやラウンジには、観葉植物が置かれているのをよく見かけます。

    観葉植物は、シンプルすぎて無機質になりがちなホテルライクなリビングに、自然の安らぎを与えてくれます。

    観葉植物を取り入れるなら、ホテルのような非日常感を感じさせてくれる大きめのサイズを。

    手入れが大変と思ったら、本物とも見違えるフェイクグリーンでも良いでしょう。

    ひとつだけ置けば、グリーンが映えて印象的な空間になります。

    大きめのラグをアクセントに

    大きなラグを引いてあるリビング

    シンプルさを意識しすぎて全体がぼやけた印象になったら、アクセントになるラグを置いてみてはいかがでしょうか。

    3畳ほどの大きさのラグは、カーペットほど大きくないので、印象的な色や柄を使っても上品さを保つことができます。

    他のインテリアとの調和を考えつつ、ラグの形や色、柄によって、ラグジュアリー、カジュアル、リゾートなど、お部屋のテーマを変えることもできるでしょう。

    洗面所・トイレ・浴室をホテルライクにする3つのポイント

    洗面所やトイレ、浴室も、ホテルライクにするなら寝室やリビングと同様に生活感を隠すのが基本です。

    洗面所などは家事をする場でもあり、生活感が出やすい場所ですが、収納しやすい空間を作って、きちんと収納する習慣を身につけるようにしましょう。

    KAORI

    こちらでも、インテリアや雑貨に統一感のある物を選ぶのはお忘れなく。

    全体をホワイトベースに

    清潔感のあるトイレ

    トイレや洗面所で生活感を与えず、ホテルライクに仕上げるには、カラーはホワイトをベースに選びましょう。

    ホワイトは、清潔感があって空間を広く感じさせる効果があり、光が入りにくい場所でも明るいイメージに。

    ホワイトをベースカラーにしておけば、他のカラーを加えてもスタイリッシュにまとまった印象になります。

    洗面所のカウンタートップを大理石に

    大理石を使用した洗面

    身支度をするカウンタートップは、洗面所でも目に入りやすい場所です。

    他をシンプルなホワイトにまとめても、カウンタートップに上品な大理石を使うことができたら、ラグジュアリーなホテルのイメージに。

    天然大理石に手が届かなければ、天然大理石を他の材質と混ぜた人造大理石や、樹脂を固めて作った人工大理石もあります。

    天然大理石は水分を吸収しやすい性質がありますが、模様があればシミができても目立ちません。

    人造大理石は、材質の特性によって性質が異なります。

    KAORI

    コストパフォーマンスに優れた人工大理石は水分に強く機能に優れていますが、デザインを選ばないと、ホテルのような高級感を得るのは難しいでしょう。

    タオルの収納と見せ方が重要

    タオルを見せる収納

    バスルームで使うタオルをすべて棚の中に収納してしまえば見た目がすっきりしますが、見せる収納もホテルライクな方法です。

    インテリアに合ったトレイやかごにタオルをたたんで入れて、カウンターや壁面の棚などに置けば、そこはまるでホテルのよう。

    見せる収納では、タオルもホワイトなど、インテリアに合った色を。

    使ったら洗濯カゴに入れるというしくみにすれば、お子さんやゲストの方が気兼ねなく使えますね。

    一人暮らしでも家族と一緒に住む家でも少しの工夫でホテルライクな家に

    鏡に映るダイニング

    ホテルライクなインテリアのコツはつかめたでしょうか。

    具体的なアイデアが思い浮かばなければ、好みの合うホテルを探して、それを元にインテリアを決めても良いでしょう。

    ホテルライクな家を実現できたら、お家にいたくなる時間も増えるかもしれません。

    いつものリビングにいても、気分は5つ星やリゾートホテル。

    あなたもそんな生活を実現しませんか?