「手入れがめんどくさそう」「薪をわざわざ買わないといけないからコスパが悪そう」。
暖炉がある家はおしゃれなイメージがあるものの、このように感じる方が多いのではないでしょうか。
実は最近の暖炉は、操作が簡単ですぐに暖まり環境に優しいものが主流になっています。
今回は、住宅のインテリアに暖炉を取り入れるポイントや、暖炉別のインテリア実例をご紹介します。
暖炉の導入を検討している方は、参考にしてください。
目次
近年注目されている暖炉3タイプ
暖炉は揺れる炎がリラックス効果をもたらし、体と心を暖めてくれる点が魅力です。
近年はその魅力に加えて、手間をかけず安全性が考慮された暖炉が人気です。
下記で主な3タイプをご紹介します。
バイオエタノール暖炉
バイオエタノール暖炉の燃料は、サトウキビやとうもろこしを原料とする自然由来のバイオエタノールです。
煙や有害物質を発生させずに美しい炎が実現でき、高い暖房能力を兼ねた環境に優しい性能を備えています。
工事が不要な置き型、洗練されたデザインが特徴の埋込み型など従来のイメージをくつがえす暖炉です。
ガス式暖炉
ガス式暖炉の燃料はガスですが、薪を使用した暖炉に近い炎の揺らめきが演出できます。
ガス式暖炉の開口部に耐熱ガラスを使用しているため、お子様やペットがいる家庭でも安心して使用できる点がメリット。
スイッチを入れるだけの簡単な作業に加えて、早く暖まります。
電気式暖炉
電気式暖炉と上記2つの暖炉との違いは、本物の炎を扱わないこと。
暖炉の中にイミテーションの薪が設置されており、光の反射で炎の揺らぎやリアルさが再現される仕様です。
スイッチを押すとライトが点灯して温風が出てくる仕組みなので、インテリアとして人気があります。
暖炉がある暮らしを実現するポイント
暖炉を部屋のインテリアとして迎える際、下記の3つのポイントを押さえておくと悩まず設置できます。
テイストに合ったデザインを選ぶ
暖炉を選ぶ際は、住宅のインテリアテイストに合ったデザインを選ぶことが大切です。
暖炉のデザインはインパクトのあるアウトドアテイストのものもあれば、高級感あふれるモダンテイスト、ヨーロピアンテイストなど豊富な種類があります。
炎の揺らめきを楽しめる場所に設置する
暖炉の魅力はなんといっても炎。
暖炉を設置する際は、炎のゆらめきが視界に入る高さに配置しましょう。
暖炉の揺らぎには、脳がリラックスできる効果が期待されているためです。
読書や晩酌の時間など、日常に炎がある生活は体と心を癒す空間をもたらしてくれるでしょう。
家族が集まりやすいワンランク上の雰囲気を意識する
暖炉は、家族が自然に集まりやすい雰囲気を演出してくれます。
暖炉をリビングの中心に置き、どの場所からも暖かみを感じられる工夫をすれば家族間のコミュニケーションのツールとしても活躍してくれるでしょう。
ポイントは、ワンランク上の演出を意識することです。
例えば、生活感を感じるものを減らしてお気に入りの家具やアートを置くなど、高級感を演出しましょう。
これにより暖炉のインパクトが一層映えて、家族にとって特別な空間になります。
暖炉別のインテリアスタイル
暖炉が家にあるだけでおしゃれな空間になるのは間違いありません。
しかし暖炉周りのインテリアにこだわれば、さらに部屋全体が洗練された印象になります。
ここからは暖炉別のインテリアスタイルを紹介していきましょう。
薪暖炉の場合
薪暖炉の場合は煙や灰が出るため、煙突が必須。
しかし煙突をあえて見せるインテリアにしたり、近年では煙突を隠したりできます。
従来の山小屋のイメージを一新した、さまざまなインテリアに馴染む要素が含まれているのも薪暖炉の魅力です。
暖炉といえばレンガ!王道な暖炉のインテリア
暖炉は北欧スタイルの住宅におすすめ。
壁の半分下をレンガに、上部をホワイトの壁紙にすることで暖かみを感じ、天井が高く見える視覚効果もあります。
ソファに明るいカラーを用いれば、冬の北欧スタイルの完成です。
和風スタイルにも合う暖炉
暖炉は洋風のイメージが強い印象ですが、天井が低い和風スタイルにもマッチします。
暖炉周りにインテリアを置かなければ、洗練された空間になります。
暖炉が主役のインテリア
一見無機質な雰囲気に感じますが、和風とモダンをミックスさせた暖炉のインテリアです。
個性的でスタイリッシュな印象になります。
暖炉を壁面の中心にすれば整った雰囲気に
部屋全体と壁のインテリアが多いように見えますが、暖炉を壁に対してシンメトリーに設置すれば、全体が整っている印象になります。
置き型暖炉の場合
置き型はデザインやサイズもさまざまで好みの暖炉を見つけやすい点が魅力です。
インパクトが大きい暖炉だとスペースを確保する必要がありますが、気分に合わせて移動できるメリットもあります。
スタイリッシュなデザインで部屋全体の空間が洗練された印象に
置き型のメリットを活かして、部屋にさりげなく暖炉を使用するのは、従来の暖炉にない発想ですね。
スケルトン仕様の暖炉で奥行きを感じられる演出を
暖炉をリビングの真ん中に置くことで、暖炉がインテリアの一部としてなじんでいる印象。
置き型タイプだからこそできるアレンジです。
あえて寝室に暖炉を
寝室に暖炉を設置すれば、ゆったりと落ち着いた時間を過ごせるでしょう。
置き型の暖炉であれば、リビング以外でも炎の揺らめきを感じられます。
テーブルと一体型になった暖炉
家族が集うリビングに暖炉とテーブルが一体型のものを選べば、火を囲んで団らんできる雰囲気に。
この発想は置き型暖炉ならではのアイデアです。
埋め込み型暖炉の場合
埋め込み型の暖炉は、従来の暖炉のイメージを覆すデザインが特徴です。
エレガントで上品なモダンスタイルや和風スタイルなど、どんなジャンルとも相性がいいのが魅力でしょう。
横に長い暖炉ならば、どこにいても炎を感じられる
横に長い暖炉は、従来の暖炉のイメージを覆すデザインのため人気があります。
部屋全体に暖かさが感じられて、グッと引き締まった印象になるためです。
お気に入りのオブジェを添えれば、それだけで上品かつ特別感のある空間になります。
暖炉周りをモノトーンカラーでシックな印象に
暖炉周りをモノトーンカラーで統一することによって、暖かみのある炎の色が際立つ空間になります。
非日常な演出ができるのも埋め込み型暖炉ならではのメリットです。
暖炉周りにアートを!
従来の暖炉であればアートを飾るのは不可能ですが、埋め込み型や煙突の無い置き型であればお気に入りのアートを飾って特別な空間を演出できます。
暖炉のある暮らしで炎の魅力を楽しもう!こだわり派ならバイオエタノール暖炉を
暖炉のある暮らしは、インテリアを考えるのが難しく感じるかもしれません。
しかし、昨今導入されている暖炉はおしゃれなデザインはもちろん、安全さ・手軽さを兼ねそなえています。
炎の力は、体と心にやすらぎと癒しを与えてくれます。
特にサスティナブルな住宅を検討している方は、環境に優しくデザインも豊富なバイオエタノール暖炉がおすすめ。
選択肢のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。
暖炉のデザインが周辺の家具やインテリアと調和すれば、暖炉のある空間がおしゃれな雰囲気に仕上がります。