自宅をリゾートに!注文住宅で本格的な露天風呂を作る方法と設計のコツ

    自宅に露天風呂がある暮らしはまさに最高の贅沢!

    非日常的な空間や過ごし方が好きな人にとっては憧れの設計だと思います。

    では実際に、注文住宅で本格的な露天風呂を設計することは可能なのでしょうか?

    この記事では、注文住宅で自宅に露天風呂を設計する方法や注意点、代表的な設置場所などについて詳しく解説していきます。

    注文住宅で露天風呂を作ることは可能?

    フルオーダーで自由に設計できる注文住宅であれば、自宅に露天風呂を作ってしまうような大胆な設計を実現できます。

    戸建て購入とは違ってゼロから思い通りの家を作れるので、一般的な住宅では考えられないようなリゾート感溢れる設備を導入することができます。

    土地が極端に狭かったり、建築基準に引っかかったりする場合は厳しいですが、設計を工夫することで理想に近づけることは可能です。

    露天風呂は非日常的な空間でリラックスしたい層に人気なので、都心部のマイホームよりも別荘や二拠点生活などで要望をいただくことが多い設計プランです。

    露天風呂を作るときに意識するべきポイント

    濡れている手
    Photo by Yoann Boyer on Unsplash

    注文住宅で露天風呂を作ろうとした場合、意識しておきたいポイントがいくつかあります。

    露天風呂に必要な条件について理解を深めておくと、設計プランやイメージを共有するのが楽になります。理想の露天風呂を作るための要素を一つずつ見ていきましょう。

    プライベート空間の確保

    自宅に露天風呂を作る場合は、プライベートな空間を確保できるかどうかを第一に考えましょう。

    いくら自宅の敷地内とはいえ裸で屋外をうろつくことになるので、目隠しやプライバシー対策は必須。

    人通りの多い場所に面していたり、隣の住宅との距離が近いなどの場合は、そもそも露天風呂の設計・設置に適さない場合もあります。

    土地の大きさや設計上の制約を考慮して、現実的に設置可能かどうかをイメージすることが大切です。

    景観と解放感のバランス

    せっかく露天風呂を作るなら、解放的で広々とした空間にしたいもの。

    自然の風景や見晴らしの良い景色を近くで楽しめる場所に露天風呂スペースを作るのが基本です。

    景色にこだわりすぎる必要はありませんが、イマイチな景観だとリラックス効果や非日常感が少なくなり、わざわざ露天風呂にするメリットが薄くなってしまいます。

    方角・高低差・見晴らしなどの条件を考えながら、理想的な設計プランを練ってみましょう。

    静かにリラックスできる環境

    ゆったりとリラックスできる空間にしたいなら、”静かに過ごせる環境を選ぶ”ことが大切です。

    騒音が聞こえやすく常にガヤガヤとした環境だと、露天風呂の雰囲気が損なわれる可能性があります。

    また、外から聞こえてくる騒音だけでなく、自分が発する音にも注意する必要があります。

    特に人と一緒に入ることを想定した露天風呂やジャグジーを設置した場合、場所によっては近隣住民からクレームが入ってしまうこともあります。

    使いやすさと生活動線

    いくら非日常を感じられる空間とはいえ、ある程度の実用性も考慮して設計したいところ。

    あまりにもこだわりを重視しすぎると、

    ✓使いずらい
    ✓移動が大変
    ✓掃除やメンテナンスが面倒


    などの理由で、結局使わなくなってしまうことも。

    月々の維持コストや使い心地を事前にイメージしつつ、実用性と非日常感のバランスをとることが大切です。

    露天風呂はどこに作る?おすすめの場所と注意点

    アウトドアリビングのある家

    実際に注文住宅で露天風呂を作る場合、家のどこに設置するのがベストな選択なのでしょうか?

    ここからは露天風呂の設置に適した場所と設計時の注意点を解説します。

    広大な庭に本格的な露天風呂を作る

    露天風呂といえば庭をイメージする人が多いと思います。

    広大な庭スペースを確保できるなら、予算次第で温泉旅館さながらの豪華な露天風呂を作ることができるでしょう。

    広さ・素材・デザインなどを自由自在に組み合わせられるのが最大のメリットです。

    場所的に目隠し対策は必須なので、プライバシーを考慮して作ることが大切。

    豪華にすればするほど莫大な施工コストがかかるので、予算にはくれぐれも注意しましょう。

    オープンテラスで眺めの良い露天空間に

    テラスやバルコニーに露天風呂を作ってしまうのもありです。

    2階部分に作ればプライバシー対策をしやすく、景色の良さも楽しめる空間が完成します。

    室内から直接アクセス可能な設計にできるので、脱衣スペースを確保しやすいのも嬉しいポイント。プライベート感満載の貸切露天風呂風にしたいならおすすめです。

    屋上スペースを天空のスパに改良

    最高の景観を楽しみたい人に向いているのが屋上の露天風呂。

    施工コストは高いですが、最高に贅沢な時間を過ごせるでしょう。

    ジャグジーを導入してスパやナイトプールのような雰囲気にもできるため、何かと自由度が高いです。

    目隠し対策は必要ないように思えますが、周囲に自分の家よりも高い建物がある場合、角度によっては丸見えになってしまうこともあるので注意。

    欠点は屋上まで行くのが面倒になりやすいこと。

    着替えや掃除などで居室と露天風呂を行き来することが多いので、建物の作りによっては移動が億劫になってしまう可能性があります。

    中庭の露天風呂ならプライバシーは万全

    中庭を作って露天風呂を設置するプランも有力。

    中庭は一面だけが屋外に面した「コの字型」と、全面が建物に囲まれている「ロの字型」の二つがあります。

    • コの字型
      解放感とプライベート空間を両立しやすいですが、庭に設置する場合と比べるとやや圧迫感を感じやすいです。
    • ロの字型
      外の景色こそ見えなくなりますが、目隠し対策は万全で100%プライベートな空間で露天風呂を楽しめます。

    どちらにもメリット・デメリットが存在するので、特徴を抑えたうえで設計を決めるのが良いでしょう。

    アウトドアリビングで遊び心溢れる露天風呂に

    リビングスペースに露天風呂を設置してしまう大胆な設計スタイルもあります。

    アウトドアリビングとは、リビングの一部が屋外にある空間のこと。

    部屋の一部を屋外と繋がるスペースにすれば、居住空間でありながら気軽に露天風呂を楽しめる夢のような空間が誕生します。

    開閉可能なガラス扉などを設置すれば、状況に応じて通常の浴室と露天風呂を使い分けすることも可能に!

    遊び心を取り入れやすいので、唯一無二のオリジナル空間を作りたい人にはおすすめです。

    工夫した設計で露天風呂気分を味わう方法を解説

    海が見える露天風呂
    Photo by Alex Bertha on Unsplash

    「本格的な露天風呂は施工コストがかかるのでちょっと…」という人は、浴室の設計を少し工夫するだけでも簡単に露天風呂気分を味わうことができます。

    注文住宅だからこそできる自由なデザイン実例をいくつか紹介します。

    大胆なガラス張りで解放感を演出

    通常の浴室は換気用の小さな窓が付いているのみで、目隠しの観点からぼかしガラスになっているケースが多め。

    露天風呂気分を味わいたいなら、面積の大きなガラス窓を大胆に設置し、解放感抜群の景観を楽しめる設計にするのがおすすめです。

    直接外には繋がっていないですが、外の景色を見れる大きな窓が付いているだけで非日常感は大幅にアップ!

    目隠し用のカーテンやブラインドを設置すればプライバシー問題も難なく解決します。

    開閉可能なタイプのガラス窓にすれば、状況に応じて露天風呂のように活用することも可能になります。

    天窓を付けて自然光と夜空を楽しむ

    星空のきれいな森
    Photo by Ryan Hutton on Unsplash

    注文住宅において天窓は珍しい設計ではありませんが、浴室に設置するとなると話は別。

    設計段階で間取りを工夫する必要はありますが、空を見上げながらゆっくりと過ごす贅沢なバスタイムを体験できます。

    太陽の光や輝く星空を見ながらお風呂に入ればリラックス効果もアップ。

    合わせて開閉可能なガラス窓を設置すれば、外の音や空気を感じながら解放的な気分に浸ることができるでしょう。

    注文住宅で大満足の自宅露天風呂を作ろう

    今回は注文住宅で自宅に露天風呂を作る方法や施工プランを解説しました。

    注文住宅であれば、こだわりと予算に合った設計プランで自由な家づくりが楽しめます。

    土地に広さによって露天風呂をはじめとした贅沢な設備も導入しやすくなるので、唯一無二の空間を作りたい人はぜひ一度検討してみましょう。

      ABOUT US

      cova
      「五感」と「空間提案」をテーマとする建築士。職人の手仕事が感じられるモノや空間は、視覚的な美しさだけでなく、触れた感触が心地よかったり、そこでの食事の味や音の響きにまで影響を与えるもの。机上で完結しない、現場でのインスピレーションを大切にしています。