新時代の暖炉!エコでスマートな「バイオエタノール暖炉」の魅力を紹介

    おしゃれな見た目と機能性を兼ね備えた「バイオエタノール暖炉」は、従来の暖炉よりも安価で、設置しやすく、環境に優しい高性能な暖炉として人気を集めています。

    煙突不要で設置できるので、都市部のリゾートマンションや賃貸アパートでも気軽に導入することが可能!

    今回はそんなバイオエタノール暖炉の特徴や、メリット・デメリット、設置タイプなどについて詳しく解説していきます。

    バイオエタノール暖炉とは?どんな燃料を使うの?

    バイオエタノール暖炉とは、植物性の燃料を使って火を起こすタイプの暖炉のことです。

    サトウキビ・トウモロコシといった植物性原料を発酵させて作るアルコール「バイオエタノール」を燃料として使うのが特徴。

    木材を燃やす必要がないので煙突を設置する必要がなく、燃えカスや有害物質が出にくいエコな暖房設備として知られています。

    また、暖房機能だけでなく、見た目もおしゃれでスタイリッシュな商品が多いのも魅力の一つ!

    卓上タイプから大型の埋め込みタイプまで、お部屋のインテリアに合わせて豊富なデザインとバリエーションを楽しむことができます。

    バイオエタノール暖炉のメリット

    バイオエタノール暖炉は、従来の暖炉と比べてどのようなメリットがあるのでしょうか。

    特徴・性能・価格帯などを比較しながら優れているポイントを解説します。

    煙突不要!工事も省けてマンションでも設置できる

    バイオエタノール暖炉はアルコール原料を使って火を起こすので、煙突を設置する必要がありません。

    家の広さや間取りに左右されないので、中古戸建て・アパート・マンションとどんな物件でも設置できます。


    取り付け工事も安く済む場合が多く、自分で簡単に設置できる商品が数多く出回っています。

    自作可能でオリジナルデザインも作れる

    小~中型くらいのサイズであれば、オリジナルの暖炉を作ることも可能です。

    暖炉の枠となる素材とセメントの囲い、移動のためのキャスターを組み合わせれば、部屋のインテリアに合ったバイオエタノール暖炉を作ることができます。

    外枠の製作やセメントの加工技術が必要になるので、DIY初心者は素直に市販の商品を購入するのも手。

    どうしてもオリジナルデザインにこだわりたい人は、難易度に合わせて好みの形をイメージしてみましょう。

    メンテナンスが楽に済む

    煙突の掃除や燃えカスの処理が必要ないので、日々のメンテナンスが楽に済みます。

    燃焼中に煙が発生しないため、常にクリーンな空気が部屋中を満たしてくれます。

    掃除は基本的に汚れを拭き取るのみで、使用時に燃料を取り換えるだけ!

    専門知識がなくても手軽に使える取り回しの良さも人気の理由です。

    おしゃれで美しい炎に癒される

    レストラン店内に置かれたエタノール暖炉

    自然の炎にはリラックス効果があるので、見ているだけで心が癒されます。

    火の揺らめきを眺めているだけでも、一種の瞑想状態に近い落ち着きを得られることが分かっています。

    おしゃれな炎は癒しのインテリアアイテムとしても最適で、疲れた心をゆっくりと満たしてくれるはず!

    何も考えずにボーっと火を眺めているのも、贅沢な時間の使い方といえるでしょう。

    特殊な工事が必要ないので後付けできる

    設置に特別な工事を必要としないため、暖炉の配置場所を考えずに家を設計できます。

    後付けでも好きな場所に配置できるので、中古物件や賃貸マンションでも工事なしで取り付けできます。

    エコで環境に優しい燃料

    植物性原料のバイオエタノールは環境に優しい素材で、燃焼時に燃えカスや有害物質を排出しないのが特徴です。

    電気・ガスも必要ないので、非常にエコな暖房設備として知られています。

    薪暖炉より価格が安い

    煙突付きの薪暖炉を設置する場合、本体価格と工事費用を含めて100~300万円程度の施工費用がかかってしまいます。

    バイオエタノール暖炉であれば、安価な卓上タイプで5~30万円、大がかりな埋め込みタイプでも100~200万円程度。

    追加の配管工事や煙突設置の施工も必要なく、本体価格のみでリーズナブルに購入できます。

    バイオエタノール暖炉のデメリット

    見た目と機能性に優れるバイオエタノール暖炉ですが、性能面では薪タイプの暖炉に劣る部分もあります。

    部屋全体の温め性能は薪タイプに劣る

    従来の暖炉と比較すると、部屋全体を温める効果は速度・範囲ともに劣ります。

    広い部屋であれば隅々まで温めるのに時間がかかるので、エアコンなどの暖房設備と併用して使うのがおすすめ。

    暖房設備というよりは見た目重視のインテリアアイテムなので、瞬時に部屋の温度を上げたい場合には不向きです。

    空気の入れ替え・換気が必要

    バイオエタノール暖炉は二酸化炭素と水蒸気を排出するために、”1〜2時間に1回程度の換気が必要”になります。

    燃焼中は定期的に窓を開けて小まめな空気の入れ替えを心掛けましょう。

    新鮮な空気が少ないと、火が消えてしまったり、火力が弱くなったりする可能性があります。

    裸火のままなので火事の危険性がある

    おしゃれな見た目からついつい忘れがちですが、暖炉から出ているのは紛れもない本物の炎。

    一応火よけのカバーは付いていますが、使用時の取り扱いには十分注意しましょう。

    特に小さな子どもやペットがいる家庭は、手の届きにくい場所に設置するなどの工夫が必要不可欠。家具やカーテンへの引火にも気を付けて使用しましょう。

    バイオエタノール暖炉の種類

    バイオエタノール暖炉は、設置タイプによってさまざまな種類の商品が販売されています。

    大きさ・デザイン・価格帯はブランドによって多種多様なので、お部屋のインテリアに合った商品を探してみましょう。

    テーブルでも使える置き型タイプ

    設置難易度の低い置き型タイプは、大きさによって価格帯が大きく異なります。

    手軽に使える卓上タイプは持ち運びできるほど軽いので、気分によって設置する部屋を変えられるのが魅力。

    一部ではアウトドアシーンでも使える頑丈なタイプも販売されています。

    少し大きめの置き型タイプは、本格的な暖炉が欲しい人にぴったりのアイテム。

    大きくなればなるほど暖房性能も上がるので、設置する部屋の広さに合わせて選びましょう。

    ビルトインタイプ

    マンションにビルトインされたエタノール暖炉

    ビルドインタイプとは、その名の通り”壁に埋め込むタイプの暖炉”です。

    従来の暖炉と同じような本格的な見た目と迫力を味わえるのが最大の魅力!

    設置工事は必須ですが、費用が本体価格に含まれている場合もあり、比較的安く設置できるケースが多いです。

    横に長い特殊な形状の暖炉を設置できたり、位置を上下左右に微調整できたりと、配置の自由度が高いのも特徴です。

    その分本体価格はかなり高くなりますが、スタイリッシュな部屋を作りたい人にはおすすめです。

    バイオエタノール暖炉を選ぶときのポイント

    バイオエタノール暖炉を購入するときは、どんなポイントに気を付けて商品を選べば良いのでしょうか。

    選び方のポイントを2つの側面から解説します。

    サイズや形で選ぶ

    インテリア初心者の場合は、設置タイプや形、大きさを重視して選ぶのがおすすめです。

    設置したい部屋をイメージして、広さとインテリアにぴったり合ったサイズを選びましょう。

    大きすぎると圧迫感を感じてしまい、逆に小さすぎると暖房効果が弱くなってしまいます。

    大きさや形だけでなく、デザイン性も重視して雰囲気のバランスを整えるのが鉄則です。

    機能・用途・設置場所で選ぶ

    外にあるエタノール暖炉

    暖房機能を重視する場合は、性能や機能性をポイントに選ぶのも良いでしょう。

    暖炉の大きさに比例して暖房性能が上がっていくので、価格と性能のバランスを見極めるのが大切になります。


    設置場所が決まっていて、暖炉もセットでコーディネートしたい場合はビルドインタイプがおすすめ。

    小まめに持ち運びできる小型暖房として利用したい場合は卓上タイプがおすすめです。

    バイオエタノール暖炉で癒しのある暮らしを実現しよう

    寝室に置かれたエタノール暖炉

    今回はバイオエタノール暖炉の特徴や魅力を解説しました。

    高価で贅沢な暖房設備という印象の強いバイオエタノール暖炉ですが、実際に導入すると、炎が持つ独特の癒し効果と美しさに惚れ惚れする人は多いはず!

    原始的な火の光で生活をおしゃれに彩りたい人は、ぜひ購入を検討してみてくださいね。