温かな光が美しいPH80|特徴・魅力・コーディネート例を紹介

    PH80は、デザインを担当したポール・へニングセンの生誕80周年を記念し、1974年に発売開始となったフロアランプです。

    北欧インテリア好きなら一度は目にしたことのある「PH5」と同じシリーズであり、多くの人から愛され続ける名作の一つです。

    この記事では、PH80の魅力や創作の歴史、インテリアの活用アイデアについて詳しく解説します。

    PH80とは?

    PH80のある空間

    PH80はデンマークのデザイナー「ポール・へニングセン」が手掛けたフロアランプです。

    彼は照明器具のデザインに数学的なアプローチを取り入れ、完璧な作品にこだわり続けました。

    PH80は30種類ある3枚シェードシリーズの一つ。ポール・へニングセンの生誕80周年を記念して、1974年に北欧デザインを代表するブランド「ルイス・ポールセン」が発売を開始しました。

    モデル名の数字は、生誕80周年に因んで付けられています。

    同じPHシリーズの製品名の数はシェードの直径を表していますが、PH80は例外です。

    赤と黒のコントラストにうっとり

    PH80のある空間

    PH80の大きな特徴は、トップシェードの内側の赤色です。

    点灯すると柔らかい光が、部屋全体を温かい光で包み込みます。

    絶妙なグラデーションは、貝殻の渦巻といった、自然界でも多く見られる「対数螺旋」を用いたデザインのシェードによって実現しています。

    手元はちゃんと明るいのに眩しくない完璧な光に、ポール・へニングセンの才能を感じるでしょう。

    また消灯時も赤と黒のコントラストが美しく、オブジェのように目で見て楽しむことも可能です。

    置いているだけでインテリアが引き立つデザインは、ため息がでるほどの美しさ。トップシェードは取り外せるので、ランプ交換が簡単におこなえるのも嬉しいポイントです。

    完璧な光を追求し続けたポール・へニングセン

    ポール・へニングセンは1964年にデンマークのコペンハーゲンに生まれました。

    シェードの曲線に対数螺旋を取り入れた最初の人物であり、生涯において約500種類もの照明を製作。北欧好きなら一度は目にしたことのある名作「PH5」の生みの親として有名です。

    またデザイン界において大きな影響をもたらしたことから「近代照明の父」とも呼ばれています。

    ランプはただ明るく照らすだけの道具ではなくデザインや光の質、使用感など、あらゆる要素を兼ね揃えていることが重要だと考え、理想の光を追求し続けました。

    建築家としてキャリアをスタートさせた後、照明に関心をもつようになります。

    そして1925年に開催された「パリ工芸博覧会」に先立つ照明プロジェクトでの入賞がきっかけとなり、ルイスポールセンとのコラボレーションがスタート。

    PHの最初の複数シェードのランプは、パリで開催された展覧会に向けて共同で製作されました。両者の協力関係はメーカー発展の基盤となり、へニングセンが亡くなる1967年まで続きました。

    PH80のコーディネートアイデアを紹介

    PH80は、シェードの内側の赤が生み出す優しい光が魅力。

    ここからは、実際のコーディネートアイデアを4つご紹介します。

    空間に温もりをプラスしたい人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

    コーナーに配置して雰囲気アップ

    PH80のある空間

    PH80は部屋のコーナーにレイアウトするのがおすすめです。

    温かみを感じるソフトな光が上下に広がり、部屋全体の雰囲気がアップ。ソファやラウンジチェアのサイドにくるよう設置すれば、くつろぎ空間が完成します。

    乳白色のシェードと内側の赤、トップカバーとベースの黒といった色のバランスが絶妙。

    置いているだけで絵になるので、眺めて楽しんでも良いですね。

    温もりある光は和室にもマッチ

    PH80のある空間

    PH80は和室に置いても馴染みます。

    シェードの赤がもたらす優しい光は、畳との相性も抜群です。

    部屋のコーナーやローテーブル、チェアなど過ごす時間が長いスペースの横にレイアウトすれば、簡単に雰囲気がアップ。モダンな印象が漂う、落ち着いた空間が完成します。

    書斎に配置して自分だけの空間に

    PH80のある空間

    ラウンジチェアと組み合わせて、書斎で活用するのもおすすめです。

    一人掛けの椅子は「スワンチェア」や「エッグチェア」など北欧ブランドの家具を選ぶと、照明のデザインがより引き立ちます。

    しっかりと手元を照らしてくれるので、のんびり本を読みたいときにも最適。

    日常の喧騒をはなれ、自分だけの贅沢な時間を満喫できます。

    PH5と組み合わせる

    PH5とはPH80と同じ3枚シェードシリーズであり、現代も多くの人から愛されるペンダントランプです。

    下方と水平方向に柔らかな光を拡散し空間に広がりをもたらすので、ダイニングテーブルの上に吊るすのにぴったり。

    座ったときの頭の高さに合わせて低めに設置(テーブルトップから60~70cmの高さ)すると、手元がしっかり明るくなります。

    壁や床にも灯りを届けるPH80と組み合わせて使用すれば、へニングセンが理想とした上質な空間を体感できるでしょう。

    PH80のシェード裏の赤が生み出す光を堪能しよう

    PH80のある空間

    この記事では、PH80の魅力について詳しくご紹介しました。

    PHシリーズに共通する緻密に計算されたデザインのシェードによる柔らかな光は、美しさだけでなく使い心地も抜群です。

    必要な場所をしっかり照らしながら優しい影を生み出す卓越した技術は、へニングセンの努力の結晶。PH80を取り入れて、シェードの赤がもたらす温かい光を堪能してくださいね。

      ABOUT US

      さときちセールスマネージャー
      大手住宅メディア出身の工務店オタク。工務店の家づくりの魅力を広めるために東京から2時間かけて通勤。趣味は愛犬キャバリアと北欧家具を愛でること。最近の悩みは椅子を買いすぎて妻に「あなたは何人家族ですか?」と言われること。