リトリートで癒やされたい!自分と向き合う時間をつくる4つの方法

    欧米ではすでに人気があり、最近では日本でも聞かれるようになった「リトリート」。

    忙しい現代人が無意識にため込んだストレスを解放する、心や体のケアとして注目されています。

    この記事では、リトリートの意味や効果、日常にリトリートを取り入れる方法などを解説していきます。

    「ゆとりのない日々を送っている」「息抜きをしたいな」と感じているなら、ぜひリトリートを体験してみましょう。

    リトリートとは?

    「リトリート」とは、自分に意識を向けること、ゆっくりした時間を過ごすことです。

    英語で表記すると「Retreat」で、「避難」「隠居所」「後退する」という意味の言葉です。
    もうひとつリトリートの起源とされるのは「Retreatment」で、「再治療」を意味します。

    これらのことから、いつもの忙しい生活から離れる、休息を取るということを目的とした行為を「リトリート」と呼んでいます。

    一般的な旅行との違い

    旅行は一般的にリフレッシュするための手段として使われますが、リトリートとは目的が異なります。

    旅行では「娯楽」「体験」を目的とすることが多く、リトリートは「自分を見つめ直す」「非日常生活に浸る」ことを目的としています。

    ヒュッゲやフィーカとの違い

    リトリートと同じように、リラックスしたり休息したりする方法として、北欧ではヒュッゲやフィーカという習慣があります。

    しかしリトリートとは目的が異なります。

    • ヒュッゲ:リラックスした空間や屋外で、家族や大切な人と過ごす
    • フィーカ:短時間でも人と会って談笑する習慣、休息

    ヒュッゲやフィーカは、人とのコミュニケーションを目的としています。

    それに対してリトリートは、自分に関心をむけて過ごすことを目的とします。

    メンタルヘルスは3Rから4Rへ

    メンタルヘルスの分野では、従来3Rが提唱されてきましたが、近年ではRetreatmentを追加した4Rが重視されてきています。

    1. Rest:休息、休養、睡眠で肉体の疲労を解消する
    2. Recreation:趣味娯楽や気晴らしなどで楽しい時間を過ごし、気分転換する
    3. Relaxation:ストレッチ、音楽などで緊張をほぐす
    4. Retreatment:日々の暮らしから離れた環境で心身を癒やす(転地療養)

    ライフスタイルの多様化による、ストレスの種類の変化に対応する形で、リトリートは注目されるようになったのです。

    リトリートで得られる効果

    ここではリトリートをすることで期待できる効果や変化について紹介していきます。

    自分と向き合う時間を作れる

    リトリートを取り入れると、自分自身としっかり向き合う時間を作れます。

    忙しさによって本来の自分や人間関係などを後回しにすることが多いなら、日常生活を離れることで心身をリフレッシュしたり、ストレスを忘れたりして、新たな心持ちをつくれます。

    人とのつながりを感じられる

    リトリートで気持ちに変化があると、新たな出会いや発見、さまざまなコミュニケーションを受け入れられる心が育つでしょう。

    対人関係に感じていた緊張が、少しずつ解けていく感覚を体験できます。

    未来に対して前向きになれる

    リトリートによって自分を取り戻し、気力が満ち足りていれば、マイナスにとらえていた未来に対しても前向きになれる可能性があります。

    人との関係性も変化し、これまでとは違った視点を獲得できるでしょう。

    すぐにできるリトリートの実践方法

    ここで紹介するリトリートの実践方法は、ひとりでも気軽にできることばかりなので、時間を見つけて実践してみてはいかがでしょうか。

    日本で手軽に楽しめる「温泉」

    温泉

    リトリートを日本でできる過ごし方の代表は、のんびりと温泉につかることです。

    温泉は昔から、怪我や病気の治療に使われてきました。

    温泉に入れば心身ともに緊張をほぐすことができ、リフレッシュする効果があります。

    自分の体をいたわることで、ストレス解消にもつながります。

    呼吸を整える「ヨガ」

    ヨガ

    ゆっくりとしたポーズや呼吸法を行うヨガも、リトリートの代表的な過ごし方です。

    ヨガは自分の呼吸を意識しながら動き、体の奥から整えていきます。

    インドでは修行として行われているものであり、生活習慣や思想にも通じています。

    深い呼吸を繰り返すことで、リラックス効果が高まります。

    脳と心をリラックスさせる「瞑想」

    瞑想

    瞑想は、自分の呼吸やロウソクなどに意識を集中させることによって、脳や心をリラックスさせます。

    近年ではビジネスマンやスポーツ選手にも取り入れられ、心身をニュートラルな状態にすることで、パフォーマンスを最大化させる効果があるとされています。

    瞑想することによって、日常の雑念から解放され、不安やストレスが減少するでしょう。

    自然の力を借りる「森林浴」

    森林

    森林浴をすると、疲労回復や睡眠改善などのさまざまな効果があるといわれています。

    リラックスすると副交感神経が優位になり、ストレスを軽減していきます。

    さらに視覚や嗅覚からも、人体にさまざまな影響を及ぼす物質を取り入れられるという研究もあり、健康向上への効果が期待されています。

    リトリートを生活に取り入れる方法

    ここではリトリートを生活に取り入れるための、具体的な方法を紹介します。

    リトリートには決まりやマニュアルはありません。

    自分自身がやってみたいこと、心からリラックスできると思えることをすることが大切です。

    デジタルツールをオフにすることも忘れないようにしましょう。

    予定を立てずに過ごす日を作る

    どこか特別な場所に行かなくてもできるリトリートは、予定を立てずに過ごす日を作ることです。

    予定やスケジュールに追われる生活をいったん止めて、気の向くままに興味があることを体験してみてください。

    心身をリセットし、本来の自分の姿を取り戻していくのが、究極のリトリートといえるでしょう。

    ファスティング・断食で体をリセット

    心身をリフレッシュさせる方法として、ファスティングやゆるやかな断食もおすすめです。

    ファスティングや断食で期待できる効果は、食べすぎている現代人の消化器官の過剰な働きを抑えて、リズムを整えることです。

    食事しない時間を過ごすことで、胃腸に集中していた血流が流れ出し、脳が活性化して思考がクリアになるともいわれています。

    本格的な断食はひとりで行うのは危険なので、短い時間でもできるファスティングから始めるといいでしょう。

    デトックス効果のあるヴィーガン料理に挑戦

    リトリートは自分の全てと向き合うことが目的なので、食事にもこだわりましょう。

    季節や地元の食材、無農薬やオーガニック野菜を使った料理などを取ることで、体の中からリセットしましょう。

    さらにこだわるなら、注目されているヴィーガン料理に挑戦するのもいいでしょう。

    動物性食品を取らないヴィーガン料理は、脂質やコレステロールを抑える効果があり、内臓だけでなく美肌にも効果があります。

    別荘・二拠点生活で非日常を過ごす

    リトリートを実践する方法として、週末だけ別荘を利用する二拠点生活もおすすめです。

    自然が豊かな場所に別荘を持つことで、手軽に森林浴や温泉などに行き、リトリートを取り入れられます。

    予約しなくても非日常空間に足を運べる別荘を持つことは、リラックスやリフレッシュできる場所を生活に組み込める魅力があります。

    忙しい日々で抱えるストレスを、定期的に減少することが可能でしょう。

    リトリートは自分を取り戻す大切な時間

    寝転がる様子

    ここまで、リトリートの意味や効果、日常にリトリートを取り入れる方法などを解説してきました。

    日々のストレスがたまって、気持ちに余裕がなくなったと感じたら、リトリートを実践する合図です。

    長期休暇は取れなくても、週末だけのリトリートで、頑張る自分をいたわりましょう。