北欧インテリアをグレーでモダンに|コーディネートのコツを紹介

    グレーは北欧インテリアの色合いとも相性がよく、利便性の高い色です。

    無彩色で印象の強い色ではありませんが、インテリアに取り入れることでシックでスタイリッシュな雰囲気を演出できます。

    グレーには、青みがかったブルーグレーと、ベージュとグレーの中間色であるグレージュなど、微妙に色合いが異なります。

    グレーをインテリアに取り入れることで空間に奥行きを感じさせ、繊細さや上品さを表現できます。

    この記事では、北欧インテリアにグレーを上手に取り入れる方法を詳しく解説します。

    グレーを上手に使いこなせれば、部屋全体の印象がワンランクアップしますよ。

    北欧インテリアでグレーを組み合わせるメリット

    リビング

    北欧インテリアの特徴は、シンプルでナチュラルなスタイルです。

    森と湖が印象的な北欧の風景や、動植物をモチーフにしているデザインが多くあります。

    自然が持つ力強さだけでなく、しなやかさや儚げな可憐さがデザインされているのも魅力でしょう。

    グレーが持つ繊細なニュアンスは、北欧のひんやり澄み切った空気を感じさせます。

    ナチュラルな素材感を活かした北欧インテリアと繊細なグレーが組み合わさることで、センスを感じさせる空間をつくり出せます。

    北欧インテリアのテイストでグレーを取り入れる

    グレーのインテリアを取り入れる前に、色合い・彩度・明度を決めましょう。

    いろいろなタイプのグレーがあり、インテリアのテイストによって相性のいいグレーがあります。

    ここでは、テイストごとにどのようなグレーが取り入れやすいか解説します。

    ナチュラルテイストに取り入れる

    リビング

    優しい風合いを活かしたナチュラルテイストの北欧インテリアは、非常に人気があります。

    ナチュラルテイストと相性のいいグレーは「明るいグレー」や「明るいグレージュ」です。

    グレージュはほんのり黄味がかった色で、木目の美しい北欧家具などともマッチする色合いです。

    だんご

    クッションやラグなどのファブリックにグレーを使うと、優しく上品な雰囲気を演出できるでしょう。

    モダンテイストに取り入れる

    リビング

    グレーをモダンに取り入れるのであれば「ブルーグレー」や「暗めのグレー」などのシャープな色合いがおすすめです。

    金属やプラスチック素材のアイテムとも相性がよく、無機質で近未来的なデザインや、個性的な家具ともなじみます。

    黒や白と合わせてモノトーンを徹底しても、センスのいいグレード感のある空間が演出できるでしょう。

    和風モダンテイストに取り入れる

    北欧インテリアと和モダンを融合させるには、日本の伝統色にもある「ブルーグレー」や緑がかった「モスグレー」がおすすめです。

    グレーはシンプルでミニマムな印象があるため、和テイストの強いアイテムやモチーフを合わせてもインパクトが出すぎず全体をまとめてくれるでしょう。

    北欧インテリアをグレーでコーディネートする

    グレーがもつ印象は「無機質でモダン」と「洗練された上品さ」です。

    北欧インテリアにグレーを活かしてセンスのいい部屋づくりをするには、どのような方法を実践すべきでしょうか。

    リビングで取り入れる

    リビング

    リビングでグレーを使う場合は、壁やソファーに取り入れましょう。

    広い壁の一部や全面をグレーにすると、一気にスタイリッシュな空間ができ上がります。

    薄いグレーでは優しくナチュラルな雰囲気に、濃いグレーでは個性的でモダンな雰囲気になるでしょう。

    だんご

    どちらもやや無機質な印象となるので、観葉植物やナチュラルなインテリアなどで温かみをプラスするのもおすすめです。

    グレーのソファーを選択すれば、北欧の空気を感じさせる繊細で雰囲気のあるリビングができあがります。

    フレームの木目の色合いを考慮しながら、クッションやファブリックの色でアクセントカラーを入れるなど、色合いのバランスを取るといいでしょう。

    キッチンで取り入れる

    キッチン

    キッチンに置かれている家電は黒や白のものが多く、キッチンツールもシルバーアイテムが多いため、グレーとの相性はいいでしょう。

    おすすめは、グレーの食器や収納アイテムを合わせることです。

    キッチンに置くものはできるだけモノトーンのアイテムでそろえると、モダンでスタイリッシュな印象になります。

    色味があるものはグレーの収納アイテムにしまい、使うときだけ取り出すようにすると、色味が多くならないで済むでしょう。

    ベッドルームで取り入れる

    ベッドルーム

    ベッドルームは落ち着いた雰囲気を取り入れ、ゆっくりリラックスできる空間にしましょう。

    グレーをベッドリネンや壁面に使うと、爽やかで静かな印象になります。

    だんご

    ベッドリネンを「濃いグレー」や「薄いグレー」にすることで洗練された大人のベッドルームになり、ホテルのような雰囲気を楽しめるでしょう。

    ランドリールームで取り入れる

    ランドリールーム

    ランドリールームもホテルのような佇まいにできると、ラグジュアリー感を味わえます。

    白を基調としたランドリールームに、戸棚の壁だけをダークグレーにして真っ白なタオルを収納すれば、まるで高級ホテルのような空間に。

    また白い棚にグレーのタオルを重ねたり、グレーの収納ボックスをそろえたりすると、ナチュラルで癒やされる空間を演出できます。

    書斎で取り入れる

    書斎

    書斎はグレーの力を借りて、シックで落ち着いた印象にしましょう。

    例えば、椅子のファブリックやデスクの上にあるアイテムを、濃いグレーでそろえてみてはいかがでしょうか。

    黒が多い筆記アイテムと一緒にグレーの書類ケースやランプなどを置くと、散らかりやすい机回りも統一感が出るでしょう。

    北欧インテリアでグレーの要素を足す

    北欧インテリアと一緒に置くアイテムをグレーにすると、どんな印象になるでしょうか。

    ここでは、インテリアにメリハリやインパクトをつけられる、グレーを使ったアイテムを紹介していきます。

    カーテンを使う

    カーテン

    カーテンは面積が広く、インテリアの印象を左右するアイテムです。

    北欧風デザインの柄がプリントされたカーテンも多く、取り入れやすいのでおすすめです。

    グレー系のプリント柄であればそれほど主張も強くないため、程よいアクセントになるでしょう。

    淡いグレーのカーテンを選ぶと、空間が広く見えるため部屋を広く見せたい場合におすすめです。

    モノクロ写真を使う

    モノクロの写真やアートポスターも、北欧インテリアと相性がいいアイテムです。

    黒のフレームをそろえて複数の写真を規則正しく飾るだけで、都会的な空間が完成します。

    インテリアやファブリックもグレーでそろえられた部屋に、大きさの違うモノクロ写真やアートポスターを整然とディスプレイすると、ヨーロッパのような家ができあがります。

    ファブリックを使う

    リビング

    北欧インテリアをおしゃれに見せるテクニックとして、ファブリックを使う方法があります。

    濃いグレーのブランケットやクッションを、ソファーの上に無造作においてみましょう。

    だんご

    ソファーや椅子の上にグレーのシープスキン(羊の毛皮 )をかぶせると、より北欧らしい雰囲気が演出できます。

    観葉植物を使う

    ワークスペース

    北欧インテリアにグレーのアイテムを合わせると、無機質でシャープな印象をつくり出せます。

    クールで近寄り難い雰囲気も素敵ですが、そこに観葉植物を置くとちょうどいいアクセントとなり、おしゃれ感をよりアップさせます。

    またガラス製の花器に植物を飾ることで雰囲気がでて、センスが光る空間を作り出せるでしょう。

    北欧インテリアとグレーは相性のよい組み合わせ

    ダイニング

    今回は、北欧インテリアにグレーを上手に取り入れる方法を解説しました。

    北欧デザインのインテリアとグレーを使ったコーディネートには、モダンで繊細な雰囲気を簡単に作り出せるチカラがあります。

    まずはどんなテイストにしたいか、どんな家具を使いたいかなどを検討してみましょう。

    北欧テイストをより強調するならば、ファブリックを上手に取り入れるのがおすすめです。

    さらにグレーに合わせる色数を少なくすると、より洗練された空間づくりができます。

    グレーを使いこなして、魅力的な北欧インテリアをつくり出してみましょう。