曲線美を意識して作られたルネソファは、新進気鋭の北欧デザイナー「ハイメ・アジョン」が手がけたモダン北欧家具の一つ。
優しい見た目の中に宿るどこか彫刻的な造形は、北欧家具の歴史に新たな可能性を見出しています。
この記事では、柔らかいフォルムが美しいルネソファの魅力やコーディネート例について紹介します。
目次
ルネソファとは?
ルネソファは、北欧家具メーカーの老舗「Fritz Hansen(フリッツ・ハンセン)」が2017年から販売しているソファです。
デザイナーはハイメ・アジョン。
ルネソファの「ルネ(Lune)」とは、デンマーク語で「過ごしやすい気温や快適さ」を表しています。
名前の通り、座った人を快適でくつろいだ気持ちにさせてくれる優しい形状のソファです。
どの角度から見ても美しい曲線が魅力
ハイメ・アジョンが手掛ける家具の最大の特徴は、どの角度から眺めても美しいなだらかな曲線美にあります。
ルネソファも例外ではなく、上品で美しいカーブが独特の魅力を放っています。
角のない優しい見た目は遊び心に溢れており、一つ置くだけでどんな部屋でも穏やかに過ごせるリラックス空間に早変わりします。
ゆったりと腰を落ち着けるように設計された座面も魅力!
コンパクトな2人掛けでも座面の面積が広いので、足をゆったり伸ばして座ることができます。
部屋に合わせて選べるサイズと形状
ルネソファのもう一つの特徴は、サイズと形状の豊富さです。
2シーター(2人掛け)から6シーターまであり、コーナーソファやシェーズロングユニット(片肘の長いソファ)を使ってL字型にすることもできます。
座面や背もたれの素材にはファブリック(布地)やレザーが用いられ、布地は17種類・600色以上、レザーは3種類・10色から選べます。
足の部分はアルミニウムのほか、オーク材のナチュラルとブラックの3種類から選択可能。
フリッツ・ハンセンの公式サイトでは、色や素材を選び、イメージを写真で確認できるシステムがあります。
カラーバリエーションが非常に豊富なので、好みの色を選んでイメージを確認してみるのがおすすめです。
曲線デザインの家具と組み合わせると洗練された空間に
ハイメ・アジョンが手がけた「ロオチェア」や「フリチェア」のファミリーとして、同じコンセプトを掲げて作ったルネソファ。
テイストが統一されているので、同じ素材や色を組み合わせることで統一感のある空間デザインが可能になります。
また、ハイメ・アジョンがデザインしたダイニングテーブル「アナログテーブル」と組み合わせるのもおすすめ。
丸でも四角でもない独特のカーブが生み出す強い印象は、ルネソファの曲線美と見事に調和します。
ルネソファの導入事例を紹介
ルネソファはシンプルな形の中に上品な美しさがあり、豊富なサイズ展開も相まってコンパクトな部屋にも合わせやすいのが魅力です。
ここからは、実際にルネソファ使ってコーディネートしたお部屋のアイデア例を見てみましょう。
1人暮らしのシンプルコーディネート
1人暮らしの1LDKには、2シーターのルネソファがおすすめです。
昼間は忙しく働いている人にとっては、家にいる時間はなるべくゆったりと過ごしたいもの。
落ち着いた淡いグレーやオフホワイトのルネソファに木製の小さなローテーブルを配置すれば、見た目も温かく穏やかな雰囲気を演出できます。
イエローのルネソファを部屋のアクセントに
カラーバリエーションが豊富なルネソファ。
なかでもフリッツ・ハンセンが独自にデザインしたファブリック「クリスチャンハウン」のイエローは、上品な色合いでどの部屋に置いてもしっくりと馴染みます。
このイエローをアクセントカラーにして、同系色またはブラウン系の落ち着いたカラーのクッションを合わせてみましょう。
丸いローテーブルをサイドに置けば、自分だけのリラックス空間が完成します。
シェーズロングユニットを合わせてL字型ソファを楽しむ
大人の2人暮らしなら、シェーズロングユニットを使った3シーターのL字型ルネソファがおすすめ。
夫婦でゆったりと足を伸ばして座れます。座面が大きく設計されているので、人数が増えても心安らぐ家族団欒の時間を堪能できます。
ルネソファは空間に馴染みやすいグレー系やベージュ系のカラーを選んでしまいがちですが、インディゴ(藍色)も落ち着きのある上品なカラーです。
ソファサイドには背の高い観葉植物を置いてアクセントにするのも良いでしょう。
家族の集まるリビングコーディネート
子どもや高齢者がいる家庭では、大人数でも座れる6シーターのL字型ルネソファを配置するのも良いでしょう。
座り心地に優れたルネソファをリビングに配置すれば、家族間のコミュニケーションもスムーズに図れます。
家族が集まるリビングでは、温かみのあるベージュ系をチョイスしてみましょう。
遊び心がある色や柄のクッションを選べば、さらにおしゃれな雰囲気を楽しめます。
また、3シーターのルネソファに、ロオチェアやフリチェアを組み合わせたコーディネートもおすすめです。
チェアは同色で揃えても素敵ですが、子ども専用とわかるように、あえて色を変えてみるのも面白い発想です。
柔らかい印象を作れるルネソファで北欧テイストなお部屋に
この記事では、360度どこから見ても美しいフォルムのルネソファについて紹介しました。
ナチュラルで居心地の良い空間を演出できるルネソファは、どの部屋に置いてもしっくりとなじむ優しい形状が印象的。
加えて色やサイズのバリエーションも豊富です。
部屋のシンボルにもなるルネソファで、ぜひおしゃれな北欧コーディネートを楽しんでくださいね。