String Furniture(ストリング ファニチャー)は、スウェーデン発のインテリアメーカーです。
見た目と機能性に優れた家具を、数多く手掛けています。
なかでも、幅広いカスタマイズが楽しめる壁面収納システムは、北欧を中心に世界中で愛され続けています。
この記事では、String Furnitureの特徴や魅力、シリーズについて解説します。
目次
String Furnitureとは?
「String Furniture(ストリング ファニチャー)」とは、スウェーデンを代表するインテリアメーカーです。
シンプルながらも美しく、機能性に優れた家具を製作しています。
特に代表的なのが、使う場所や目的に合わせて、自由にカスタマイズできる収納シェルフです。
住宅や会社、商業施設など、さまざまな場所に取り入れられ、世界中で高い評価を受けています。
String Furnitureの魅力
String Furnitureの製品の魅力は、アレンジのしやすさにあります。
パーツはもちろん、素材や色もバリエーションが豊富です。
多くの選択肢の中から、ライフスタイルや使うシーンに合わせて、柔軟に組み合わせられます。
たとえば、引っ越しによって住む家が変わったり、子どもが生まれ家族の人数が増えたりしても、使いやすいように組み替えることが可能です。
またシンプルなデザインもString Furnitureの特徴のひとつ。
流行や好みに左右されず、長い間愛用できます。
そのほかにも、簡単に組み立てられたり、薄型梱包で輸送コストが抑えられたりなど、人や環境に配慮されているのも魅力です。
String®の歴史
建築家「ニルス・ストリニング」とデザイナー「カイサ・ストリニング」夫妻がデザインした、スウェーデンのモジュール式収納ブランド 「String®」。
世に認められたのは1949 年のことです。
その年に開催されたボニエの公共図書館の本棚コンペで受賞し、1950年代にはスウェーデンの家庭の定番家具として世間に広まりました。
その後も国際的なデザイン賞「ミラノ・トリエンナーレ」での金賞受賞や、デザイン博覧会「H55」での展示などを通して、大きな発展を遂げます。
2004年には現在のモジュールシェルフ「String®」が誕生。
ラインアップの見直しや新機能の開発などを経て、よりモダンで機能的なシステム収納へと進化しました。
二人は亡くなるまで新しい家具のデザインを続け、2005年に生前最後の作品となる「String® Pocket」を発表しました。
壁掛け収納String®の4つのシリーズ
壁掛け収納の「String®」は、北欧デザインの象徴ともいえる存在です。
この章では、String®の4つシリーズについて、特徴や魅力を紹介します。
1:String® System
「String® System」は1949年から発売がスタートした、String®のクラシックシリーズです。
サイドパネルとパーツを自由に組み合わせて、オリジナルの収納を作れます。
規格は幅60cmと80cm、奥行き20cmと30cm。
これらのサイズは創業から変わっておらず、ライフスタイルが変化しても柔軟に対応できます。
またオプションパーツが豊富なのも、魅力のひとつです。
使い勝手はもちろん、インテリアのテイストに合わせたコーディネートが楽しめます。
1954年にはサイドパネルにアクリル樹脂を使用した「プレックスパネル」が誕生しました。
アクリルの透明感により、軽やかな印象に仕上がります。
2:String® Pocket
2005年にニルス・ストリニングによってデザインされた「String® Pocket」シリーズ。
取り入れやすいサイズ感であることから、この名前が付けられました。
String® System収納とは異なり、サイドパネル2枚と棚板3枚からなるセット商品であることが、String® Pocketシリーズの大きな特徴です。
寸法は高さ50 cm、幅60 cm、奥行き15 cm。
リビングやキッチン、玄関などのちょっとした壁面のスペースを活用したい場合に向いています。
3:Works
「Works」は名前の通り、オフィス環境のために作られたシリーズです。
会社はもちろん、自宅のワークスペースで使用するのにもぴったり。
Worksシリーズはデスク、モバイルキャビネット、フリースタンドシェルフで構成されています。
そのほかにも、幅広いラインアップがそろっています。
- スタンディングデスクとしても使える昇降式のワークデスク
- 書類整理に役立つファイリングキャビネット
- 防音効果が期待できる布製スリーブ
4:Museum
「Museum」シリーズは、ストックホルムの建築デザインスタジオ「TAF Studio(タフ スタジオ)」とのコラボレーションから誕生しました。
ストックホルムにある国立美術館のリニューアルオープンに向けてTAF Studioが手掛けたデザインの中に、String Furnitureのために設計されたコンソールシェルフ「Museum NM&.045」があります。
このシェルフは現在、美術館が所蔵している作品が収められていますが、小物や雑貨を飾って家庭で使うのもおすすめです。
そのほか昇降式のサイドテーブルやベッドサイドテーブル、パソコン用のテーブルなど、使いたい場所に気軽にレイアウトできるアイテムが豊富です。
String®シリーズの導入事例
ここからは、String®シリーズの導入事例をいくつか紹介します。
長く使えるフレキシブルな収納を目指している人は、ぜひ参考にしてみてください。
好きな雑貨や小物をディスプレイして
String®シリーズは、飾りながら収納したい場合にぴったりです。
ダイニングやリビングといった目に付く場所に取り付けて、好きな小物を飾りましょう。
フラワーベースやフォトフレームといった雑貨だけでなく、よく読む本をラフに積み重ねて置くのもおすすめです。
String® Pocketであれば玄関や寝室、子ども部屋など、コンパクトな空間にも配置しやすいでしょう。
キッチンの見せる収納と隠す収納に
効率的に作業したいキッチンでも、String®シリーズが活躍します。
見せる収納と隠す収納をバランス良く組み合わせれば、生活感をカバーできるでしょう。
たとえば、おしゃれなデザインの調理器具や食器は、扉が透明の「ディスプレイキャビネット」に収め、あまり使わない調理家電などは木製扉のキャビネットに収納すると、すっきりとした印象に仕上がります。
自分だけのワークスペースを作って
String® Systemの「ワークデスク」を使い、自分だけの作業スペースを作るのもおすすめです。
String®シリーズは使いやすい場所に、使いやすいパーツを自由に配置できます。
物をスムーズに出し入れできるため、作業がはかどるだけでなく、整った状態を保ちやすいでしょう。
String Furnitureの収納シェルフはアレンジ自在
この記事では、スウェーデンのインテリアメーカーであるString Furnitureの特徴や魅力、商品シリーズについて紹介しました。
String Furnitureの製品は、使う場所や目的に合わせて、柔軟にカスタマイズできるのが魅力です。
フレキシブルな収納アイテムを探している人や、圧迫感のないスタイリッシュな収納が好みの人は、ぜひ押さえておいてください。
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