北欧と日本デザインが融合した101 COPENHAGENの魅力とは

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    北欧と日本の感性を融合したデザインで注目を集めている、デンマークのクリエイティブ集団「101 COPENHAGEN(ワンオーワン コペンハーゲン)」。

    70年代、80年代のエッセンスと現代の美学、さらにクラフトマンシップを組み合わせたスタイリッシュなデザインが魅力です。

    この記事では、101 COPENHAGENの魅力やプロダクトを詳しく紹介します。

    101 COPENHAGENとは

    101 COPENHAGENは北欧のライフスタイルに調和するデザインをつくるというビジョンをもとに、2017年に設立されたデンマーク発のブランドです。

    独特なたたずまいを持つデザインで、フラワーベース、照明、家具、食器、インテリアアクセサリーのプロダクトを展開しています。

    デンマーク×日本のデザイン

    101 COPENHAGENのデザインの中心には、北欧デザインの伝統だけでなく「日本の時代を超えた技術や素材へのアプローチ」が融合しています。

    ブランド創設者の一人、クリスチャン・ソフス・ハンセンはデンマーク王立芸術アカデミーと京都工芸繊維大学で学んでおり、日本の「侘び・寂び」に通じる軽やかな感覚を加えることで、他にはないデザインを作り出しています。

    インスピレーションはアートから

    101 COPENHAGENのプロダクトは、どれもアート作品のような斬新なデザインで作られています。

    時代の芸術・デザイン運動からインスピレーションを受けたデザインは、美学と機能性を重視したカタチを重視しています。

    そのため、実用面だけでなく創造的で視覚的インパクトを持つ101 COPENHAGENのプロダクトは、日常の空間をユニークなものにしてくれるのです。

    素材感と質感

    101 COPENHAGENのデザインは素材感と質感が特徴的です。

    高度な技術を持つセラミックメーカーと共作するフラワーベースは、彫刻的なフォルムを実現しています。

    他にも極上の手触りと彫刻的なデザインを融合するために、ハンドメイドでの生産にこだわっています。

    落ち着いた色彩

    101 COPENHAGENのプロダクトは、落ち着いたマットな色彩にもこだわって作られています。

    ホワイト・グレー・ブラックの他に、ブロンズやベージュなどのアースカラーを用いることで、スタイリッシュで個性的なフォルムもインテリアになじみやすくデザインされています。

    101 COPENHAGENのデザイナーたち

    101 COPENHAGENの創設者兼デザイナーはクリスチャン・ソフス・ハンセン、トミー・ヒルダール、後に参加したニコライ・ノデスボの3名です。

    クリスチャン・ソフス・ハンセンは北欧と日本を融合させる手法を、トミー・ヒルダールは素材と製造へのこだわりを持ち合わせています。

    さらにニコライ・ノデスボの革新的で機能的なデザインが絶妙に合わさり、造形的で高品質のデザインが生み出されたのです。

    101 COPENHAGENの代表シリーズ

    ここでは、101 COPENHAGENを代表するシリーズを紹介します。

    Sphere

    101 COPENHAGENのシグネチャーコレクションであるSphere(スフィア)シリーズは、彫刻のようなセラミック素材のフラワーベースです。

    丸形や台形と円筒形を組み合わせたフォルムは、古代中国の花器にインスピレーションを受けてデザインされました。

    大きさ・カラーのバリエーションがあり、なめらかな素材感とエッジを効かせた緩急あるデザインが魅力です。

    Cobra

    Cobra(コブラ)シリーズは、1960年代に西ヨーロッパで起きたコブラ芸術運動(前衛芸術運動)からインスピレーションを受けてデザインされたフラワーベースです。

    人間のような曲線が特徴のシルエットで、手でのスケッチをもとにしてデザインされており、有機的なフォルムに魅力があります。

    独特なフォルムはオブジェとしても活用でき、ブランドの中でもベストセラーのシリーズです。

    Bloom

    Bloom(ブルーム)シリーズは、花そのものの形をデザイン化したフラワーベースです。

    丸みのある花弁をいくつも組み合わせ、Bloom Vaseは花が咲く前、Bloom Trayは花が開いた様子をイメージさせます。

    インパクトの強いデザインのため、オブジェとしてインテリアの中心に置いても陰影が美しく際立ちます。

    Drop Chandelier

    Drop Chandelier(ドロップ シャンデリア)は、多数のランプシェードを枝のような細い真鍮でつなげた有機的なデザインが魅力の照明です。

    デンマークモダニズムが全盛だった1950年代の照明デザインからインスピレーションを受けています。

    8つのしずく型ランプシェードはそれぞれ角度を調節でき、機能性と柔軟性を備えています。

    101 COPENHAGENのプロダクト紹介

    101 COPENHAGENのデザインは、他にはない彫刻的で重厚感のあるフォルムと色彩が特徴です。

    高級感とスタイリッシュさが共存しており、一つあるだけで存在感があります。

    ここでは、101 COPENHAGENのプロダクトをカテゴリー別で紹介します。

    フラワーベースコレクション

    101 COPENHAGENのフラワーベースはセラミックで造形されたマットな質感と、オブジェのようなフォルムが魅力です。

    円や四角い石を立てかけたようなフォルムのGuggenheim(グッケンハイム)シリーズ、正円形の坪の影が伸びたようなOffset(オフセット)などは彫刻的なフォルムが独特な印象です。

    楕円球型ベースを4枚のプレートが支えるようなデザインのKyoto(キョウト)など、日本的な要素を感じさせるデザインもあります。

    立体感を楽しめるフラワーベースが数多くそろっています。

    照明コレクション

    101 COPENHAGENの照明はシンプルなパーツを絶妙に組み合わせることで、オブジェのようなフォルムを生み出しているのが特徴です。

    フラワーベースと同じフォルムに球体のランプを乗せたCobra(コブラ)テーブルランプや、セラミック本体の中心に球体のランプを組み合わせたSitting Man(シッティングマン)は、人の姿をデフォルメしたようなデザインが印象的です。

    また、大きさの違う丸いシェードを向かい合わせたDUSK&DAWN(ダスク&ドウン)は、まるで日食のような幻想的な光を楽しめます。

    家具コレクション

    101 COPENHAGENの家具は、テーブル、チェア、スツール、ベンチがありますが、どれもアースカラーで有機的なデザインが特徴です。

    太い円筒形の脚が重厚なBig Foot(ビッグフット)のテーブルシリーズや、背もたれからシートまでボリュームのあるToe(トウ)のラウンジチェアなど、ダイナミックなフォルムが美学を感じさせます。

    101 COPENHAGENの家具を使うことで、アート作品のようなインテリアを日常生活で楽しめるでしょう。

    アートピース

    壁面に飾れる新しいアートピースとして生まれた、Sculpt Wall Art(スカルプト ウォールアート)シリーズは、マットで硬質、立体的なデザインが特徴です。

    幅375mm・高さ520mm・厚さ100mmの3種類のカタチと、ダークグレーとコーヒー(ブラック)の色から選べます。

    再生新聞、砂、チョークパウダーによるコンクリートのような素材でできているため、約3.5kgと重厚感のある見た目よりも重さはありません。

    ビスを2ヶ所留めれば簡単に飾れるため、廊下や階段などの壁面でも手軽に装飾できます。

    侘び寂びを感じさせる101 COPENHAGENを日常に

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    今回は、101 COPENHAGENの魅力やプロダクトを詳しく紹介しました。

    101 COPENHAGENのデザインは日本の侘び寂びからインスピレーションを得ているため、シンプルで静けささえ感じられます。

    北欧デザインとの融合による機能性も兼ね備えているため、タイムレスで自由に使えるデザインが多くそろっています。

    スタイリッシュなインテリア空間を手軽に作りたいなら、101 COPENHAGENのプロダクトを取り入れてはいかがでしょうか。