モデルルームのようなインテリアを作りたい!理想の空間にする7つのテクニックを徹底解説

モデルルームのインテリアイメージ

    モデルルームのインテリアは、インテリアコーディネーターが家具の選定や配置・カラーリング・小物の選定など時間をかけてこだわり抜いた、完成度の高い空間です。

    誰もが憧れる空間ではありますが、自分で作るにはハードルが高いと感じますよね。

    しかし、コツさえおさえていればモデルルームのような空間が実現します。

    今回は、理想の空間を手に入れるために再現性が高い7つのテクニックを徹底解説します。

    モデルルームのようなインテリアを作る7つのテクニック

    完成度の高いインテリアにするには、自己流は禁物です。

    具体的な例も併せて紹介していきましょう。

    インテリアのテイストを決める

    インテリアのテイスト

    モデルルームのようなインテリアにするには、インテリア全体の方向性を決めるのが最も重要です。

    モデルルームは統一されたコンセプトがあり、それに沿って家具やカラー、小物などをコーディネートしています。

    つまり、インテリアテイストを決めて統一感を出せば、おしゃれで見栄えのよい空間になるのです。

    複数のテイストを取り入れてしまうと雑多な空間になるので注意しましょう。

    以下は人気のあるインテリアテイストの一例です。

    モダンテイスト

    都会的で洗練された印象を与えるテイストです。

    直線的なデザインのインテリアを使用し、スタイリッシュでシックな雰囲気が魅力。

    ホワイトやグレーなど無彩色かつ濃淡をつけるカラーを選べば生活感がなく落ち着いた演出になります。

    北欧テイスト

    北欧らしい温かみと自然のぬくもりがあり、ナチュラルで柔らかい印象を与えるテイストです。

    北欧の過ごし方をモデルに、家具や照明などは飽きがこないデザインと実用性を備えたインテリアを選ぶ傾向があります。

    また、あたたかみのある淡いカラーを使用するため、上品で明るい演出ができます。

    これらの特徴から、多くの人に支持されて人気があるテイストです。

    生活感をなくす

    モデルルームの特徴は、ある程度ものがあるのに生活感がない点です。

    つまり、物の数を減らすか生活感があるものを隠せばモデルルームのようなインテリアが完成します。

    例えば、使用頻度が高いものはボックスやバスケット の中に入れて隠す、使用頻度が少ないものは壁面収納に入れるなど。

    テーブルやイスの下の死角を利用して活用するのもよいでしょう。

    ちなみに、家具や見えている小物の点数はホテルだと一部屋100点ほど、モデルルームは200点以下におさえている傾向です。

    一方、一般的な家の場合だと点数は5,000点以上あるといわれています。

    物の多さが生活感を醸し出しているため、「減らす」「隠す」を念頭に置きましょう。

    色の数をおさえる

    色の数をおさえるのは、インテリアコーディネートの鉄則です。

    モデルルームのカラーコーディネートは、インテリアのテイストや暮らし方に合わせて選定されています。

    一般的にカラー選びは、最も広い部分を占めるカラーを70%、サブカラーを25%、アクセントカラーを5%の割合で使うとバランスがよいといわれています。

    とはいえ、最初は難しいもの。

    まずは使うカラーを3色選ぶところから始めてください。

    その中からベースのカラーを決めていけば、まとまった印象を与えられます。

    もしカラー選びに迷ったら同系色を選ぶのがコツです。

    以下はカラーコーディネートの一例です。

    モダンテイストの場合メインカラー:ホワイト
    サブカラー:グレー
    アクセントカラー:ブラック
    北欧テイストの場合メインカラー:ホワイト
    サブカラー:淡い茶色
    アクセントカラー:淡い黄色

    コーディネートは余白を意識する

    空間に余白があるコーディネートは開放的な印象を与えます。

    特に広い面積を占める壁や床は、ある程度のゆとりがないと部屋全体が狭く感じてしまうもの。

    つまり、圧迫感を出さない家具や小物の選定・配置が重要です。

    以下は空間に余白を生み出せる工夫の一例です。

    • 家具は背の低いものを選ぶ
    • 家具や小物の数は最小限にする
    • ソファやテーブルなどは脚のあるものを選ぶ
    • 入り口付近には背の高い家具を、奥には低いものを設置する

    インテリアは素材感のあるものにする

    インテリアの素材感イメージ

    家具や小物を検討する際は、インテリアのテイストに合った素材を選ぶことが大切です。

    素材そのものの魅力が感じられるインテリアなら統一感が生まれます。

    以下で素材の特徴をまとめたので、参考にしてください。

    あたたかみを演出できる素材スタイリッシュさを演出できる素材
    ・無垢材
    ・ウール
    ・リネン
    ・ラタン
    ・和紙
    ・アイアン(鉄)
    ・ステンレス
    ・革
    ・大理石
    ・ガラス
    ・タイル

    小物を活用する

    インテリアは小物を活用する

    モデルルームのようなインテリアにするには、小物の存在は不可欠です。

    とはいえ、お気に入りのものを数種類、乱雑に置くのはご法度。

    おしゃれに見せるには、小物の数は最小限に抑えましょう。

    一番見せたいものを置いた後にバランスを見て足していくイメージです。

    以下の小物があれば、ホテルやショップのようなセンスがある空間になります。

    観葉植物

    観葉植物は癒し効果があり、季節を感じられる点が魅力。

    例えば、インパクトのある観葉植物を1つ置くだけでパッと華やかな印象になりますし、エアプランツのように軽やかな植物を吊るすのもよいでしょう。

    日光がいらない、少量の水で育つなど室内用の観葉植物も豊富にあります。

    鏡は部屋を広く感じさせる特徴があります。

    室内に入る目線の先に鏡を置けば、「奥に空間が続いている」という視覚効果も生み出せます。

    姿見なら部屋に抜け感を出せるため、より開放感を得られるでしょう。

    アート

    アートを飾るなら「規則性をもたせること」「カラーを統一すること」が大切です。

    例えば、いくつか同じ大きさを並べて部屋のカラーと同じものにするなど。

    バランスよく整えることで、洗練された印象を与えます。

    間接照明を取り入れる

    間接照明の有無は、部屋に与える印象を大きく左右する存在です。

    照明の角度や色味を変えれば陰影を生み出すので、趣のある雰囲気が演出できます。

    また、デザイン性がある照明を選んで配置を熟考すればモデルルームのような洗練された空間を実現できます。

    以下はデザイン性のある間接照明の一例です。

    スタンドライト

    スタンドライトは床に置く照明です。

    魅力はデザインのバリエーションが豊富であり、光の高さによって雰囲気が異なること。

    日中は部屋のインテリアになり、夜に明かりを灯せば幻想的な空間を演出でき、汎用性がある間接照明です。

    ペンダントライト

    ペンダントライトは天井から吊り下げるタイプの照明です。

    光源は低くて照らされるものとの距離が近いため、カウンターテーブルやダイニングテーブルなど限られた範囲に使われる傾向。

    小さめなペンダントライトをバランスよく配置するのもテクニックの一つです。

    ブラケットライト

    壁面に取り付けてライトの上部や下部を照らす間接照明です。

    シンプルなものやヴィンテージ感があるもの、電球がむき出しになっているものなどバリエーションが豊富。

    インテリアテイストに合わせて選ぶとよいでしょう。

    TIMBER YARDならインテリアと建築の両方の視点でトータルコーディネートのご提案が可能です

    モデルルームのインテリアイメージ

    モデルルームのようなインテリアを作るには、上記のコツさえおさえればご自身でも実現できます。

    とはいえ、インテリアの種類や空間デザインは実物を見ないとイメージしにくいこともあるでしょう。

    TIMBER YARDのモデルハウス「gallery」は、北欧を中心とした名作家具を展示している住宅のモデルハウス兼インテリアショールームです。

    インテリアコーディネーターから実践的なインテリアの知識が学べます。

    予約制なので、住宅建築とインテリアをご検討のお客様に上質で心地よい空間をゆっくり体感いただけます。

    インテリアコーディネートにお困りの方は、ぜひ一度検討してくださいね。