日本の夏は年々暑くなっているように感じることはありませんか?
快適な場所で自分に合った生活したいと考える人が増え、近年では避暑地への移住や、セカンドハウスとの二拠点生活が注目を集めています。
インターネット環境が整ってリモートワークも可能となり、場所に縛られない働き方といった労働環境の変化も後押ししているといえるでしょう。
この記事では、避暑地に住むメリット・デメリットや、別荘暮らしにおすすめの避暑地を紹介します。
憧れの避暑地ライフを考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
避暑地とは?
避暑地とは、「暑さ」を「避ける」場所、つまり夏でも涼しい気候の土地のことです。
そのため標高の高い土地や寒冷地と呼ばれる場所が多く、夏の期間だけ避暑のために訪れるリゾート地のイメージが定着しているでしょう。
避暑地に住む魅力って何?
避暑地に住む魅力は、主に3つが挙げられます。
- 豊かな自然を享受しながら便利な日常生活との両立が可能
- 都市部からの距離がそれほど遠くない
- 土地代が安い場所も多く、広い家を手に入れやすい
多くの避暑地は日本人のみならず外国人の観光客に訪れてもらうために、さまざまな設備が整えられています。
スポーツ施設や大型スーパー、飲食店など日常生活で必要な環境が整っています。
セカンドハウスと別荘の違い
気軽に訪れて過ごせる避暑地に、自分の家を建てたいと考える方もいるでしょう。
ここで注意が必要なのが、セカンドハウスと別荘の法律上の違いです。
セカンドハウスと別荘では、税制上の扱いが異なります。
セカンドハウスは「定期的に居住する住宅」、別荘は「保養目的の住宅」と定義されます。
セカンドハウスとして扱われるためには、居住期間が最低毎月1日以上必要です。
認められれば一戸建て住宅やマンション購入と同様に、税制上の軽減措置が受けられます。
避暑地に住むメリット
都市部にはない魅力がある避暑地での生活。
実際に避暑地に住んだ場合、どのような生活が送れるのでしょうか。
ここではメリットを4つ紹介します。
豊富な自然を満喫できる
避暑地の多くは高原や海辺などの自然を体感できる場所であり、日常生活の中で美味しい空気や豊かな時間を満喫できます。
アクティビティやキャンプなどのアウトドアも、住んでいる場所のすぐ近くで体験できるのが魅力です。
都市部では味わえない、ゆったりとした空間でスローライフを楽しめるでしょう。
充実した時間を過ごせる
完全移住した人は、リモートワークや独立などで自宅がオフィスとなる場合も多いでしょう。
通勤する働き方と違って、コアタイムを設けずに好きな時間に働けるため、自分のペースで生活できます。
二拠点生活を送る人にとっても、移動時間を無駄なく使いながら仕事を効率的に行う習慣ができるなど、メリハリの効いた働き方・生活スタイルが当たり前になります。
自然豊かな環境に身を置くことは、心身ともに健康的で創造的な生き方につながるでしょう。
都市部に比べて土地が安い
大きなメリットとして、土地購入費用が都市部に比べて大幅に安いことがあげられます。
都市部では購入が難しいほどの広い土地に住居を構えられるため、庭でバーベキューを楽しんだり、小さな家庭菜園をつくったり、ストーブに使う薪割りをするなど、四季折々の自然を身近に感じながら生活できます。
食材に恵まれている
寒暖差の激しい土地は美味しい野菜が育つため、食材に恵まれているのが特徴です。
テレビやSNSでも道の駅や直売所が注目されていて、近くの畑で採れた朝摘みの野菜などが並んでいる場所も多いです。
移住すると農作業も間近で見られるため、食材の美味しさやありがたさ、豊かさをより実感できるでしょう。
避暑地に住むデメリット
避暑地は夏の涼をとることが目的の土地であるため、夏以外は寒い地域が多くなります。
ここでは避暑地に住む前に知っておくべきデメリットを解説します。
光熱費がかかる
暑い夏でも涼しく過ごせる避暑地の多くは、標高が高い・海が近い・高原地帯など、特に冬の気候が厳しい場所も多く存在します。
豪雪地帯や朝晩の寒暖差が激しい土地では、過酷な自然環境や不便さを受け入れて生活することになるでしょう。
そのため、夏以外の季節はヒーターやストーブなどの光熱費が高額になることも考えられます。
移住したい場所には夏以外の時期にも訪れるなどして、どの程度許容できるかを検討してみるのもよいでしょう。
車生活が当たり前
電車に乗ってしまえば都市部まで比較的近い有名な避暑地も、最寄り駅までの移動手段がほとんどない場合があります。
そのため車を所有していないと、日常生活でかなり不便に感じるでしょう。
事前に最寄りのバス停などの公共交通機関について、調べておくことをおすすめします。
資産価値は見込めない
地方で建てられた家(土地)の売却金額(資産価値)は、一般的に購入時より上昇することは珍しいです。
特に別荘やリゾートマンションは売却するのも難しく、「いざとなったら売ろう」と思っても、売却できない場合もあります。
長く利用するために購入する土地や家の選択は、慎重に行いましょう。
地方の近所付き合い
都市部とは違う習慣やルールが存在する地方暮らし。
避暑地への移住者は増えつつあり、新しいコミュニティも生まれていますが、昔ながらの近所付き合いが残る土地も多くあります。
地域ぐるみでの清掃やイベントに参加を余儀なくされる場合もあるでしょう。
地方独特のコミュニケーションを受け入れることも、移住を決断するまでの大きなハードルとなるかもしれません。
関東から近いおすすめの避暑地5選
ここからは全国的にも人気の避暑地を紹介します。
いずれも関東から近く、避暑地としての知名度も高い観光地として有名です。
それぞれ特徴を解説していきます。
1:伊豆エリア
東京から電車に乗って2時間程度でアクセスできる伊豆エリア。
博物館や美術館、温泉地が充実しているため、多くの観光客でにぎわう避暑地です。
ほかにも世界で有名なダイビングスポットや、各地に点在する美しいビーチといった海のアクティビティが満喫できます。
伊豆エリアは子育て支援が充実している自治体が多く、伊豆市では医療費が高校3年生まで無料です。
2:那須エリア
御用邸もある那須は、別荘地として人気のエリア。
ほかの高原エリアに比べて標高が低い場所が別荘地として発展しているため、夏は涼しく、冬も比較的過ごしやすい地域が多いです。
子育てしやすい環境も整っており、家族で豊かに暮らせる条件がそろっています。
3:箱根エリア
箱根エリアの最大の特徴は温泉で、場所によっては一戸建住宅に温泉を引き込むこともできる、贅沢な場所です。
箱根エリアの中でも移住者に人気な場所は、土地が平坦で便利な仙石原付近です。
高速道路が近くにあり、スーパーやコンビニエンスストアなどの買い物施設や、御殿場方面のアウトレットモールへのアクセスが良いエリアです。
4:熱海エリア
1年中気候が安定した歴史のあるリゾート地の熱海。
海と山のアクティビティを満喫できる土地として、観光客にも移住先としても支持されています。
最大の魅力は、温泉付きの物件が多くあることと、新幹線であれば品川駅まで約40分というアクセスの良さです。
夏は涼しく、冬も雪がほとんど降らないという恵まれた環境が人気です。
5:軽井沢エリア
軽井沢は避暑地としての歴史が長く、移住者向けエリアと高級別荘地が立ち並ぶエリアとで分かれています。
もともと明治時代に外国人宣教師が避暑地として評価した場所で、外国人観光客にも人気のエリアです。
美術館やおしゃれな飲食店、文化施設・スポーツ施設があり、移住先としても人気があります。
居住エリアによって特徴があるため、自分の生活様式にあった場所を選ぶとよいでしょう。
別荘地探しなら快適な暮らしを楽しめる千葉県も人気
お気に入りの田舎を見つけて別荘暮らしを楽しむなら、わたしたちTIMBER YARDが家づくりを手掛ける千葉県も人気のスポットです。
千葉を代表するリゾートエリア「房総半島」は温暖な気候で、避暑地のイメージはありませんが、例えば勝浦市などは100年以上一度も35度を超える猛暑日になったことがない、日本有数の涼しい街。
海から冷たい風が吹く海洋性気候で、日中もカラッとした天気で過ごしやすいのが特徴です。
そのほかにもいすみ市や多古町など、自然豊富な場所が数多く存在しています。
また、避暑地として有名な自然スポット「養老渓谷」や「鋸山」、海風が涼しげな「白浜海岸」など、車で行きやすい避暑地も充実。
東京へのアクセスにも優れ、一都六県の中では比較的土地が安いため、まさに別荘暮らしには最適な土地なのです。
千葉県での別荘建築に興味がある方は、ぜひTIMBER YARDが手掛けた施工事例を覗いてみてください。
避暑地暮らしは厳しい気候や面倒も楽しめる人におすすめ
避暑地に住むメリットやデメリット、おすすめの避暑地を紹介しました。
毎年7月から9月にかけて猛暑日が続き、時には40度をも超える日も珍しくなくなってきた日本の夏。
日々の満員電車から逃がれ、避暑地で快適な生活を送りたくなりますよね。
避暑地に住むことを選択するときはメリット・デメリットをしっかりと把握し、理想のライフスタイルを手に入れてください。
有名な避暑地には別荘や宿泊施設が建ち並び、夏休み期間中は多くの観光客でにぎわっています。