スローライフの意味って何?田舎暮らしとの違いや実現するコツを紹介

    時間を気にせずに丁寧な暮らしを実践する「スローライフ」は、常に時間に追われながら忙しなく働く現代社会への疑問から生まれた考え方です。

    この記事では、スローライフの意味や田舎暮らしとの違い、現代生活に上手く取り入れるコツについて解説します。

    スローライフとは?

    スローライフとは、時間を気にせずにゆっくりとした暮らしを楽しむことを指します。

    暮らし方だけでなく考え方や価値観も含まれるため、ライフスタイルの一つとして認識されています。

    スローライフという考え方が広まったキッカケは、技術の進化に伴う過剰な効率化・情報化・消費社会に疑問を抱く人が多くなったからです。

    技術の進歩で人類の生活は確実に便利になっていますが、現代病や未知のストレスといった問題も数多く発生しており、物質的な豊かさと引き換えに精神的な安定を失っているのが現代社会です。

    時間と情報に追われながら多忙な毎日を過ごす日々と対極にあるのが、スローライフの考え方と言えるでしょう。

    スローライフ=田舎暮らしではない

    自然豊かな場所に立つ家
    Photo by Nerses Khachatryan on Unsplash

    スローライフと聞くと、田舎暮らしを想像する人が多いと思いますが、この二つは全く同じ意味ではありません。

    スローライフは「暮らしの環境」と「価値観」が揃ったときに初めて成立するもの。

    田舎暮らしをすれば自然とスローな生活になる場合もありますが、本質を理解せず単に移住しただけだと、「不便で住みにくい」「土地に馴染めず寂しい」…など、スローライフとは程遠い大変な生活が待っているだけです。

    逆にスローライフの本質をきちんと理解して実践すれば、都会でも時間に追われない生活をすることができます。

    都会でスローライフは実現できる?

    青空な都会
    Photo by Ryo Yoshitake on Unsplash

    スローライフの対極に位置する都会の生活でも、工夫次第で限りなくスローな暮らしを楽しむことができます。

    都会といってもエリアによって住環境はさまざまなので、自然豊かで静かな街に拠点を構えることも可能です。

    ただし、田舎暮らしよりも圧倒的に人が多く、周囲の常識や生活スタイルに流されやすくなるデメリットは理解しておきましょう。

    後の章で詳しく解説しますが、都会の生活がいかにしてスローライフを阻害するかを理解し、自分の生活に合った暮らしのルールを設定していくことが大切です。

    部分的にスローを取り入れるのもあり

    部分的にスローライフを取り入れたい場合は、都会暮らしと田舎暮らしを両立する「二拠点生活(デュアルライフ)」という方法もあります。

    多くの人はスローライフを実践したいと思っても、「すぐに移住します!」とは決断できないもの。

    できれば都会の便利な生活も維持しつつ、スローライフも満喫したいと思っている人がほとんどです。

    二拠点生活であれば、平日は都会で仕事をして、週末や大型連休で田舎暮らしを楽しむといった良いところ取りのライフスタイルを実現できます。

    普通の生活と比べて固定費はかさみやすいものの、都会生活でも苦労せずにスローライフを体験したい人にはおすすめです。

    現代社会でスローライフを実現する7つのコツ

    都会の生活に慣れてしまった人は、いきなり見ず知らずの土地へ移住するというのは勇気がいるものです。

    この章では、住む環境に左右されずにスローライフを実践する考え方のコツを7つのポイントで紹介します。

    本格的な移住を検討する前に、都会でも実践しやすいスローライフのアイデアを身に付けておきましょう。

    日々の暮らしを丁寧に

    コーヒーを入れている様子

    スローライフの基本的は、日々の暮らしを丁寧に過ごしていくことです。

    「より早く、効率的に」という意識は一旦捨てて、料理や家事をゆっくりと丁寧にこなしてみましょう。

    自分の暮らしを構成する要素を分解し、一つ一つの工程をじっくりと味わってみると、普段とは違った充実感や癒しを感じられるはず!

    下記に丁寧な暮らしの一例を紹介するので、すぐに実践できそうなことを探してみましょう。

    丁寧な暮らしの一例
    • いつもより手間をかけた料理を作る
    • 食事をゆっくりと味わう
    • 普段よりも丁寧に掃除をする
    • スマホを置いて近所を散歩する
    • 日光浴や緑と触れ合う時間を作る
    • 浴槽にお湯を張ってゆっくりと全身浴をする
    • 瞑想やストレッチなどの習慣を取り入れる

    住む場所や環境を変えてみる

    人は少なからず環境から影響を受けてしまう生き物なので、状況によってはスローライフの実践に限界を感じてしまうこともあります。

    そんなときは、思い切って住む場所や環境を一新してみるのも良いでしょう。

    もう少し静かな場所に引っ越しをするのも良いですし、思い切って移住を検討してみるのもありです。

    家や仕事だけでなく人間関係も一緒にリセットしてみると、新しい価値観が生まれやすくなります。都会生活に慣れきったグループから離れることができれば、スローライフの実践がより簡単になります。

    プライベートな時間を大切にする

    コーヒーを飲みながらパソコンを見てる様子
    Photo by Alessandro Bianchi on Unsplash

    プライベートな時間を楽しもうとする意識は、スローライフに欠かせない要素の一つです。

    「平日は朝から晩まで仕事、休日は1日中寝ているだけ」といった生活を長い間続けていると、人生の充実度がどんどん下がっていきます。

    • 好きなことに没頭したり
    • 気の合う友達たちと過ごしたり
    • 新しい趣味や習い事を始めてみたり

    と、自分が心から楽しめる行動を少しずつ増やしていきましょう。

    自分の時間を増やしていく過程で、何気ない日常の中で感じる幸せや、自分なりの暮らしを楽しむ秘訣といったものがわかってくるはず。

    代わり映えのない日常に飽き飽きしている人は、思い切って全く知らない土地へ旅行に行ってみるのも刺激があって楽しいかもしれません。

    仕事を見直してみる

    仕事用の道具
    Photo by ian dooley on Unsplash

    スローライフを阻害する大きな原因の一つが仕事です。

    特に経済活動の中心である都会は仕事の量や求められる成果が多く、気持ちをスローにするのがなかなか難しいのが現状です。

    逆に仕事が楽しくて福利厚生もバッチリであれば、日常に余裕が生まれてスローライフを実践しやすくなります。

    「仕事が辛すぎる」「楽しくない」「激務すぎる」という場合は、転職を考えてみるのも一つの手。

    給与や待遇が下がっても、やりがいを持って取り組める仕事のほうが人生の充実度は高くなります。

    すぐに転職を考えられない場合は、将来の独立を視野に資格勉強やスキル習得に励むのも良いでしょう。

    いずれにせよ、仕事とプライベートは表裏一体であることを理解し、ワークライフバランスの改善に取り組むのがおすすめです。

    自然に触れる時間を増やす

    小道
    Photo by Eddie Junior on Unsplash

    自然と触れ合う時間には、スローライフの本質的な要素がたくさん詰まっています。

    山・森・川・海などの自然が豊富な場所には、現代の生活で狂いやすいバイオリズムを正常に戻す効果があります。

    忙しい日常を忘れてリラックスできて、スローな時間を過ごせる効果も高いため、積極的に取り入れましょう。

    何も神秘的な秘境スポットに毎回行く必要はなく、近所の公園で草木を眺めたり、緑溢れる道を気ままにお散歩するだけでも十分に効果があります。

    近くに自然スポットが少ない場合は、観葉植物などの小さな自然でもリラックス効果を得られます。

    とはいえ都会では常に自然に触れることには限界があるため、より自然と一体になりたい人は田舎暮らしを検討するのも良いでしょう。

    ニュース情報と距離を置く

    スマホ
    Photo by Paul Hoenhorst on Unsplash

    現代は情報の量とスピードが圧倒的な時代であり、誰でも簡単に世界中のニュースや刺激的なコンテンツに辿り着けてしまいます。

    テレビ・ネット・スマホの情報に依存していると、現代人特有の「情報疲れ」に陥る可能性が高く、常にニュースを追い求めてしまう渇望感に悩まされるでしょう。

    スローライフを手に入れるには、大量の情報・過剰な広告・SNSの繋がりから距離を置くことが必要です。

    最もネット依存を加速させるスマホは引き出しの中にしまって、今目の前にある楽しいことに全力で没頭してみましょう。

    情報と距離を置くことで自分のことを見つめ直す時間が増え、心の平穏を取り戻すことが可能になります。暮らしを楽しむ余裕も徐々に芽生えてくることでしょう。

    時間に追われる生活を見直す

    ここまでは、新しい習慣を取り入れたり、変化させたりする方法を紹介しましたが、あまりにも日常が忙しすぎるという場合は、何かをキッパリとやめてみるのも一つの手です。

    いくら新しい習慣を取り入れようと思っても、スケジュールに余白がなければ上手くはいかないもの。

    暮らしの中で自由な時間が増えていけば、暮らしを楽しむ活力が自然と湧いてきます。

    「時間泥棒の悪癖をやめてみる」「嫌な誘いは全て断る」など、生活の中で大きなウェイトを占める部分を少しずつ変えていきましょう。

    時間に追われる状況を作り出している一番の原因は自分にあることがほとんど。

    ほんの少しでも良い方向に価値観を変えてみると、スローライフのヒントが得られるかもしれません。

    自分なりのスローライフを実現しよう

    ピクニックをしている様子
    Photo by Willian Justen de Vasconcellos on Unsplash

    今回はスローライフの特徴や実践方法について詳しく解説しました。

    スローライフ=田舎暮らしと短絡的に解釈するのではなく、スローライフを実現するための考え方を身に付けて、どんな環境下でも癒しと自由に溢れた生活ができるようにしましょう。

    また、本格的に田舎暮らしを始めたい人は、注文住宅でスローライフを実現しやすいこだわりの家を作るのもおすすめです。

      ABOUT US

      KAORIインテリアプランナー
      シンプルテイストな空間デザインを得意とするインテリアプランナー。ものづくりの現場好きが高じて2級建築士も取得。女性ならではのきめ細やかな提案を心がけています。心地よい空間に身を置くこと、きれいな景色を眺めることが何よりの癒し。ストレス解消は美味しいものを食べること!料理も大好きです。