玄関ニッチってどんなもの?作るときのポイントやおしゃれなインテリア実例を紹介

    玄関周りの雰囲気をより一層華やかにしてくれるのが「玄関ニッチ」です。

    簡素になりがちな玄関のインテリアを手軽におしゃれにできるとあって、注文住宅では人気の高い施工になっています。

    今回は玄関ニッチを作るメリット・デメリットや、玄関ニッチを作るときに気を付けたいポイント、玄関周りのおしゃれなインテリア実例を紹介します。

    玄関ニッチとは

    照明の取り付けられたニッチ

    玄関ニッチとは、玄関スペースに作る飾り付けスペースのこと。

    壁の一部をくり抜いて凹みスペースを作るのが特徴的で、玄関インテリアの一部として機能させたり、収納スペースを増設したりといった目的で施工する人が多いです。

    縦・横・奥行きの大きさや形状のデザイン、壁の色、テイストなどの選択肢が多いため、玄関の雰囲気と空間の広さに合わせて自由にカスタマイズできます。

    玄関ニッチを作るメリット

    玄関ニッチを作ると、玄関周りにどのような変化が起こるのでしょうか。実際に玄関ニッチを作ることで得られるメリットを3つ紹介します。

    家に入った瞬間の印象が明るく華やかに

    ナチュラルテイストなニッチ

    玄関ニッチを作ることで空間に奥行きが生まれるので、狭く見えがちな玄関周りをおしゃれな雰囲気にすることができます。

    凹みを作ることで影ができるので、光と影を使った空間デザインや、間接照明を組み合わせて暖かみのある雰囲気を作ることが可能に。

    アイデア次第で活用方法は無限に存在するため、玄関の雰囲気を手軽に変えられるのが最大の魅力です。

    インテリア小物や観葉植物を飾れる

    章物と小物とバランスの取れたおしゃれなニッチ

    お気に入りのインテリアアイテムを自由に飾り付けできるのもメリットの一つです。

    季節を感じさせるインテリア雑貨や思い出の写真、趣味のアイテム、小さな観葉植物など、好きなインテリア小物で玄関を彩ることができます。

    物を一つだけ配置して目立たせるのも良し、横長の玄関ニッチを作ってコレクションを並べるのもOK。配置やデザインも自由自在に楽しめます。

    スリッパ収納やコンセントの配置も可能

    玄関ニッチは小さな収納スペースとして活用することも可能です。スリッパ収納や充電用コンセント、出かける前の準備場所など、用途に合ったスペースをデザインできます。

    活用できるスペースは小さめですが、リビングの収納スペースと用途を差別化することで生活がさらに便利になります。

    玄関ニッチを作るデメリット

    手軽にインテリアスペースを増やせる玄関ニッチですが、施工に関してはいくつかのデメリットも存在します。特に代表的なポイントを見ていきましょう。

    施工費用がかかる

    考えている様子
    Photo by Paico Oficial on Unsplash

    玄関ニッチは本来壁として施工している部分を削り取るので、当然ですが施工費用が追加でかかります。施工費用は玄関ニッチのサイズ・形・設置個数によって大きく変動します。

    注文住宅・リフォームのどちらでもそれなりの費用がかかるので、「ほんの少しのスペースを増設するためにこれだけの金額をかけるのは…」という否定的な意見もよく聞きます。

    物を置きすぎて散らかる場合も

    奥行きのあるニッチ

    玄関ニッチは物を置くスペースが小さいので、意識してインテリアを構築しないと知らず知らずのうちに物置き場になってしまうことがあります。

    玄関周りは自然と収納スペースが少なくなりがちなので、ズボラな人だとどんどん物を重ねてしまい収拾がつかなくなるケースも。

    雑多な玄関ニッチはむしろマイナスの印象を与えてしまうので、物が溢れないような工夫が必要になります。

    掃除の手間が増える

    玄関ニッチは意外に掃除の手間がかかります。人が出入りする玄関周辺なので埃がたまりやすく、奥行きや設置場所によっては掃除がしにくいこともあります。

    インテリアアイテムを複数配置している場合は一度物を片付ける必要があるので、こまめな掃除が苦手な人にはおすすめできません。

    後悔しない玄関ニッチ施工のポイント

    実際に玄関ニッチを施工するときは、どのようなポイントに気を付けるべきなのでしょうか。

    事前イメージの段階で考えておいたほうが良い項目を3つまとめてみました。

    縦長?横長?正方形?まずは形状から計画スタート

    オブジェの置かれたニッチ

    一口に玄関ニッチと言っても、その形状はさまざま。

    • 正方形タイプ
      最もスタンダードなタイプで、小さなインテリア雑貨や小型収納に適しています。
    • 横長タイプ
      より多くのスペースが欲しい人に人気のタイプで、コレクション風のコーディネートや間接照明との相性が抜群。
    • 縦長タイプ
      高さのあるインテリア雑貨を設置しやすいですし、アーチ形はおしゃれでかわいい見た目が特徴的と、それぞれ特徴や使い勝手が大きく異なります。

    デザインと機能性のバランスが重要

    万年筆とノートと眼鏡
    Photo by David Travis on Unsplash

    玄関ニッチを作るときは、デザインと機能性のバランスにも気を付けましょう。

    見た目だけを重視してしまうと、いざ作ったときに「使いにくい」「掃除しにくい」「飾りにくい」など、数々の不満が出てきます。

    あらかじめ使用用途やインテリアの統一性を考えて、見た目と利便性の両方に優れる設計にするのがコツです。

    玄関ニッチの高さ・幅・奥行きも熟考ポイント

    デザインとセットで考えたいのが、高さ・幅・奥行きのバランスです。収納目的で作る場合はコンセントやフックの設置場所が必要になるので、奥行きを多めに確保するのが良いでしょう。

    インテリア目的の場合は、縦横の余白スペースを大きくとるのがおすすめ。余白が多い分だけシンプルですっきりとした印象を作れるからです。

    小さな雑貨を複数飾りたい場合は、小さめな玄関ニッチを複数作って小窓のようにするパターンもあり。実現したいインテリアを明確にイメージして、最適な高さ・幅・奥行きを考えてみましょう。

    玄関ニッチのおしゃれなインテリア実例5選

    玄関ニッチはアイデア次第で無数のカスタマイズを実現できます。ここからはおしゃれな玄関ニッチの実例を5つのパターンで紹介します。

    壁面タイルでかわいさを演出

    かわいい雰囲気の玄関ニッチを作りたいなら、壁の一面をタイル仕立てにするのがおすすめ。洋風テイストのインテリア雑貨との相性が良く、手軽におしゃれな印象を演出できるのが魅力です。

    あえて奥行きを浅くして、タイル部分を小さな窓のように見せる施工スタイルも人気です。

    おしゃれなフックを活用して収納スペースに

    壁面フックを上手に活用すれば、小さな空間を有効に使った収納スペースが完成。ヴィンテージ風のおしゃれなフックを設置することで、機能面とデザインのバランスを両立することも可能です。

    車の鍵や小銭入れなどのアイテムをまとめて収納しておけば、外出時の準備もスムーズになります。

    季節のインテリアにこだわる

    家のオブジェが置かれたニッチ

    季節を感じさせるアイテムを置くのも玄関ニッチの定番インテリアです。

    「おしゃれな花瓶に季節の花を飾る」「四季を感じさせる写真や絵を置く」など、時期ごとに雰囲気を変えてコーディネートしてみましょう。

    ハロウィン・クリスマス・お正月など、イベントごとに飾り付けアイテムを変えるのもおすすめです。

    照明を利用して暖かみのある空間に

    照明のついているニッチ

    オレンジ色の照明を玄関ニッチに設置することで、ぬくもり溢れるイメージを演出することができます。

    スポットライトのようにしてインテリア雑貨を目立たせても良いし、横長の玄関ニッチと間接照明で幻想的な光の空間を演出するのも良し。

    光と影を計算に取り入れたコーディネートは、玄関ニッチと照明の組み合わせだからこそできる空間演出です。

    メリハリをつけるならアクセントクロス

    メリハリをつけた空間にしたいなら、壁の一面をアクセントクロスにしてしまうのも良いでしょう。お気に入りの模様や柄、好きな色を組み込めば、こだわりを自然に入れ込んだ空間演出が可能に。

    選ぶ色や壁素材によって、ヴィンテージ・ナチュラル・和風・北欧など、異なるテイストのインテリアをワンポイントで入れられるのが特徴です。

    ポイントを抑えて雰囲気の良い玄関ニッチを作ろう

    鳥のオブジェと植物の置かれたニッチ

    今回は玄関ニッチを作るメリットやインテリアの実例について詳しく解説しました。どのような形状・サイズが適しているかは、玄関ニッチを作る目的によって大きく異なります。

    玄関周りをどのような雰囲気にしたいのかを事前にイメージし、記事で説明したポイントを参考に理想の玄関ニッチを作り上げてみてください。

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      cova
      「五感」と「空間提案」をテーマとする建築士。職人の手仕事が感じられるモノや空間は、視覚的な美しさだけでなく、触れた感触が心地よかったり、そこでの食事の味や音の響きにまで影響を与えるもの。机上で完結しない、現場でのインスピレーションを大切にしています。