家族みんなで住んでいる家では、家族が集まる空間づくりを重視してしまいがちです。しかし、たまにはひとりでのんびりと過ごしたい時間もあるはず。
家族と過ごす住まいの中でも、工夫次第でひとり時間を楽しむ空間を作ることは可能です。この記事では、ひとり時間におすすめなパーソナルスペースの作り方について紹介します。
目次
ひとり時間を作るメリット
おうち時間が多くなり、以前と比べて家族と過ごす時間が増えたという人は多くなりました。
家族と過ごす時間は確かに大事ですが、暮らしにおいてはひとりで過ごす時間も同じくらい大切です。
ひとりで過ごすことで集中力や作業効率が上がるほか、読書・音楽・手芸などの趣味に没頭してリラックスしたり、気持ちが開放されてストレス解消できたりと、さまざまな効果があります。
自分自身と向き合う機会にもなり、やりたいことや将来の目標などが明確になることもあります。
パーソナルスペースはどこにつくる?
メリットが多いひとり時間ですが、家族ごとに個室をつくるのは難しいでしょう。
リビングなどの空間を個室のように区切ることもできますが、そうすると空間が狭くなってしまいます。
共有スペースを確保しつつひとりで過ごせる場所を作るには、どうすれば良いのでしょうか?
ここからは、空間を上手に活用したパーソナルスペースの実例を紹介します。
リビングの窓際に
リビングにひとり時間用のパーソナルスペースを作りたいなら、壁面や窓側がおすすめです。
リビングの窓に向かって小さな机と椅子を置けば、ひとり時間にぴったりな空間が簡単に完成!
キッチンの片隅に
料理・家事をしながらひとり時間を過ごしたい人は、パーソナルスペースをキッチンの近くに作ると便利です。
キッチンの作業台に椅子を備えるだけで、ちょっとした作業スペースに早変わり!
ちょうど良い高さの棚を活用して、スタンディングデスクのようなスペースを作るのもおすすめです。
壁と家具のデッドスペースに
壁や家具周りにできやすいデッドスペース。
ここにシングルソファを置くだけでもパーソナルな空間ができあがります。
本を読んだり、音楽を聴くのにちょうどよい空間です。
壁に接した隅なら周囲に物が少なく見えるので、リラックスしやすくなります。
収納スペースを活用
階段の下にあるスペースを活用するのもおすすめ。
床面に本棚を設け、本棚の上にクッションなどを置けば、秘密基地のようなパーソナルスペースになります。
また、クローゼットの奥行に合わせたテーブルを設置すれば、小さな書斎としても活用できます。
来客時には扉を閉めれば、散らかっていても気になりません。
仕切りを使えばどこでも
「なかなかパーソナルスペースを作れない」という場合は、空間を仕切るのがおすすめです。
パーテーションがあれば広めの部屋を区切ってひとり時間を過ごす部屋にすることが可能。
パーテーションは、ラタン・障子風・木製・ガラスなど種類も豊富です。
折りたためるものなら、不要なときは畳んでしまっておくこともできます。
パーソナルスペースを自分らしい空間にするアイデア
ただ椅子とテーブルを置くだけでは気分が上がらないもの。
やる気が出たり、心地よいと感じる空間にするには、ちょっとした工夫が必要になります。
ここからは、集中・リラックスしやすいパーソナルスペースの作り方を紹介します。
写真・絵などのアートを飾る
パーソナルスペースの殺風景な風景を変えたいなら、おしゃれな小物アイテムで空間をコーディネートしてみましょう。
好きな写真や絵のほか、オブジェやガラス細工の小物などのアート作品を置いてみてください。
お気に入りのものに囲まれた空間は、気持ちを豊かにしてくれます。
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小さなデスクを置く
リビング・キッチン・寝室などにあるスキマ空間に小さなデスクを置くことで、ちょっとした作業ができるスペースになります。
小さなサイズなら隙間にも収まりやすく、空間を圧迫しません。
いつも使っているソファの近くにカフェテーブルを配置するだけでも様になります。
お気に入りの椅子を置く
デスクを置く場所がないときは、パーソナルチェアを置いてみるのもおすすめ。
シングルソファなど、ゆったり座れるデザインのものを選ぶとリラックスできます。
さらにスペースに余裕があるようなら、オットマンも置くと脚を伸ばせてのんびり過ごせます。
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パーソナルスペースはあとからでもつくれる
注文住宅ではゼロから間取りを設計できますが、どこにひとり時間用のスペースを作るのか悩んでしまうことも多いはず。
結論から言うと、パーソナルスペースは後付けでも十分本格的なものを作ることができます。
ここからは、現状の間取りにパーソナルスペースを導入したいときに便利なアイテムを厳選して紹介します。
多彩に活用できるカウンターテーブルを設置しておく
キッチンやリビングにあると何かと活用しやすいカウンターテーブル。
食事のほか、子どもたちの勉強コーナーにもすることができます。
横に長いので、パーテーションを置いて端の一部をパーソナルスペースに利用できます。
自由に仕切れる壁面収納を利用する
壁面収納は間仕切りとしても活用できるのでおすすめです。
子ども部屋を2つにする場合に利用することが多いですが、リモートワークなどで書斎が必要な場合はリビングに置くのもおすすめ。
デスク付きのものなら、オープンな書斎コーナーにもなります。
空間を区切る室内窓やドアを採用する
子どもの成長や家族構成の変化によって、住まいの空間を仕切り直すと過ごしやすくなります。
パーソナルスペースが欲しい場合にも有効。
家を建てる際に、可動式の間仕切りにしておくと、大がかりな工事などをせずに壁の位置を変えられます。
また、ただ壁で仕切るのではなく、窓やドアにすることで、部屋の奥に作ったパーソナルスペースにも採光や通風も取り入れることができるというメリットもあります。
隠れ家のようなスペースをつくってひとり時間を楽しもう
今回はひとり時間の過ごし方やパーソナルスペースの作り方について解説しました。
家族と同居していると、なかなか自分だけの空間を持つことが難しいのではないでしょうか。
しかし自室がなくても、工夫次第でプライベートな空間をつくることは可能です。
リモートワークやおうち時間の多い今だからこそ、ひとり時間を楽しめるスペース作りに挑戦してみましょう。
ちょっとしたワークスペースとしても活用できるほか、子どもたちが宿題をする場所としても使えます。