光の考察から生まれた3枚のシェードを持つPH 4/3 テーブル。
繊細な拡散光を実現するためにさまざまな工夫が施されており、心地良い光で空間を演出します。
北欧ならではの美しさと、モダンな印象をもつフォルムはデザイン性も抜群です。
この記事ではPH 4/3 テーブルの魅力と特徴を紹介します。
目次
PH 4/3 テーブルとは?
PH 4/3 テーブルとは、近代照明の父と名高いポール・ヘニングセンによってデザインされた間接照明です。
北欧の照明ブランド「Louis Poulsen(ルイス・ポールセン)」より販売されていて、現代でも色あせないタイムレスなデザインが愛され続けています。
効率よく光を広げる対数螺旋の曲線を取り入れたシェードや、機能美を追求したベースなどによって実現した、圧迫感のない独特の佇まいが大きな魅力。
間接照明としての機能性だけでなく、デザイン性も高いことで有名です。
快適性とおしゃれな演出を両立できるため、寛ぎのスペースに適しています。
またマットに塗装したメタルシェードを使用しており、下方へ光が効率的に集まるのも特徴。
全体的な光は穏やかながらも下方はしっかりと照らされるため、読書灯やベッドサイドランプとしても活用できます。
心地よくやわらかい光を放つテーブルランプ
PH 4/3 テーブルは光の透過が少ないトップシェードと、光をしっかり反射させるミドルとボトムシェードの3枚構造。
広範囲で明るく照らすというよりは、心地よく広がるやわらかい光を実現しています。
さらに光源を包み込む造形を採用しているため、拡散光がグレアフリーなのも大きな魅力。
放たれた光に不快感はなく、室内はリラックスできる目に優しい明るさが保たれます。
周囲の雰囲気を和らげる効果も発揮してくれるため、寝室やリビングなどにピンポイントで設置するのがおすすめです。
またPH 4/3 テーブルのやわらかい光は物を美しく見せるため、お気に入りの家具やインテリアなどと合わせて配置するのもよいでしょう。
消灯時も部屋のアクセントになる美しさ
消灯時も美しいオブジェや高級なインテリアを思わせる佇まいがあり部屋のアクセントとして活躍します。
昼夜問わず室内をおしゃれに演出できる間接照明を求めている人におすすめです。
またシェードもベースも熟考された機能美をもち、圧迫感がないため設置場所を選びません。
ダイニングやサイドテーブル、作業机などの限られたスペースに設置した場合も時間帯を問わず自然に馴染みます。
ファミリー製品のペンダントライトはダイニングにピッタリ
PH 4/3 テーブルはPHシリーズのうちの1モデルで、同シリーズに属するファミリー製品が多く存在します。
なかでもPH 4/3デザインをそのまま継承したPH 4/3 ペンダントはダイニングに最適。
天井から吊ると、下方を中心に反射されるやわらかい光を広範囲に拡散します。
また天井から降り注ぐグレアフリーな光は心地よく、ダイニングに設置することで食事や家族団欒などの大切なひとときを温かく演出することも可能。
ペンダントライトの形状だからこそできる演出は、ダイニングを魅力的で癒される空間へと変えるでしょう。
加えてPH 4/3 ペンダントは、PH 4/3 テーブルと同じく機能美を重視しており圧迫感が控えめ。複数個並べて設置しても違和感がなく、ダイニングに統一感を与えます。
PH 4/3 テーブルと相性の良い家具とは?
PH 4/3 テーブルは、シェードやベース部分に繊細な曲線と機能的な直線をバランス良く取り入れているため、同じく曲線や直線を効果的に使用した家具との相性が抜群。
たとえば北欧家具の名作として名高いセブンチェアやドロップチェアとよく合います。
背もたれや座面に滑らかな曲線を取り入れたセブンチェアは、スタイリッシュな印象をもっており、PH 4/3 テーブルとの親和性が高いといえるでしょう。
ミニマムで近代的な雰囲気が強いセブンチェアは、無駄がなく洗練されたデザインのPH 4/3 テーブルとマッチします。
一方でドロップチェアは、大きな曲線を取り入れた全体的に丸いデザインが特徴の椅子です。
座る人を包み込むようなコロンとした丸みを持っています。
そしてシンプルでありながらどこか可愛らしい佇まいは、デザインの一端に温かみのあるPH 4/3 テーブルにフィット。空間を穏やかな雰囲気に演出してくれるでしょう。
PH 4/3 テーブルの導入事例を紹介
PH 4/3 テーブルに合う家具を挙げながら、コーディネート例を詳しく紹介していきます。
モダン家具で近未来的な空間を楽しむ
近未来的な雰囲気で室内をまとめたいのであれば、モダンなテーブルやチェアとPH 4/3 テーブルを組み合わせてみましょう。
洗練された雰囲気をもっているPH 4/3 テーブルは、モダン家具との相性が抜群です。
両方とも無駄な装飾やデザインを省いたシンプルなディテールで、どのような空間にも合わせやすいといえるでしょう。
北欧家具と組み合わせて大人びた空間に
PH 4/3 テーブルはデンマーク人デザイナーのポール・ヘニングセンによって開発されたデザインなので、北欧家具との相性にも優れています。
独特の機能美を持った両者を組み合わせることで、室内を大人びた雰囲気に演出できるのが魅力です。
たとえば遊び心のあるファウンソファをリビングに配置し、サイドテーブルにはPH 4/3 テーブルを設置すると、一気に北欧チックな空間を堪能できます。
アンティーク家具でタイムレスな部屋を演出
PH 4/3 テーブルはどこかレトロな雰囲気を持った照明。
機能美のなかにあるレトロな側面は、古典的なデザインが美しいアンティーク家具ともよく合います。
具体的には装飾が細かいアンティークテーブルやチェア、棚、小物などと合わせるのがおすすめです。
ディテールにインパクトのあるアンティーク家具に対し、シンプルさが全面的に出ているPH 4/3 テーブルを合わせると、室内のバランスがとれてタイムレスな美しさが生まれます。
サイドテーブルにPH 4/3 テーブルを置いて北欧らしさを満喫しよう
今回は、北欧らしさとモダン・レトロが融合したデザインが特徴のPH 4/3 テーブルを紹介しました。
心地よい光にこだわり機能性にも特化したデザインは、無駄がなくシンプルな美しさを実現しています。
サイドテーブルに設置するだけで空間に上品なまとまりを与えるので、洗練された空間作りにこだわる人におすすめです。