どんな色とも馴染む白を、インテリアに取り入れたい方も多いのではないでしょうか。
今回は、ホワイトインテリアの魅力やおしゃれに見せるコツ、取り入れる際の注意点を解説します。
これを読めば、すぐにホワイトインテリアに挑戦できて、ハイセンスなお部屋が作れるので、ぜひ参考にしてください。
目次
ホワイトインテリアとは?
ホワイトインテリアとは、白色を基調としたインテリアテイストのことです。
白色はインテリアカラーとして流行り廃りがなく、テイストを選ばずに部屋に馴染みやすい点が特徴。
部屋全体を白系のインテリアでまとめれば、清潔感のあるスッキリした印象を与えられるため、近年注目されているミニマリストからも人気があります。
ホワイトインテリアの魅力
ここでは、ホワイトインテリアの魅力を3点紹介します。
部屋を広く、明るく見せる効果がある
白色の特徴は「膨張色であること」「光の反射率が高いこと」です。
部屋の面積の広い部分をホワイトインテリアにすれば、視覚効果によって部屋を広く、明るく見せる効果が期待できます。
例えば、家具や床などに白色を選べば、部屋全体が圧迫感のない印象を与えます。
さらに白い天井にすれば、天井が高く感じるため開放的で明るい空間を演出できるでしょう。
アクセントカラーや小物を変えてアレンジできる
白色は無彩色で主張のない色であるため、さまざまなテイストや色と相性がよいといえます。
ホワイトインテリアで統一すれば、アクセントカラーや小物を変えるだけでテイストを変えられて、アレンジの幅が広がります。
下記はその一例です。
- ボタニカルテイスト
ホワイトインテリアに観葉植物を加える - モードテイスト
シックなオブジェやアートを飾る - モノトーンテイスト
アクセントでクッションカバーをブラックにする
生活感のない空間が演出できる
ホワイトインテリアは、スッキリとしたクリアな印象の空間を作れます。
部屋に物が少なく、生活感を出したくない方にはホワイトインテリアがおすすめです。
圧迫感を感じさせない洗練された雰囲気を演出できるので、取り入れるだけでおしゃれな空間を作り出せます。
ホワイトインテリアをおしゃれにみせるコツ
ホワイトインテリアをおしゃれに見せるポイントは、白を基調にしながら色味や素材でアクセントを加えることです。
白色を多用してすべてを白で統一すると、部屋全体にメリハリがなくなり、ぼやけた印象になります。
ここからは、ホワイトインテリアをおしゃれに見せる5つのコツを紹介します。
好みのテイストを考える
まずは、好みのテイストを考えましょう。
白色はどんなテイストにも馴染みやすいのが特徴。
家具や小物を選ぶとき、先にテイストを決めておけば後々悩む時間が減ります。
白色の特徴を活かして、好みのテイストを決めましょう。
下記がその一例です。
- 北欧テイスト
- モダンテイスト
- ロマンティックな雰囲気
- リゾートテイスト
ホワイトインテリアの基盤になる家具を選ぶ
ホワイトインテリアにする際は、部屋の大きな面積を占めるものを白色にすれば統一感が生まれます。
家具は少なからず圧迫感を与えるものなので、白系色の家具を取り入れるだけでホワイトインテリアが仕上がります。
決める際は色だけでなく、高級感のある素材を選ぶことでより洗練された雰囲気を作り出せるでしょう。
基盤となる家具を選ぶ際は以下を参考にしてください。
- 白を基調とした光沢感のあるテーブルやソファ
- イスの脚など細かい部分がシルバーの素材
- 大理石柄のテーブル
差し色や配色を決める
白は膨張色であるため、部屋全体を真っ白にしてしまうと無機質でぼやけてしまうことも。
おしゃれに見せるためには、白と相性のよい配色を取り入れたり、差し色を効果的に選んだりすることが大切です。
部屋の配色割合は、空間の8割を白色、2割は別の色を使うと、バランスの良い空間が生まれます。
また差し色を決める場合は、1〜2色が理想です。
下記は配色の一例です。
- ホワイト×グレー
- ホワイト×アイボリー
- ホワイト×ブラック
- ホワイト×シルバー
素材感がある小物をプラスする
ホワイトインテリアを取り入れた空間には、小物選びも重要です。
白い空間のアクセントになる好みのインテリアや素材が異なる白色の小物などを置けば、シンプルすぎないおしゃれな空間が作れて引き締まった印象になります。
小物を取り入れる際は以下を参考にしてください。
- 観葉植物で色彩を加える
- ファーなど、白色でも暖かみのある小物を置く
- クッションカバーやラグで素材感を演出する
- アートを取り入れる
電球を工夫する
ホワイトインテリアは、電球の色にも工夫が必要です。
特におすすめの色は「昼白色」です。
太陽の光に近いため、白色を自然な明るさに照らしてくれてホワイトインテリアの魅力が映えるためです。
「昼光色」であれば白い空間がより冷たい印象になります。
対して「電球色」だと、オレンジ色が強めに出ます。
好みにもよりますが、ホワイトインテリアをより一層洗練された空間にするには、電球の工夫は欠かせません。
ホワイトインテリアを取り入れる注意点
ここからは、ホワイトインテリアを取り入れる注意点を紹介します。
対策と併せて参考にしてください。
汚れが目立ちやすい
ホワイトインテリアの注意点は、汚れが目立ちやすいことです。
白っぽいホコリなら分かりにくいですが、髪の毛など黒いものは目につきやすくなります。
また、白いインテリアは使い込めばくすんだり手垢が目立ったりするので、日々こまめな掃除が必要です。
目が疲れることもある
白色は光を反射しやすい作用があります。
陽の光が差し込む部屋をホワイトインテリアにすれば、光が入りすぎて目が疲れることも。
理由は、直射日光は照明の光よりも強く、反射率の高さにより必要以上に部屋が明るくなるためです。
ホワイトインテリアは部屋全体を明るい印象にする反面、明るすぎると逆効果になる場合があるので気をつけましょう。
カーテンやブラインドなどで工夫しながら適度な光を取り入れられるよう、調節することが大切です。
白すぎたら緊張感のある空間になる
白色で部屋を統一すると緊張感があり、リラックスできない空間になる恐れがあります。
一般的には人が落ち着く光の反射率は60%以下とされており、白色の反射率はそれよりも大きい数値です。
つまり、すべてを白色にすると落ち着いた空間とは程遠い印象になってしまいます。
対策としては、間接照明を複数利用する、調光機能がある照明を活用するなどが挙げられます。
光の強さを変えられるのでリラックスできる空間になるでしょう。
白に好きな色・素材をプラスするだけでハイセンスな空間に!
ホワイトインテリアは、清潔感がある印象を与えて、どんなテイストや色とも馴染みやすい点が魅力です。
しかし、日常空間をすべて白色にすると緊張感を与えてしまうので、心身によくないことも。
ホワイトインテリアをおしゃれに見せるには、色や素材でアクセントを加えることです。
そうすれば部屋全体にメリハリがつき、リラックスできるハイセンスな空間を生み出せます。
ホワイトインテリアにすれば、部屋の広さに関係なく効果を発揮します。