うなぎの寝床のような土地でも家は建てられる!メリット・デメリットや間取り事例を解説

うなぎの寝床のような土地に建つ家のイメージ

    「うなぎの寝床」と呼ばれる土地は聞いたことがあっても、具体的な特徴を知らない方や生活のイメージがわかない方もいるのではないでしょうか。

    実は、あまりよい印象がない特殊な土地でも、間取りや設計の工夫次第で理想の家が実現します。

    今回は、家を建てる土地がうなぎの寝床であるメリットやデメリット、間取りの工夫を解説します。

    あらかじめ理解しておけば、気に入った土地がうなぎの寝床でも家づくりを諦める必要はありません!

    うなぎの寝床とはどのような土地?

    「うなぎの寝床」とは、間口が狭く奥行きは細長い土地。

    主に京都や大阪の古い町並みで見られます。

    これは、江戸時代まで続いた間口が狭いほど賦課金が安くなっていた背景が関係しています。

    商売する町人にとって「人通りが多く、通りに面した家に住みたい」「少しでも幕府からの賦課金を安くしたい」という2点をクリアするためにあえて間口の狭い住居を作り、特殊な宅地が一般化したのです。

    節税対策として魅力的であった一方、現代では「住み心地が悪そう」と感じる方もいるでしょう。

    しかし、うなぎの寝床は、立地・間口の向き・間取り・縦の空間などを活かせば工夫次第でライフスタイルに適した住宅が実現します。

    アイデア次第で個性的な家になり、意外に人気の高い土地なのです。

    家を建てる土地がうなぎの寝床であるメリット

    一見、家を建てるには不向きに見えるうなぎの寝床ですが、メリットは3点あります。

    奥行きにより空間を広く見せる効果がある

    うなぎの寝床は一般的な土地に比べて奥行きが深く、細長い形状です。

    玄関に入った瞬間遠くまで見通せる特徴により、空間全体を広く見せる効果があります。

    また、梁を見せるなど縦空間を活かせば、細長い独特なデザインになる点も魅力的。

    視覚効果を機能的に活用することで、室内が広く感じられる土地なのです。

    生活動線を意識した間取りが実現する

    細長さが際立つ特徴的な敷地は、生活動線がスムーズになる間取りを実現します。

    通路を進むにつれてそれぞれの部屋が展開する特徴があり、玄関からキッチンへ、玄関からリビングへなどライフスタイルに合わせて間取りを自由に組み合わせられます。

    また、直列方向に部屋の機能を深めることも可能。

    COVA

    手前はパブリックスペースで固めて、奥に行くほどプライベートスペースにすれば生活動線が確立された間取りになります。

    トータルコストを抑えられる

    間口の狭さにより、土地代のコストが抑えられる点はメリットです。

    うなぎの寝床のような土地に家を建てる場合、延べ面積を広げるには2・3階建てにする必要があります。

    そのため、耐震機能を強化すればその分建築費用はやや高めになる傾向です。

    しかし、それらを考慮しても一般的な住宅に比べて土地代が安い分トータルコストは安くすむ場合があります。

    家を建てる土地がうなぎの寝床であるデメリットと解決策

    間取り次第で快適な住空間が作れる一方、うなぎの寝床のような土地はデメリットもあります。

    しかし工夫次第でどれも解決できるため諦める必要はありません。

    まずはデメリットを知り、解決策を把握しておきましょう。

    採光や通風を確保しにくい

    奥行きが長いうなぎの寝床は部屋の奥まで採光を取り入れにくく、特に1階は暗くなりがち。

    また、住宅密集地だと風通しが悪く、カビの原因になります。

    対策
    • 中庭を設けて各部屋の採光と通風を確保する
    • 吹き抜けを作り、1階まで日差しを取り込めるようにする
    • 天窓を設置して採光を取り入れる

    間取りの自由度が制限される可能性がある

    うなぎの寝床のような土地は幅の狭さにより、奥行き方向にしか部屋が増やせないデメリットがあります。

    また、階段を設置する分さらに幅が狭くなって間取りが制限されることも。

    部屋を左右に振り分けられないため、間取りの選択肢が少ないといえます。

    対策
    • 家事動線を中心に間取りを考える
    • 水回りを一箇所にまとめる

    圧迫感を感じる

    奥行きによる視覚効果はあるものの、幅が狭いゆえの圧迫感はデメリットです。

    寝室や書斎など「おこもり感」が欲しい場合は心地よいと感じますが、リビングダイニングの場合は窮屈に感じることもあるでしょう。

    対策
    • 縦空間を意識して吹き抜けを作る
    • 壁紙の色を工夫する
    • 部屋を細かく仕切らない
    • 仕切りや壁、階段に透ける素材を採用する

    うなぎの寝床の土地を活かす間取り事例

    気に入った土地がうなぎの寝床である場合はチャンスと捉えてください。

    工夫次第でライフスタイルに適した唯一無二の住宅が実現するからです。

    以下では、うなぎの寝床のような土地を活かした4つの間取り事例をご紹介します。

    吹き抜けは家族のコミュニケーションを密にする設計

    吹き抜けは、縦空間を効率よく活かして室内に採光と開放感をもたらします。

    また、各階だけで部屋の機能を完結させるのではなく、家全体を一つの空間として機能させれば家族の声が届きやすく、会話も密になるでしょう。

    採光と通風をもたらす中庭

    中庭は、採光と通風を確保できる特徴があります。

    かつて、うなぎの寝床のような住居にも「坪庭」といって、光と風を取り込むことを目的とした庭が存在していました。

    主に母屋と離れの間に設けられており、ししおどしで冷やされた空気を室内に取り込む工夫がされています。

    このような先人たちの知恵により生まれた庭を現代に置き換えた設備が中庭です。

    採光と通風の確保だけでなく、室内で四季折々を感じられる点も魅力だといえるでしょう。

    洗濯効率をアップさせた動線

    うなぎの寝床のような土地で快適な住空間を作るには、家事動線を中心に考えるとよいでしょう。

    例えば、物干しスペースとランドリールームを直結させる間取りはおすすめです。

    奥行きを活かした直線的な間取りにより、洗濯効率がアップします。

    さらに追加で洗濯物をしまう場所も設ければ、洗う・干す・たたむ・しまうという動線がスムーズになりますよ。

    柱が少ない構法を選んでインナーガレージを!

    間口の広さが自家用車の幅より広いなら、空間を有効活用して1階部分をインナーガレージにする間取りもよいでしょう。

    採光や通風の心配は必要なく、ある程度の照明さえ設置すれば困りません。

    この場合、柱のない構法なら門扉や玄関の見せ方を工夫すれば圧迫感がなくおしゃれな演出ができます。

    うなぎの寝床のような土地でもTIMBER YARDなら快適な家が実現します!

    間口が狭く、奥行きが細長い特徴を持つうなぎの寝床のような土地。

    一見家を建てるのは不安に感じると思いますが、設計次第で魅力的な家が建てられます。

    TIMBER YARDは、うなぎの寝床のような土地でもライフスタイルに合わせた快適な住まいが実現可能。

    気に入った土地が変形地や狭小地でも1度ご相談いただければ、お客様の理想を盛り込んだ家をご提案します。

    もちろん、土地探しからもサポートできますのでぜひお気軽にお問い合わせください。