カーゲートの種類はどのくらいある?選び方のポイントやタイプごとの特徴を詳しく解説

    大切な住宅や車の防犯対策をしつつ、子どもやペットの飛び出し防止にも役立つ「カーゲート」。

    カーゲートにはさまざまな種類があり、使用方法や設置費用はものによって大きく異なります。

    設置しようと検討しているものの、どれを選んだらいいのか分からないと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

    そこで今回は、カーゲートの種類を紹介しつつ、選び方のポイントを詳しく解説します。

    カーゲートを設置したいと検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

    カーゲートは何のためにつけるもの?

    カーゲートとは道路と敷地の間に取り付ける仕切りのこと。

    防犯対策や子ども・ペットの飛び出し防止に役立ちます。

    カーゲートには開閉方法・幅・デザインなどが異なるさまざまなタイプがあるため、使用目的や家の状況に合わせて取り付けることが大切です。

    今回はおすすめカーゲート7種類を紹介し、選び方についても詳しく解説します。

    7種類のカーゲートの特徴を解説

    カーゲートには、主に下記の7種類があります。

    1. 伸縮タイプ
    2. 引戸門扉タイプ
    3. 跳ね上げタイプ
    4. シャッターゲートタイプ
    5. 車止めポールタイプ
    6. スライディングゲートタイプ
    7. 折戸タイプ

    それぞれの特徴を解説するので、家にはどのカーゲートが適しているかイメージしながらご覧ください。

    伸縮タイプ(アコーディオンタイプ)

    カーゲートのついた住宅

    アコーディオンタイプとも呼ばれる「伸縮タイプ」は、扉を蛇腹状に動かして開閉するゲートです。

    ノンレールタイプ・ノンキャスタータイプなどのほか、両開き・片開きなど種類が豊富にあります。

    一番普及しているゲートのひとつで、施工費用が比較的安い点がメリットです。

    ただ、台風などの強風に弱く壊れやすいというデメリットもあります。

    引戸門扉タイプ

    カーゲートのついた住宅

    「引戸門扉タイプ」はスライド式の扉を横に動かして開閉するカーゲートです。

    板状の扉をレール上で横にスライドさせるだけで、簡単に操作できるのが特徴です。

    片開きタイプ・横開きタイプのほか、開き戸がついたタイプなどもあります。

    可動部位が少ないため、ほかのカーゲートと比べて故障しにくい点がメリットです。

    デメリットは、扉を引き込むスペースがなければ設置できないこと。

    車1台の場合2.5m程の幅が必要になり、引き込むスペースも合わせると5m程の範囲が必要になります。

    跳ね上げタイプ(アップゲートタイプ)

    カーゲートのついた住宅

    「跳ね上げタイプ」のカーゲートは、板状の扉が円を描くように上へ移動するゲートのことです。

    アップゲート・オーバードアなどと呼ばれることもあります。

    メリットは一度の操作で簡単に開閉ができること。

    手動で扉を動かす必要がなく、電動タイプであれば車の中から操作することもできます。

    シャッターゲートタイプ

    カーゲートのついた住宅

    「シャッターゲートタイプ」のカーゲートは、道路と敷地をシャッターで仕切るゲートのことです。

    ガレージなどにも使われることの多いゲートで、クローズ外構を作れるので防犯性が高いというメリットがあります。

    また、ほかのカーゲートと比べて高級感がある点も特徴です。

    ただ、商品代や施工代が高く、シャッターゲートを囲う塀も合わせると200万円以上の費用がかかる可能性もあります。

    車止めポールタイプ

    カーゲートのついた住宅

    「車止めポールタイプ」は、チェーンの付いたポールを道路と敷地の間に複数個立てるゲートのこと。

    ポールをレール上でスライドさせるタイプもあれば、地面に差し込むタイプなどもあります。

    車止めポールタイプのメリットは、商品代・施工代が比較的安いことと、オープン外構の雰囲気を邪魔しないことです。

    ただし、毎回手動で移動させなくてはならないため手間がかかることや、防犯性の高さが劣る点がデメリットです。

    スライディングゲートタイプ

    カーゲートのついた住宅

    「スライディングゲート」は、駐車場の入り口部分に大きな枠を作り、その中にスライド式の扉を取り付けたゲートのことです。

    高さのある扉をつけることで防犯性が高く、重厚感のある雰囲気があります。

    メリットは、完全なクローズ外構が作られるため防犯性が高いこと。

    デメリットとしては設置費用が高いこと、レール上をスライドさせるため傾斜には設置できないことなどがあります。

    折戸タイプ

    「折戸タイプ」は伸縮タイプ同様、扉を折りたたんで重ねていくことで開閉するゲートのことです。

    伸縮タイプと比べて畳み幅が小さいため、開口部を広く取れるという特徴があります。

    また、デザイン性の高いものが多く、おしゃれな外構を作りたい方におすすめのゲートです。

    比較的工事費用が安い傾向にあるので、費用を抑えてゲートを設置したい方にもおすすめです。

    理想の家づくりに合わせたカーゲートの選び方

    カーゲートは上記でも紹介したように種類が豊富にあるため、何を選んだらいいか分からないと悩んでしまう方も多いでしょう。

    自分たちの家づくりに合ったカーゲートを選ぶためには、以下のポイントを意識して選ぶことが大切です。

    • 予算に合わせて選ぶ
    • 使用目的に合わせて選ぶ
    • デザインで選ぶ
    • 電動・手動で選ぶ

    ここからは、それぞれの項目で具体的にどのようなポイントを意識すべきかを解説します。

    カーゲート選びに悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

    1:予算に合わせて選ぶ

    まずは予算に合わせて選ぶことが大切です。

    できるだけ費用を抑えたい方には、「伸縮タイプ」や「車止めポールタイプ」がおすすめ。

    ものによって費用は大きく異なりますが、ほかのカーゲートと比べるとかなりリーズナブルに設置できます。

    2:使用目的に合わせて選ぶ

    使用目的に合わせて選ぶことも大切なポイントです。

    • シャッターゲートタイプ / スライディングゲートタイプ
      • 防犯性を高めたい場合に完全なクローズ外構を作れるタイプ
    • 引戸門扉タイプ / 折戸タイプ
      • ペットや子どもの飛び出し防止目的に最適
    • 車止めポールタイプ
      • 外構の雰囲気を崩さず、道路との仕切りを作りたい場合

    3:デザインで選ぶ

    カーゲートは道路側から家を見たときに、最初に目に入るもの。

    こだわっておしゃれな家を建てても、カーゲートの選び方次第でせっかくのデザインが隠れてしまうことがあります。

    カーゲートは家の雰囲気に合わせて選ぶことも大切です。

    重厚感のあるデザインがいいのか、それともできるだけ家を隠さないようなデザインがいいのかを考えながら選びましょう。

    4:手動・電動で選ぶ

    カーゲートには手動タイプ電動タイプがあります。

    手動タイプは車を出す際に毎回自分で操作しなくてはならないため手間はかかりますが、設置費用が安くなるという特徴があります。

    一方、電動タイプはスイッチひとつで扉の開閉ができるため、雨の日など車の中から操作することもできます。

    ただ、手動タイプと比べて設置費用が高くなるという点がデメリットです。

    操作性の高さを重視するのか、コスパを重視するのかなど考えながら選んでみてください。

    住まいに合ったカーゲートを選ぼう!

    シャッタータイプのカーゲート

    今回はカーゲートの種類について簡単に解説しました。

    カーゲートにはさまざまな種類があり、デザイン・費用・使用方法などがものによって大きく異なります。

    家の雰囲気や暮らし方に合わせたカーゲートを選んで、暮らしを充実させましょう。