浴室にぴったりの照明は?おしゃれで安全な照明を選ぶポイントを解説

    浴室を明るく使いやすくするために、照明器具には機能性・安全性・デザイン性が求められます。

    しかし浴室の照明はほかの部屋と同じようには選べないため、どんな照明が最適かわからない人もいるでしょう。

    ここでは、浴室に使える照明の種類や選ぶポイント、おしゃれにするためのアドバイスなどを解説していきます。

    注文住宅なら浴室の設計にもこだわることが可能なため、自宅の浴室にぴったりの照明を探してみましょう。

    浴室に使える照明の種類

    浴室に使える照明は3つのタイプがあります。

    おしゃれな浴室にするためにも、それぞれの特徴を押さえましょう。

    天井に埋め込むダウンライト

    お風呂

    ダウンライトは、浴室の天井に埋め込むタイプの照明器具です。

    ダウンライトは天井から外に出ていないため、水垢やカビが発生しづらい特徴があります。

    お手入れは表面を拭くだけなので、管理が楽な照明です。

    一方、ダウンライトは光の当たる場所以外が影になりやすく、複数設置しないと暗く感じる可能性があります。

    浴室の壁に設置する壁付けライト

    お風呂

    壁付けライトは、一般的なユニットバスに多く採用されている照明器具です。

    浴室全体を明るく照らせるため、どんな浴室にも使いやすいでしょう。

    浴室の用途は、清潔を保つために使用するだけではありません。

    アロマを使ったり、ゆっくり肌のお手入れをしたり、浴室でリラックスすることを目的とする人も増えています。

    浴室の使い方によっては、一般的な壁付けライトを、少し明るすぎると感じる人もいるでしょう。

    バッテリーや電池で光るバスライト

    スライトとは浴室に置いたり、浮かべたりする、浴室専用モバイル型ライトのことです。

    キャンドルライトのように複数で使うこともでき、デザインによっては幻想的な雰囲気を作り出したり、可愛らしいタイプなら子どものおもちゃとして使うこともできます。

    湯船に沈めるタイプを使えば、ラグジュアリー感を簡単に演出できるため、自宅のお風呂で贅沢な気分を味わえます。

    浴室の照明を選ぶポイント

    洗面とお風呂

    浴室の照明器具を選ぶ際には、いくつかのポイントがあります。

    安全に注意しながら、浴室の雰囲気に合ったタイプを選びましょう。

    密閉カバーができる照明を選ぶ

    浴室内の水滴が照明にかからないよう、カバーで密閉できるタイプかを確認しましょう。

    照明は電気を使う設備のため、水滴が電球に直接付着すると、ショートや発火が起きる可能性があります。

    KAORI

    密閉カバーにはおしゃれでデザイン性の高いものもあるため、浴室のイメージに合う照明を探してみましょう。

    防湿対応の照明を選ぶ

    水滴がかからない天井近くの高い位置に取り付ける照明であっても、防湿対応の照明を選びましょう。

    浴室内には湿気もこもりやすく、電気系統である照明器具は、防湿対応でないとダメージを受けてしまいます。

    劣化を早めたり、事故が発生したりすることもあるため、防湿対応の照明を選びましょう。

    対応ワット数で照明を選ぶ

    浴室に対応しているか、照明のワット数をチェックしましょう。

    許容ワット数を超える照明器具は、電球が破損する可能性があり、事故につながる恐れがあります。

    購入前に必ず確認し、適切なワット数の照明を取り付けましょう。

    コスパで照明を選ぶ

    コストパフォーマンスを重視して照明を選択する方もいるでしょう。

    低価格でも何度も交換しなければいけない手間を考えると、寿命が長い照明がおすすめです。

    ただし、数年後に引っ越しが決まっていたり、リフォームの必要性を感じたりする場合は、お得な方を選択しましょう。

    浴室の照明に使える電球

    ここでは、浴室の照明に使える電球のタイプについて解説していきます。

    最近は調光機能が備わった電球も販売されているため、浴室の使い方に合う電球を使えば、満足度の高い浴室になるでしょう。

    温もりを感じさせる白熱電球

    白熱電球はオレンジ色の光を放ち、温もりを感じさせる特徴があります。

    リラックス効果が高く、浴室で1日の疲れを取りたい人に向いています。

    安価で一般的な電球ですが、消費電力を一番消費するため、電気代がかかるデメリットがあります。

    周囲が熱くなりづらいLED電球

    LED電球は周囲に熱を発しないため、熱くなりにくく、寿命の長いのが特徴です。

    LED電球の光には紫外線や赤外線が含まれないため、密閉カバーや電球自体を痛めにくく、省エネ効果を高めます。

    ほかの電球に比べると高価格ですが、約10年間は交換不要です。

    寿命が長いハロゲン電球

    ハロゲン電球とは白熱電球の一種で、ハロゲンガスを使っている電球です。

    白熱電球よりコンパクトなため、車のヘッドライトや店舗照明に使われています。

    白熱電球よりも1.5倍明るく、寿命は10倍長いといわれており、交換する手間や交換費用を抑えられます。

    コスパの良い蛍光灯

    蛍光灯タイプの照明の特徴は、白熱電球やハロゲン電球に比べて表面が熱くならないこと、寿命がかなり長いこと、安価であることです。

    コストパフォーマンスを重視するなら、蛍光灯の照明器具を検討するのもいいでしょう。

    照明で浴室をおしゃれにするには

    ここでは、浴室をおしゃれに演出するためのポイントを解説します。

    一般的なタイプとひと味違った照明を選んで、おしゃれな浴室を作りましょう。

    浴室と照明のテイストを合わせる

    お風呂

    浴室の照明を選ぶ際は、浴室全体の雰囲気に合うものを選択しましょう。

    密閉カバーはデザイン性の高いものも多数ありますが、浴室の壁の素材や色と合っていないと、浮き上がってしまいます。

    ダウンライトの場合、落ち着いた濃い色の浴室だと、1灯では手元が暗く感じるかもしれません。

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    全体のバランスを念頭に置いて、おしゃれで機能的な照明器具を選択しましょう。

    間接照明で光を反射させる

    お風呂

    浴室でリラックスしたいと考えるなら、間接照明にすることをおすすめします。

    複数のダウンライトで壁を照らしたり、デザイン性の高い照明器具で調光機能のある電球を使ったりすると、適度に明るさを調整して特別な雰囲気を作り出せます。

    バスライトを取り入れれば、キャンドルをともしたような演出もできますよ。

    照明を使わず浴室を明るくするには

    ここでは発想を変えて、浴室照明だけに頼らず、浴室を明るく開放的にする方法を紹介します。

    注文住宅ならば、浴室も自由に設計できるため、こだわりの空間を検討してみてはいかがでしょうか。

    窓などから自然光を取り入れる

    お風呂

    浴室に大きめの窓を設置すると、自然の採光や風を取り入れることができ、湿気対策にもなります。

    天窓をつければ、夜は星空や月を眺めながら、リラックスしてお風呂を楽しむこともできるでしょう。

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    設計段階から浴室から見える景色を作り込み、植栽や屋外ランプを置いて、こだわりの庭を見ながらひと息つける浴室にすることも可能です。

    浴室の壁の色を明るいものにする

    お風呂

    浴室の壁の素材を明るい色味にすると、浴室全体を明るい印象にできます。

    明るい浴室は開放感があります。

    さらに浴室で使うアイテムによって、さまざまにコーディネートできる楽しみもできます。

    明るい色の浴室は調光機能のある照明を使う場合、浴室全体の明るさを調節しやすく、使い勝手がいいでしょう。

    開放感を出す

    お風呂

    脱衣室との壁をガラスや透明アクリルにしたり、外壁に大きな窓を備えつけたりすれば、かなり開放的な浴室が実現します。

    プライバシーに配慮した設計が必要になりますが、温泉旅館やホテルのような、非日常空間を演出できるでしょう。

    最適な照明を選んで明るい浴室にしよう

    お風呂

    ここまで、浴室に使える照明の種類や選ぶポイント、おしゃれにするためのアドバイスなどを解説してきました。

    浴室照明は浴室のイメージを決める重要なアイテムです。

    使い勝手や長期間利用を考えると、LED電球が最も節電効果を期待できます。

    調光機能のあるタイプも豊富な種類が販売されています。

    使いやすいおしゃれな浴室照明を選んで、浴室を快適でリラックスできる空間にしましょう。