別荘を検討していると、まずは別荘地選びに迷われる方が多いのではないでしょうか。
日本は山や海、湖など多くの別荘地があるため最大の悩みだとお察しします。
しかし、選ぶポイントをおさえれば意外に難なく決まるもの。
この記事では、別荘地選びのポイントや注意点、都道府県別のおすすめエリアをご紹介します。
別荘地選びに苦戦中の方、失敗したくない方は必見!
ぜひ参考にしてください。
目次
別荘地を選ぶポイント
別荘地を訪れる頻度は人によってさまざまなので、土地選びは慎重になるもの。
ここでは後悔しない別荘地選びのポイントをご紹介します。
目的
まずは別荘地の目的を明確にしましょう。
土地探しや別荘の広さをスムーズに選べるからです。
別荘でしたいことを考える
別荘では自分の好きなことに没頭でき、家族の交流を深められる場所です。
別荘でしたいことを決めれば、別荘地選びの大半は決まったようなもの。
下記はその一例です。
家族の望みや個人的な嗜好で絞り込むと、目的がより明確になります。
別荘の位置づけを考える
別荘を2拠点生活や将来の移住目的として位置づけすれば、理想の別荘地を選べます。
近年はセカンドハウスとして別荘を選ぶ人が増えており、必ずしもリゾート目的だけではない傾向です。
下記のように、別荘の位置づけも変化してきているのです。
アクセス
別荘地の選定において、アクセスのよさも選ぶポイントです。
気に入った別荘を購入しても、移動時間に多くの時間やお金をかければ別荘を利用する機会が減る恐れも。

リゾート感覚で使うのならば、交通量の混み具合や高速と国道の両方が選択できるなど、アクセスの利便性を重視しましょう。
一方、もし将来的な移住地として検討しているならば自宅からの所要時間はあまり重要ではありません。
周辺の環境
別荘地を選ぶ際は周辺の環境もチェックしましょう。
上記はあくまでも一例です。
別荘地であっても、近隣の付き合いは少なからずあります。
実際に足を運んで確認しましょう。
気候や地形
別荘地は気候や地形もさまざまなので、建設予定地の特徴も把握しておくことが大切です。
そうすれば、それに見合った対策や準備ができます。
下記は主な特徴と対策例です。
積雪地域 | 凍結対策、雪害対策、2重窓などの設備 |
海辺付近 | 塩害対策(潮風から守るガレージ、洗濯物を干すサンルームなど) |
傾斜地 | 基礎工事などにコストが発生する可能性あり |
予算の相場
別荘地選びは、予算に見合った地域をあらかじめ調べることが大切です。
別荘の維持には、税金や光熱費などランニングコストがかかります。
また、メンテナンスや清掃を管理会社に委託する場合はその費用も発生します。
別荘地によって、同じ広さや間取りの相場も異なるもの。
予算と別荘にまつわる金額を照らし合わせて考慮しましょう。
管理事務所の有無
別荘のコンディションを保つためにはメンテナンスが必須です。
そのため、メンテナンス等を任せられる管理事務所の有無から別荘地を選ぶのもポイント。
ない場合は、委託できる管理会社があるか確かめておくと安心です。
訪れる頻度が週1回であれば問題ありません。

しかし、遠方の場合は管理事務所の有無を把握しておくとメンテナンスに関する不安を払拭できます。
別荘地を選ぶ際の注意点
ここからは、後悔しない別荘地選びの注意点をご紹介します。
災害のリスクを考える
日本は自然災害の多い国であるため、災害のリスクを想定して選ぶことは重要です。
災害保険を充実させてハザードマップをチェックすれば、リスクに備えられます。
チェックしたいハザードマップは以下があります。
別荘地の管理状況を確認する
別荘地によって、ゴミの収集や緊急時の対応、道路・街灯の管理など、サービス内容は管理会社によって異なります。
そのため、事前に管理内容をチェックしておくことは重要。

心配であれば、1度足を運んで管理状況を見極めると安心材料になりますよ。
都道府県別おすすめの別荘地
ここからは、都道府県別のおすすめ別荘地をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
北海道

北海道は道内各地に広大な土地や手付かずの自然があり、スケールの大きさは日本一。
多くの温泉地があり、海や山の幸のグルメは見逃せません。
中でも別荘地で注目されているのがニセコエリアです。

夏と冬で違った楽しみ方ができるため幅広い世代に人気があります。
夏は登山やトレッキングが満喫でき、広大な自然を望める熱気球も体験できます。
一方冬は、世界屈指のパウダースノーを楽しめるスキー場があり、温泉地としての顔も持ち合わせています。
近年は海外からも注目されている人気の別荘地です。
長野県
長野県のおすすめ別荘地は2ヶ所あります。
軽井沢エリア

軽井沢エリアは長野県の東側に位置し、標高900~1,000mの場所にあります。
そのため1年中涼しく、避暑地としても人気のエリア。
東京からは新幹線で片道1時間ほどの距離です。
軽井沢は、高級別荘地エリアや利便性の高いエリア、自然が身近にあるエリアなどそれぞれ特徴があります。
近年はファミリー層から子どもの教育のために移住先として検討する傾向もあり、ライフラインが充実しています。
蓼科エリア

蓼科(たてしな)エリアは標高1,000m以上の高原エリアにある別荘地です。
八ヶ岳の麓に位置し、見事な眺望を楽しめるため、山好きの人から愛されています。
夏場は冷涼で湿度が低く、平均気温22℃なので過ごしやすい気候です。
また、温泉やスキー場などリゾート地として発展しているため、1年を通して別荘での生活を楽しめます。
静岡県
静岡県にも主に2ヶ所のおすすめ別荘地があります。
伊豆エリア

伊豆エリアは静岡県伊豆半島の中央部に位置します。
東京から新幹線で片道1時間ほどであり、アクセスのよさは抜群。
山や海、高原など自然のスポットがエリア内に凝縮されているのでファミリー層に人気の別荘地です。
さらに新鮮な野菜や魚介類、お肉などグルメに恵まれており、レジャー施設も多いためアクティビティも充実しています。
浜名湖エリア

浜名湖は、淡水と海水が混ざり合う汽水湖の中でも日本最大を誇る湖です。
年間を通じた日照時間の長さは日本でもトップクラス。
少しでも暖かく過ごしたい方におすすめです。
季節の花々を鑑賞でき、マリンスポーツ などのアクティビティも思う存分満喫できます。
栃木県
栃木県の那須エリアは雄大な山々の美しさや歴史深い高級別荘地です。
東京からは東北新幹線で75分、車だと100分のアクセスの良さも魅力。
さらに那須エリアは温泉地としても有名であり、その周辺に別荘を建てれば温泉を引き込める点も特徴だといえるでしょう。
山梨県

山梨県は県の約80%が森林なので自然が多く、南アルプスや富士山の恵みを感じられる別荘地があります。
東京からのアクセスは車で2時間以内の距離なので、無理なく行ける距離。
中でも山中湖エリアは富士山に一番近い湖畔の別荘地で人気があります。
大パノラマで富士山を独り占めして、贅沢な時間が過ごせるでしょう。
また、山梨県の別荘地は開発の歴史も古く、管理体制が確立されている点も特徴。

セキュリティやメンテナンス管理が安心して任せられます。
神奈川県

神奈川県のおすすめ別荘地は箱根エリアです。
東京からは片道1時間ほどの距離なので、移動時間を気にせず行き来できます。
箱根エリアの魅力は「箱根十七湯」と呼ばれる豊富な温泉があること。
また、海や山や湖など自然に溢れていて観光資源も多様です。
気候は1年を通して涼しく、冬は豪雪になることはめったにありません。
訪れるたびに新しい感動や発見に出会える別荘地です。
千葉県
千葉県の別荘地は、東京湾アクアライン経由で都心部から1~1時間半でアクセス可能な別荘地があります。
特におすすめエリアは3点です。
南房総エリア
南房総エリアは東京湾を一望できる別荘地です。
1年を通して温暖で、山や海との距離の近さが魅力的。
近隣には病院や銀行、スーパーもありライフラインが整っています。
また有名別荘地と比べて地価や物価が安い点が特徴です。
土地の坪単価は5万円~、海や富士山が一望できる物件も坪単価15万円〜と割安。
その分設備を増強する資金に投資できるでしょう。
館山エリア

館山エリアは、南国を感じる開放的な空間が魅力です。
海沿いはリゾートマンションや戸建別荘地も多く、住みたい田舎ランキング首都圏エリアで1位になったことも。

別荘地や移住先としても人気が高く、2拠点居住を検討している方にはおすすめのエリアです。
鴨川エリア

鴨川エリアは東京から90分の距離にあり、マリンスポーツやゴルフを楽しみたい方にはおすすめの別荘地です。
特にサーフスポットが点在しており、サーフィンを満喫したい、海を見ながらゆっくり過ごしたい方にはおすすめ。
目的に合わせた別荘地選びをして、特別な時間を過ごそう

別荘地を選ぶ際は、別荘で楽しく過ごす姿を想像し、管理・維持できるちょうど良い距離感を考慮することが大切です。
目的を明確にすればエリアが絞られ、別荘づくりの1歩を踏み出せます。
もし悩んでいるのであれば、足を運んで実際の様子や雰囲気を知るのもおすすめ。
この記事で挙げたポイントを参考にして検討してみてくださいね。