北欧家具が値上がり続ける原因は?お得に買う方法をおさらいして早めに対策しよう

北欧家具 値上げの原因

    近年、住宅や日用品、電気料金など、モノの価格が値上がりし続けています。

    国内製品だけでなく、輸入されている北欧家具ブランドでも値上げが続いており、ルイスポールセン、カール・ハンセン&サン、フリッツ・ハンセン、アルテックなど有名ブランドも発表しています。

    なぜ、海外ブランドの家具も値上げが止まらないのでしょうか。

    ここではその原因についての解説と、北欧家具をお得に買う方法を紹介していきます。

    なぜ北欧家具の値上げが起きる?

    なぜ、北欧家具の値上げが起きているのでしょうか。考えられる要因は4つあります。

    • 急激な円安
    • 木材・スチール不足
    • 輸送費の増加
    • 燃料価格の高騰

    急激な円安

    円安になると、北欧家具の輸入額が値上がりします。

    例えば、1ドル100円の場合、1,000ドルのソファを買えば、日本円で10万円です。

    しかし、円の価値が下がって1ドル150円になった場合、同じソファが15万円になってしまいます。

    円安が進んでいる主な原因は、日本とアメリカの金利差です。

    2022年、アメリカは物価上昇を防ぐために、長期金利引き上げを促す政策を打ちました。

    そのことが金融緩和政策中で長期金利が低水準の日本と金利に差が開きました。

    その結果、投資家の間で円を売ってドルを買う動きが活発になり、急激な円安が起こったのです。

    そして、輸入品を扱う日本企業は多大な影響を受けることになり、家具の価格も上昇しています。

    木材・スチール不足

    北欧家具の値上げの原因は、家具に使われる木材やスチールの不足も影響しています。

    2021年ごろから、新型コロナウイルスによる建築用木材不足(ウッドショック)で、世界的に住宅価格は高騰しました。

    一方、木製家具に使われる広葉樹は、直接的な影響は受けませんでした。

    しかし、中国での住宅建築ブームが起こったことや世界中でおうち時間が増加したことで、家具の需要が拡大し、現在でも材料価格の高騰や不足が続いています。

    輸送費の増加

    北欧家具値上げの3つ目の原因として、輸送費の増加が考えられます。

    新型コロナウイルスの影響がまだ続いており、物流の混乱や港湾労働者不足が続いています。

    さらに燃料価格の高騰が追い打ちをかけ、輸送費が増加し続けています。

    燃料価格の高騰

    北欧家具の値上げの原因は、燃料価格の高騰も大きく関わっています。

    ロシアのウクライナ侵攻の長期化もあり、世界中で原油価格が高騰しました。

    現在、新型コロナウイルスの経済停滞から回復しつつある各国で原油需要が高まっています。

    しかし、産油国であるロシアやサウジアラビアによる自主減産も2023年9月頃から始まり、ますます燃料価格の高騰は続きそうです。

    北欧家具はまだ値上がりする?

    北欧家具の値上がりはまだまだ続くのでしょうか。

    ここでは、今後の予測などを踏まえて、価格への影響を考察していきます。

    続く円安

    日本円の為替レートはアメリカの金融政策からの影響が強いため、2024年まで円安が続くと予測されています。

    しかし、どの程度円安が進むかの予想は難しく、2023年の1ドル151円台がピークという意見も出ています。

    また、アメリカの大統領選挙が2024年11月にあるため、金融政策への影響も考えられ、まだまだ円安が続く可能性が高いと予測されています。

    輸入木材は増えない予想

    建築用木材の価格は、中国での住宅建築ブームが収まったこともあり、下落傾向にあります。

    しかし、ウクライナ侵攻の影響でロシアの木材輸入が停止したことで、輸入木材量は増えないと予想されています。

    ウッドショックは2021年から始まりましたが、2022年後半からは下がり始め、コロナ禍による物流の混乱も収束しつつあります。

    しかし新築住宅需要の縮小は続いており、その影響で北欧家具の需要も伸び悩む可能性があり、今後さらなる値上げも考えられます。

    燃料価格は予測できない

    2023年12月のOPEC(石油輸出国機構)とOPECプラス(ロシアなどの非加盟の産油国でつくる枠組み)の会合で、ロシアとサウジアラビアは2024年3月末まで自主減産を継続すると発表しました。

    これは、中国で省エネ・再エネが浸透しつつあり、それほど原油需要が伸びないと予測されて減産継続となったようです。

    これを受けてNY原油市場では先物価格が下落しましたが、ロシアへの経済制裁が続く中、燃料価格にどのような影響が出るかは予測できない状況です。

    北欧家具をお得に買う方法はある?

    ここまでのことから、今後も北欧家具の輸入価格は変動する可能性があり、さらなる値上げも考えられます。

    北欧家具は価格が高いものも多いため、値上がりは家計にかなり響くことになるでしょう。

    そこで、ここからは北欧家具をお得に買う方法を3つ紹介します。

    セール・キャンペーン時期を狙う

    北欧家具を取り扱う店舗での、セールやキャンペーン時期を狙ってお得に入手することを検討してみましょう。

    年始年末セールやモニターキャンペーンなどで、10%オフや特別価格が設定されることがあります。

    欲しい家具が対象ならば、かなりお得に手に入れられる可能性が高いため、気になる家具を取り扱っている店舗情報はチェックしておきましょう。

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    まとめ買いをする

    北欧家具をお得に買う方法として、まとめ買いもおすすめです。

    まとめ買いをすると値引き交渉がしやすくなります。

    また、値引き交渉ができない場合でも、ポイントを集めたり、カードを契約したりすることで実質値引きをする店舗もあります。

    これらは店舗によってサービスが異なるため、気になる店舗の情報をチェックしておくと良いでしょう。

    北欧家具を買える工務店で家を建てる

    家を建てる予定があるなら、北欧家具を買える工務店で家を建てる選択肢もあるでしょう。

    おしゃれな注文住宅を設計する工務店には、家のスタイルに合うインテリアや家具も提案してくれるなど、トータルコーディネートの依頼ができる会社もあります。

    建築費用と合算して北欧家具を購入できれば、まとめ買いと同様に値引き交渉がしやすいでしょう。

    値上げが続く前にお気に入りの北欧家具を選ぼう

    今回は、海外ブランドの家具も値上げが止まらない原因についての解説と、北欧家具をお得に買う方法を紹介してきました。

    長引く円安の理由や石油産出国の動向などを見ると、北欧家具を取り巻く状況はかなり厳しく、価格が安くなることは期待できないでしょう。

    そのため、いつか北欧家具を購入したいと考えている方は、さらなる値上げが起こる前にお気に入りのアイテムを購入するのが得策でしょう。

    注文住宅を提案するTIMBER YARDでは、上質な空間を演出する家具・照明・ファブリック・雑貨など、インテリア関連のオンラインショップと店舗があります。

    暮らしを豊かにする家具などのセールやキャンペーンも行っています。

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