簡単掃除で毎日キレイに!トイレ掃除のポイント&おすすめ洗剤を紹介

    日常生活の中で毎日といっていいほど必ず使うのが「トイレ」。

    汚れが溜まりやすいトイレは、雑な掃除方法では雑菌が繁殖して汚くなってしまうもの。

    トイレ掃除の基本を理解して正しく実践できている人は少ないです。
    そこでこの記事では、綺麗なトイレを維持するための簡単掃除のポイントや、おすすめの洗剤をご紹介します。

    どんなにトイレ掃除が苦手な人でも、この基本とポイントを押さえていれば綺麗なトイレを維持できるはず!ぜひ最後まで読んでくださいね。

    トイレ掃除の基本

    冒頭でも述べたとおり、トイレは汚れが溜まりやすい場所なので「目に見える汚れ」はもちろんのこと、「目に見えない汚れ」まで繁殖してしまう場所です。

    そんなトイレ掃除の基本は《汚れを見つけたらすぐに掃除する》こと。

    これさえ徹底していれば、汚いトイレにはなりません。

    また、トイレの汚れにも種類があります。
    それぞれの汚れの原因や性質を理解して、それに適した洗剤やアイテムを使うことで、大変な思いをせずに汚れを落とせるのです。

    こうした基本を理解したうえで、次にご紹介するトイレ掃除の順番や頻度も覚えて実践していきましょう。

    トイレの掃除の順番は?

    便器

    トイレ掃除は次の順番で行いましょう。

    1. 便器(トイレの本体)

    トイレ掃除では雑菌や汚れを広げないために、上記の順番を守ることが大切です。

    1. 便器(トイレの本体)
      1.使い捨てのトイレ掃除用シートを使って「背面タンク」「レバー」「便座フタ」を拭いていく
      2.便器や便座裏を拭き上げる
      3.トイレブラシで便器の中を擦り、汚れを落とす
      4.トイレ掃除用シートで、便器の側面を拭く


      まずは便器本体から掃除をしていきます。
      便器本体といってもさまざまな箇所がありますが、これは基本的に《上から下へ》掃除していくことが重要です。
      また、レバーなどは見落としてしまう人も多いため注意しましょう。

    2. 「便器の両脇、腰の高さ」あたりまでを集中的に拭いてください。
      「壁なんて掃除するの?」と驚く人も多いかもしれません。
      しかし、壁には尿が飛び散っていることが多く、トレイ全体の悪臭の原因になっていることがあるのです。特に男性がトイレに入ったあとは、想像を超えるほどの尿の飛沫がありますので注意しましょう。

    3. 床は、”トイレブラシと同じくらい汚れている”といわれています。
      トイレットペーパーのホコリや尿の飛沫などが合わさり、雑菌が繁殖しやすい環境です。特に、便器と床のつなぎ部分には細い溝があり、汚れがたまりやすいため覚えておきましょう。
      床は、トイレ掃除用シートや除菌スプレーを使いながら丁寧に拭いてくださいね。

    トイレを綺麗に保つ!おすすめの掃除頻度は?

    白いトイレ空間

    「みんなどれくらいの頻度でトイレを掃除しているの?」と気になる人もいるのではないでしょうか?トイレを綺麗に保つためにおすすめしたい掃除の頻度は、次のとおりです。

    • 便座や便器は「毎日」
    • 壁や床は「3日に1回」
    • 汚れが気になるところは「週に1回」

    「トイレ掃除は2〜3週間に1回」や「汚れてきたら掃除する」といった人も珍しくはありませんが、それでは綺麗なトイレは保てないでしょう。

    一人暮らしの人は自分しかトイレを使うことがないかもしれません。しかし、自分以外にも家族が同居している場合には、全員にトイレを綺麗に使ってもらうことは難しいですよね。

    トイレを綺麗に保ちたい場合には、上記の頻度で掃除することをおすすめします。毎日少しずつ行っていれば、大変な掃除になることはありません。

    トイレ掃除に必須のアイテムを3つ紹介

    ここで、トイレ掃除に必要なアイテムを3つご紹介します。

    • トイレ掃除用シート
    • トイレブラシ
    • 除菌アイテム(消毒用エタノール等)

    この3つはトイレ掃除の必需品です。

    トイレ掃除用シートは、厚手で除菌タイプのものをおすすめします。安さを優先して薄いシートを使うと、拭いている途中で破れることもありストレスになるからです。

    また、トイレブラシは「スポンジタイプ」と「ブラシタイプ」に大別できますが、「ブラシタイプ」を選びましょう。スポンジタイプでは柔らかすぎてしまい、軽い汚れしか落とせないからです。しっかりと便器のフチ裏まで擦れる形状のものを選んでくださいね。

    除菌アイテムは、ドラッグストアなどで気軽に手に入る除菌アルコールスプレーなどで大丈夫です。この3つのアイテムを最低限揃えておくと、毎日の簡単掃除が行えて綺麗な状態をキープできます。

    汚れの種類によって使い分け!
    おすすめの洗剤と掃除方法

    最後に、トイレの汚れの種類によって使い分ける洗剤と掃除方法を解説します。

    トイレの中には「酸性の汚れ」と「アルカリ性の汚れ」が存在します。そのため、汚れの性質によって掃除で使うアイテムを変える必要があるのです。ご自宅のトイレの状態と照らし合わせて読み進めてくださいね。

    毎日のお手入れはトイレ用の中性洗剤

    毎日のお手入れでは「トイレ用の中性洗剤」を使いましょう。これは、ドラッグストアやスーパーなどで市販されているもので大丈夫です。

    トイレ用の洗剤のため、洗浄力は高いといえます。ただし、掃除したあとは洗剤の流し忘れに注意してください。洗剤の残りが便器内にある状態が続けば、綺麗にするはずの洗剤がカビの原因になってしまうからです。

    掃除したあとは、必ず丁寧に洗剤を洗い流しましょう。

    消臭スプレーとしても活躍!クエン酸

    トイレの嫌なニオイには「クエン酸」がおすすめです。高い消臭効果を持っているため、クエン酸スプレーとして常備しておくと、ニオイが気になったときにシュッと消臭できますよ。

    クエン酸スプレーの作り方は簡単。「100mlの水に対して小さじ1杯」の割合で混ぜると、クエン酸スプレーができあがります。

    クエン酸は、テレビなどでも取り上げられるお掃除アイテムのひとつです。ただし、塩素系の漂白剤と混ぜないように注意しましょう。クエン酸と塩素系漂白剤が混ざると、有毒ガスが発生します。必ず別々に使用してください。

    重曹水で汚れを浮かす

    トイレの黒ずみが気になる人は「重曹水」で汚れを浮かせましょう。

    重曹の成分は「炭酸水素ナトリウム」です。これは弱アルカリ性の性質を持っています。そのため、酸性の性質を持つ黒ずみを浮かせられるのです。

    トイレ掃除に重曹を使うときは、少量の重曹と適量のぬるま湯を混ぜて、重曹水を作りましょう。出来上がった重曹水をスプレーボトルに入れて、便器内にまんべんなく吹きかけます。数分間放置したのち、水で綺麗に流しましょう。

    ただし、重曹は酸性の汚れは落とせません。汚れによって使い分ける必要があることを覚えておきましょう。

    黄ばみには酸性洗剤

    便器の黄ばみが気になる人は市販の「酸性洗剤」を使いましょう。

    黄ばみの原因は、尿の中のカルシウムが固まった「尿石」です。尿石はアルカリ性の性質があるため、逆の性質である「酸性」によって中和させられます。

    しつこい黄ばみ汚れの場合は、黄ばんでいる部分にトイレットペーパーを数枚重ね、その上から酸性洗剤をたらしてラップしましょう。数分間放置したあと、綺麗に水で流してください。

    酸性洗剤を使用するときも、塩素系漂白剤などと一緒に使ってしまうと有毒ガスが発生しますので注意しましょう。

    黒ずみには塩素系漂白剤

    トイレの水が溜まっている部分や、フチ裏などに見られる黒ずみ。これは、先ほどにもご説明したアルカリ性の黄ばみにカビが生えたものです。

    こうした黒ずみには、市販の「塩素系漂白剤」を活用しましょう。有名なものでいえば「カビキラー」などが挙げられます。

    塩素系漂白剤は強力なアルカリ性で、汚れや色素などを分解するのが特徴です。これを黒ずんでいる部分に吹きかけて数分間放置します。ひどい黒ずみの場合には、水で流す前に軽くブラシで擦りましょう。

    ただし、”クエン酸や酸性洗剤などと一緒に使わないように注意”してください。一緒に使うと有毒ガスが発生してしまいます。

    プロも実践する技でトイレを綺麗に

    奇麗なトイレ

    この記事では、トイレを綺麗に保つ掃除の方法を解説しました。

    トイレ掃除は、基本的に「汚れたらすぐに掃除する」ことが大切です。汚れを放置してしまえば、黄ばみや黒ずみ、悪臭などの原因になってしまいます。便器本体・壁・床に分けて掃除の頻度を変えれば、トイレ掃除もそれほど大変ではないはずです。

    また、汚れの種類によっても掃除方法が異なります。
    汚れに適した掃除方法で楽に落としていきましょう。