新しく入居するマンションのインテリアコーディネートがうまくいかず、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
マンションは注文住宅と異なり間取りの自由度が低いため、モデルルームなどを参考にしながら家具をレイアウトすると、どこかで見たことのあるような印象になってしまいがちです。
今回は、マンションのインテリアを使いやすくおしゃれに仕上げるコーディネートのポイントを紹介します。
目次
マンションインテリアで多い悩みとは
まずは、マンションのインテリアコーディネートで多い悩みを3つ紹介します。
理想の空間にできない理由はどんなところにあるかを知ることで、マンションの特徴を分析することが可能です。
間取りがコンパクト
マンションは注文住宅に比べると間取りが狭くなる場合が多く、大型家具を上手に配置できないこともあるでしょう。
サイズや種類などを厳選して、必要な家具のみレイアウトすることをおすすめします。
天井が低い
天井が低いマンションの場合、家具の高さや色味によっては、圧迫感のある空間になりかねません。
ソファーやテーブルなどの大型家具だけでなく、照明器具やテレビなどの電気製品の配置にも気を配りましょう。
内装がシンプルすぎる
白いクロスとベージュのフローリングといったよくある内装デザインの場合、お気に入りの家具を配置しても、思っていたようなおしゃれな部屋にならないことがあります。
マンションのリビングは3つのタイプ
マンションのリビングは、基本的に3つのタイプに当てはまります。
- 横長リビング
左右でエリアを分けやすいタイプ - 縦長リビング
上下でエリアを分けやすいタイプ - L字型リビング
左右でエリアを分け、さらに第3のエリアがあるタイプ
新居のマンションがどのタイプなのか確認しておきましょう。
リビングとダイニングでエリアを分け、キッチンに近い方をダイニングにすることが一般的です。
この間取りを基準として、コーディネートを考えていきます。
マンションインテリアのレイアウトのポイント
ここでは、マンションのインテリアコーディネートを考える際に、気をつけるべきポイントを紹介します。
低めの家具を選ぶ
天井が低い間取りの場合は、背丈が低い家具でそろえる「ロースタイル」にすることで、空間を広々と見せられるでしょう。
ソファーやTVボードなどのロースタイル家具は、比較的簡単に見つけられます。
ただし家族の身長が高く、ソファーの座面が低すぎると使いづらい場合は、背もたれの低いタイプを選んだり、薄い色のものを選んだりして工夫しましょう。
家事動線上に家具を置かない
コンパクトな間取りでも快適な生活を送るためには、家事動線上に家具を置かないレイアウトにしましょう。
家具を避けながら移動することは、毎日の生活でストレスを感じやすくなります。
そのためには、家具の数を極力少なくすることが大切です。
テーマカラーを決める
マンションの部屋を広く見せたい場合、テーマカラーを決めておくと色味が統一され、空間に広がりを持たせられます。
色数は3色までに抑えると、おしゃれな雰囲気がつくりやすいでしょう。
ナチュラル系ならばシンプルでありながら、少しくすんだ色合いがおすすめです。
また、スタイリッシュさが欲しいならば、インパクトのある色をひとつ入れると全体がまとまります。
大型家具でゾーニング
間取りがコンパクトになりがちなマンションでは、家具の数を抑えたいと考える人が多いでしょう。
大型家具を用いてリビングとダイニングのゾーニングをしたり、L字型リビングの場合は第3スペースとの境目を区切ったりすることを考えましょう。
例えばソファーやラグなどでゆるやかにゾーニングをすると、それぞれテイストを変えても、違和感なくまとまった空間が演出できます。
視線が抜けるポイントづくり
マンションで感じる圧迫感を軽減するために、フォーカルポイント(視線を集めるポイント)をつくりましょう。
背丈のある観葉植物や壁掛けアート、個性的な形や色の家具や間接照明などを配置すると、人は自然に注目してしまいます。
奥行きのある場所の奥側に飾ることで、視線を遠くに誘導できます。
マンションインテリアの失敗しない選び方
ここでは、マンションならではのインテリア選びで失敗しない方法を紹介します。
部屋のサイズに合った大きさ
マンションで使うインテリアは、家具のサイズが部屋に合っていないと、圧迫感を感じてしまいます。
マンションのリビングのタイプは、上記で紹介した通り3つのパターンがありますが、間取りのサイズはマンションによって異なります。
家事動線を確保するためにも、部屋のサイズに合った家具を選択しましょう。
建具などの色と合わせる
新築マンション購入の場合は建築中に建具を選択できることもあります。
しかし、すでに決まった内装のマンションに居住する場合は、使われている建具などの色味やトーンにあったテーマカラーを設定しましょう。
例えば濃い色のフローリングに、ナチュラルな色味の家具を置くと違和感が出てしまいます。
すでに持っている家具を活用したい場合は、ナチュラル系素材や色のラグを置いたり、上から敷けるフローリングを購入したりといった工夫が必要でしょう。
長く愛せるデザインを選ぶ
マンションの場合、サイズ選びや色選びなど制約が多く、なかなか思うように家具を探せないこともあるでしょう。
しかし時間がかかっても、長く愛せるデザインの家具を選ぶことをおすすめします。
インテリアコーディネートがうまくいくと、おしゃれで快適な空間となり、住んでいるだけで満足感や幸福感があがるでしょう。
マンションインテリアのおすすめスタイル
ここでは、マンションインテリアでおすすめのスタイルを紹介します。
個性的な空間にするためのポイントも参考にしてください。
北欧ナチュラルスタイル
流行している北欧ナチュラルのポイントは、無垢材やファブリックを使いながら、シンプルで温もりのある家具でコーディネートすることです。
簡単にフォーカルポイントをつくるには、ソファーで使うクッションやブランケットなどのファブリックに、北欧らしいデザインを採用すると可愛らしく、視線を集めるでしょう。
ポップなミッドセンチュリースタイル
マンション内装のシンプルさを逆手にとり、ポップな色をテーマカラーにすることで、他にはないミッドセンチュリースタイルをつくり出せます。
ただしテーマカラーを3色に抑え、にぎやかかつまとまりのある空間にすることが大切です。
個性的なフォルムの家具がひとつあると、インパクトを演出できます。
選択が難しい場合は、ビビッドな色のファブリックを使うのもおすすめです。
シックなモダンスタイル
モダンスタイルにしたい場合は濃いめの色をテーマカラーにし、スチールやアイアン素材などの無機質な素材を組み合わせると、シックで重厚な雰囲気を演出できます。
そこにアート作品や観葉植物を置くと、海外のインテリア雑誌に出てくるような、ホテルライクな空間を実現できます。
マンションの限られた空間でもおしゃれにレイアウトしましょう
今回は、マンションのインテリアを使いやすくおしゃれにコーディネートするためのポイントを紹介しました。
マンションのコンパクトな間取りでもポイントを押さえた家具選びと、インテリア雑貨やテーマカラーを工夫することで、ひと味違ったインテリアコーディネートが演出できます。
フォーカルポイントをつくることを意識すると、さらにおしゃれな空間が実現できるでしょう。
TIMBER YARDでは、北欧デザインの家具や雑貨を取りそろえているオンラインショップを展開中です。
おしゃれなコーディネート例も豊富に掲載しています。
流行の北欧インテリアは、注文住宅でもマンションでも、おしゃれでモダンな空間作りを可能にするデザインが豊富です。
長く愛されるデザイン家具や温かみのある雑貨を、日常生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
その場合、インテリア雑貨を上手に使って、印象的な空間づくりを目指しましょう。