マンションリノベーションで水回りを快適に!水回り移動の条件・注意点・工事費用を解説

マンションリノベーション 水回り

    水回りとは、キッチン・お風呂・洗面・トイレを含む、住まいに欠かせない設備。

    水回りの位置や向きを変えるだけで日常のストレスが解消でき、快適な住まいになります。

    とはいえ、「どんなマンションなら可能?」「水回り移動で注意すべきことは?」といった疑問があふれる方もいるでしょう。

    今回は、水回り移動の条件や注意点、使いやすい間取りの事例などを徹底解説!

    最後まで読めばすべて解決する内容なので、参考にしてください。

    マンションリノベーションで水回りが移動できる条件

    マンションリノベーションの水回り移動は、排水管と床の構造が影響します。

    以下4点を理解しておけば、ポイントをおさえてリフォーム業者に相談できますよ。

    床スラブ上配管である

    水回り移動には、「床スラブ上配管」が向いています。

    床スラブ上配管とは、室内の床とスラブ(コンクリートの構造体)との空間に排水管が通っている構造です。

    排水管がスラブに沿って各水回りに繋がっており、スラブを壊さずに位置が変更できます。

    一方、1970年代のマンションは「床スラブ下配管」といって、室内の床とスラブが重なる構造です。

    穴を開けたスラブに配管が通っており、水回りを移動させるには新たな穴を開けなければいけません。

    さらに、下の階の天井を開けるリスクも伴います。

    水回りを移動するなら、床スラブ上配管であるか確かめましょう。

    PS(パイプスペース)が少ない

    PS(パイプスペース)とは、マンションの配管が集約されている空間です。

    PSは共有部分であり、上下階をつなげる縦方向の配管が通っているため位置は変えられません。

    一般的に、マンションの排水は水回り周辺設備の床下に引いた排水管により、1カ所に集約されています。

    そこからPSの縦配管を通って下水に送る仕組みです。

    そのため、室内にPSが多いと排水管を結ぶ場所が特定されるので、水回りの移動が制限されます。

    大幅な水回りリノベーションなら、PSの位置と数を確認しましょう。

    二重床構造である

    排水管は水漏れや逆流を防ぐために、一定の勾配を確保しなければいけません。

    「二重床構造」なら、室内の床とスラブの間に空間があるため、十分な勾配が取れます。

    仮に、PSと水回りの距離が離れて排水管が長くても、二重床構造であれば対応できる可能性があります。

    しかし、スラブの上にすぐ床が貼られた「直床構造」だと勾配を大きく取れず、移動に制限がある場合も。

    そのため、水回りを自由に移動させるなら二重床構造が適しているのです。

    換気ダクトの移動先がある

    ダクトとは、室内の空気を室外へ送りだす管であり、一般的には換気扇から外壁の穴まで天井裏に配置されています。

    しかし、水回り移動の際、コンクリートの梁により天井裏を通せない場合があります。

    あらかじめ管理規約で室内の構造を確かめ、ダクトの移動先を想定するのが重要です。

    マンションリノベーションで水回りを移動させる際の注意点

    水回りをリノベーションできる条件を満たしているマンションでも、注意点が2つあります。

    不安な場合や分かりにくい場合は、リフォーム業者に現地調査してもらいましょう。

    配管の状態に注意する

    配管には寿命があり、築25〜30年前後だと高い確率で傷んでいる可能性があります。

    水回りをリノベーションしても配管が古いと住まいの機能を保てません。

    管理規約でリノベーションの有無や配管工事の履歴を確かめてください。

    ちなみに、劣化が進んでいる配管は以下のリスクを伴います。

    • 水漏れを引き起こす
    • 水質が悪くなる
    • 水圧が弱くなる

    配管の移動制限を確認する

    マンションによっては管理規約で水回り移動を禁止、もしくは制限している場合があります。

    これは、PSに通っている排水管が「共用部分」であり、位置変更できない背景があるからです。

    それに伴い室内の配管移動も不可としている場合があります。

    また、水漏れや水圧低下を含むリスクを危惧している可能性も否定できません。

    KAORI

    管理規約を見て判断できない場合は、不動産会社やリフォーム業者に相談してください。

    移動距離を短くする

    水回り移動の距離を短くすれば、材料費や工事費を抑えられます。

    また、場合によっては狭さを感じない室内になります。

    前述したように、排水管が長いほど勾配を大きくしなければならず、それに伴って床の高さを上げる必要もあります。

    天井高が上げられる場合は床を上げても圧迫感はありません。

    しかし、天井高が取れなければ床だけ上げると狭く感じるもの。

    水周り移動はなるべくPSに近い場所を心がけ、移動距離を短くしたりまとめたりすることが重要です。

    マンションリノベーションで水回りを移動させる費用の目安

    水回りの移動はさまざまな工事が伴い、費用は配管の長さや交換方法、仕上げ方などで異なります。

    以下で工事内容と設備別の費用の目安をご紹介しましょう。

    水回り移動する工事内容
    • 床や天井の解体、撤去(水回りの移動先の含む)
    • 給水管、排水管、ガス管を含む配管の延長・位置変更
    • 解体部分の復旧工事
    • 内装仕上げ工事
    • キッチン移動の工事費(設備本体、内装仕上げ費用別):40~80万円
    • トイレ移動の工事費(設備本体、内装仕上げ費用別):30~50万円
    • 浴室移動の工事費(設備本体、内装仕上げ費用別):80~120万円
      ※ただし、築古物件でみられる在来工法からシステムバスへの変更だと、150万円前後
    • 洗面移動の工事費(設備本体、内装仕上げ費用別):20~40万円

    マンションリノベーションで快適な水回りの事例

    水回り移動や向きを変えるだけで、おしゃれで快適な間取りが実現します。

    とはいえ、水回りリノベーションのイメージが湧かない方もいるでしょう。

    ここからは、ポイントをおさえた実例をご紹介します。

    キッチンの方向を変えるだけで家事動線がスムーズに

    アイランド型キッチン

    キッチンスペースが独立している場合は、キッチンの向きを変えるだけで雰囲気が変わります。

    壁を背にしてペニンシュラキッチンやアイランドキッチンを配置すれば見通しがよく、会話がはずむLDKに!

    キッチンの縦のラインに沿って洗面台や浴室とつなげると、家事効率がアップする間取りになります。

    北側に水回りをまとめてリビングと寝室を明るく!

    水回りを北側にまとめれば、その他の部屋が明るい雰囲気になります。

    例えば、北側の玄関の場合は入ってすぐに洗面・浴室・クローゼットをまとめれば、帰宅後すぐにお風呂へ。

    きれいな状態にしたあと、ゆっくりリビングでくつろげます。

    部屋が北側にある物件は、日当たりが悪かったり部屋が細かく区切られていたりなど、用途に困ることもあるでしょう。

    壁を取り払って水回りをまとめれば、快適な間取りに生まれ変わります。

    移動によりワンサイズアップの水回りが実現

    水回り移動なら、無駄に感じる空間を別のスペースとして埋められます。

    例えば、使いにくい位置に収納スペースがある場合、その空間分の浴室やキッチンスペースを広げられます。

    使い勝手のよさはライフスタイルによって異なるもの。

    KAORI

    水回りの移動に併せて設備の大きさにこだわれば、心地よい暮らしにつながります。

    条件をクリアしたマンションなら水回りリノベーションのアイデアは無限!

    マンションの水回り移動は、暮らしをさらに快適にする手段です。

    とはいえ、事前に排水管や床の構造、状態などの把握が肝心です。

    これらはマンションの管理規約にすべて記載されていますが、現物を見ないと分からないこともあります。

    マンションリノベーションを検討中の方は、実績のあるリフォーム会社に相談して現物を確認してもらいましょう。

    TIMBER YARDなら、マンションリノベーションのご相談も受け付けています。

    ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。