新しく家を建てるのに際して、自然が豊かな場所で暮らしたいと考える人も多いのではないでしょうか。
自然と暮らす家を建てれば、ゆったりと景色を眺めて癒されたり、アウトドアアクティビティを気軽に楽しめたり、心身ともにリラックスできる暮らしが手に入ります。
この記事では、自然と暮らす家を建てるメリットや家づくりのポイント、施工事例を紹介します。
自然豊かな場所に家を建てることに興味のある方は、ぜひ参考にしてください。
自然と暮らす家とは
自然と暮らす家とは、自然と隣り合わせの環境にある家のことです。
海・山・川・森など周辺に豊かな自然があり、その中で暮らすことで、自然とのつながりや触れ合う楽しさ、厳しさを体験できることが理想です。
そんな暮らしを実現させるためには、環境にやさしい設計や手触りよい天然素材を使うことなどを意識し、快適で暮らしやすい家をつくることが大切です。
自然と暮らす家のメリット
自然の中で暮らすことで、生き方や働き方、家族との関係を見直す人も増えています。
ここでは、自然と暮らす家のメリットを紹介します。
ストレスから解放される
自然の中で暮らすことで、心身がリラックスし、ストレスから解放される効果が期待できます。
森林浴した人を計測した結果、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌量が減ったり、緊張を生み出す交感神経の働きが減少したりなど、さまざまなデータが報告されています。
実際に、休みの日に自然豊かな場所にいくと「癒やされた」と感じる経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。
自然と暮らす家を建てれば、日常的にリラックスできる空間が持てるというメリットがあります。
健康に暮らせる
自然の中で暮らすと、健康に暮らせる可能性が高くなります。
近くに自然があることで、アウトドアアクティビティが身近になり、運動不足を防ぐ効果が得られるでしょう。
また、自然豊かな場所で数時間過ごしたことで血圧が下がったり、免疫力が上がったりなど、多くの研究結果が示されています。
創造性を高める
自然のある暮らしは、創造性や感受性を育てることにもつながります。
自然の移ろう四季を感じられると、人間の五感が絶えず刺激される効果があります。
木々や花の匂いや色合い、風の音や鳥の鳴き声など、自然の中でのみ体感できることを満喫できます。
子どもの成長に良い影響がある
自然と暮らす家に住むことは、子どもの成長に良い影響を与えるでしょう。
昆虫や野生の動物と出会えたり、公園とは違うアクティビティを体験できたり、子どもがいつでものびのびと遊べる環境が近くにあります。
自然の中では五感をフル活用するため、子どもは遊びながら豊かな感受性を身につけられるでしょう。
別荘・セカンドハウスに最適
自然と暮らす家に滞在するだけでストレスを軽減したり、リラックスできたりするため、別荘やセカンドハウスとしても最適です。
さまざまな事情によって移住までできなくても、定期的に通うだけで、多くの健康効果を期待できます。
仕事を引退したのちに、セカンドライフの拠点として使うことも検討してみましょう。
都会とは違う価値観に出会える
自然と暮らす家に暮らすことで、都会とは違った価値観に出会えることもあるでしょう。
自然が豊かな場所では、都会で感じてきた価値基準とは違う暮らし方があります。
1日の時間配分や、人間関係での距離感、厳しい自然との付き合い方など、都会とは異なる価値観や暮らし方を経験できます。
自然と暮らす家づくりのポイント
自然と隣り合わせの暮らしに適した家づくりとは、どんなものでしょうか。
ここでは、自然と暮らす家を建てる際に、検討しておきたいポイントを紹介します。
自然の景色になじむ外観
自然に囲まれた場所に家を建てる際は、周囲の景色になじむ外観にすることをおすすめします。
素材や雰囲気にこだわることで、豊かな自然環境ならではの、おしゃれな家づくりができます。
だからといって、必ずしも山小屋風にこだわる必要はありません。
自然になじむ色合いや素材を使った建築資材を使いながら、機能性と快適性のバランスが取れた設計にすれば、モダンなデザインでも過ごしやすく環境になじんだ家が実現できます。
自然が感じられる大きな窓
自然と暮らす家に大きな窓を設置して、いつでも景色を眺められるようにすると、近くの自然を視覚的にも楽しめます。
リビングに大きな窓を設置すれば、家の中からでも季節の移ろいを感じられるでしょう。
また、浴室に大きな窓を設置すれば、温泉旅館のような贅沢な空間が手に入ります。
ただし、大きな窓は外気の影響を受けやすいため、断熱効果を高める家づくりをしましょう。
自然が感じられる庭・テラス
リビングからつながる庭やテラスをつくれば、家の敷地内でも、自然に囲まれた環境を存分に味わえます。
庭やテラスがあれば、家事や仕事の合間に景色を眺めながらコーヒーを飲んだり、家族や友人とバーベキューを楽しんだりできます。
庭やテラスを設ければ、自然がすぐ近くにあるのを日々の生活でも感じられる空間となるでしょう。
自然な素材に囲まれた家
自然と暮らす家を建てる際には、自然な素材をふんだんに使うと良いでしょう。
家の中でも天然木の良い香りがしたり、肌触りの心地よさを感じたり、自然との暮らしを体感できます。
外の景色とのつながりも感じさせ、生活空間の中でもゆったりとした気持ちになれるでしょう。
自然と暮らす家の施工事例5選
ここでは、自然と暮らす家の施工事例を5つ紹介します。
外と家がつながるアウトドアリビング
この事例は、海の景色が間近に見える場所に建てられた家です。
広いリビングダイニングに大きな窓を設置し、その向こうにテラスが設けられています。
テラスの端に小さなキッチンもあり、アウトドアリビングとしてさまざまな用途で使えるのが魅力です。
他の居室には、ウッドデッキにリラックスチェアが置かれ、くつろぎながら海が眺められます。
吹き抜けと大きな窓のある家
この事例は、周囲を木々に囲まれた、リビングに吹き抜けのある家です。
リビングやキッチン、浴室の大きな窓から、木々の緑を楽しめる間取りになっています。
内装も木材の風合いを活かしたデザインをモダンに仕上げ、おしゃれなインテリアとマッチした、スタイリッシュな空間をつくり出しています。
海へ直行できるサーファーズハウス
この事例は、海から近い場所に建てられたサーファーズハウスです。
サーフィンを楽しんだ後に、浴室に直行できる間取りが特徴的です。
リビングの前に広々とした庭とテラスを設け、ゆったりとした暮らしを実現しています。
趣味に特化した設計は、注文住宅ならではの魅力です。
テラスと庭をつなぐシンボルツリー
この事例は、山の麓にある開けた場所に建てられた、広い芝生の庭がある二世帯住宅です。
世帯で分けたそれぞれの家をつなぐ場所に、シンボルツリーが植えられているのが特徴です。
木目を活かした床材やインテリアを配置しており、伸びやかな吹き抜け階段からは光がふりそそぎ、気持ちの良い空間に設計されています。
敷地面積300坪!山の上に建てられた高級別荘
こちらの事例は、千葉県富津市の山の上に建てられた高級別荘です。
敷地面積300坪もの広さに対して、居住スペースの間取りを1LDKに抑えた贅沢な仕様。
開放的な屋外プールや、大人数のゲストをおもてなしできる大空間、リゾートホテルのようなお部屋が並ぶ客室棟に、離れのお風呂棟まで備えた最高級仕様の別荘です。
山々に囲まれた非日常的なプライベート空間で、ゆったりとした暮らしを楽しめます。
自然と暮らす家をつくって、心地よく豊かに暮らそう
ここまで、自然と暮らす家を建てるメリットや家づくりのポイント、さらに施工事例を紹介してきました。
自然の中で暮らすことは、癒やされるだけでなく、健康面でも大きな効果が期待できます。
自然と暮らす家は、アウトドアやガーデニングなどの趣味が楽しめたり、子どもがのびのびと過ごせたりする暮らしに向いています。
ゆったりと過ごせる家をつくりたいと考えるなら、自然と暮らす家を検討してみてはいかがでしょうか。