「花や植物を日常的に飾ってみたい」と考える人は多くいますが、実際に始めてみると難しく長く続かない人もいるでしょう。

そこでおすすめなのは、北欧ブランドのフラワーベース。

洗練されたフォルムが美しいため、花や植物を無造作に挿しても、単体で飾っておくだけでもおしゃれなインテリアとして楽しめます。

この記事では、日常生活に取り入れやすい北欧ブランドのフラワーベースおすすめ10選を紹介します。

ぜひ、お気に入りのデザインを見つけてみてください。

花や植物の繊細さを楽しめる「IKEBANA」

2016年に、スペイン人アーティストのハイメ・アジョンによるフラワーベース。

日本の伝統「生け花」からインスピレーションを受けてデザインされました。

ガラスのベースより高い位置に、穴の開いた真鍮の差し込み口のあるプレートがあり、浮遊感のあるデザインがユニークです。

大小の穴に切り花を飾ると、茎から花びらまでオブジェのように鑑賞でき、花や植物の繊細さを楽しめます。

生け花の新しいカタチを感じる「IKERU」

日本の伝統芸術「生け花」からヒントを得て、ハイメ・アジョンが生み出したフラワーベース。

ガラストレイに入れた生け花の剣山を思わせる金属製の筒に、1本ずつ植物を生けるため、背の低い花も美しく生けられます。

筒の高さや大きさがそれぞれ異なるため、どんな植物を生けても、アート作品のようなフォルムを生み出し、目を楽しませてくれるでしょう。

ゆらぎを感じさせる不思議な存在感「MOON EYE VASE」

デンマークのデザイナー、グレーテ・マイヤーによる、2019年発表の2個セットのフラワーベース。

三日月と目をシンボル化したデザインで、ガラス職人の型吹きでつくられているため、ひとつずつ高さや厚み・色合いが異なります。

三日月の曲線と目の楕円形の丸みを合わせて並べると、ゆらぎを感じさせる不思議な存在感が美しく、個別で使ってもそれぞれの繊細なフォルムが魅力的です。

世界で最も有名な有機的なガラス「アルヴァ・アアルトコレクション ベース」

フィンランドを代表するデザイナー、アルヴァ・アアルトによって1936年に発表されたコレクションです。

翌年のパリ万博に出品され、世界中の注目を集めました。

北欧のどこかに存在する湖のような曲線のデザインがユニークで、世界で最も有名なガラス作品のひとつといえるでしょう。

サイズやカラーバリエーションも豊富で、組み合わせて使っても美しいでしょう。

安定感と使いやすさは抜群「フローラ」

デンマーク王室御用達のガラスブランド、ホルムガードから生み出されたフラワーベース。

ワイングラスで鍛えた吹きガラス製法でつくられるベースは、下に向かって広がる安定感のあるフォルムが特徴で、生け口までの段差の高さを変えた3種類のサイズ展開があります。

12cmタイプは日常使いに最適で、24cmタイプは長い枝も飾れるほど大きく安定感があります。

ひと目見たら忘れられない愛らしさ「EVA」

デンマークの国民的アーティスト、ビヨン・ヴィンブラッドによる女性をモチーフにしたフラワーベースです。

アーモンドアイと高い鼻がつけられた大きめの顔に、細身の体を型取ったユニークなデザインが目をひきます。

花を生けると、女性の頭部に花を飾ったようになり、優しい微笑みを浮かべた顔が一層引き立ちます。

日常生活が華やかになる愛らしいデザインです。

丸くぽってりした温かみのあるフラワーベース「ハンマースホイ」

デンマークを代表する陶磁器ブランド、ケーラーのフラワーベース。

ふっくらとしたフォルムに日本の鎬（しのぎ）技法のような凸凹があるため、光のあたり具合で釉薬によるツヤの表情を変化させるデザインが特徴です。

大きさやカラーバリエーションが豊富で、小さな花も大ぶりな花もバランスよく生けられます。

日本の住宅に合わせやすいデザインです。

北欧の自然を感じるノスタルジックなデザイン「アンヌ・ブラック」

デンマークで最も注目されている人気女性デザイナーのアンヌ・ブラックは、多くのフラワーベースをデザインしています。

どれも繊細さとノスタルジックを感じさせ、クラシカルとモダンを両立させたデザインが魅力です。

北欧の自然からインスピレーションを受けてデザインされたものが多く、ミニマルなフォルムは職人の手仕事から生み出されています。

ステンレスとガラスで有機的デザインを体現「ジョージ・ジェンセン」

1904年に銀細工工房として創業したデンマーク老舗ブランド、ジョージ・ジェンセン。

ジュエリーやカトラリーが有名ですが、多様なデザインのフラワーベースも発表しています。

ステンレススチールやガラスを使ったフラワーベースは、どれも有機的な曲線がのびのびとデザインされ、美しいフォルムを実現しています。

大地の力強さを彷彿とさせる存在感「アルコアベース」

デンマークのフォーム＆リファインと、ポルトガルのアルコア社が協働して生み出したフラワーベース。

ポルトガルのアルコバサ地方にある上質な白土を使ったデザインで、そこから「アルコア」という名がつけられました。

表面はマットなグレー、内側は光沢のあるグレーと釉薬を使い分けたコントラストのある色使いと、筒型にアクセントをつけた幾何学的なフォルムが印象的です。

北欧ブランドのフラワーベースで、日常生活におしゃれな彩りを

おしゃれで使いやすいフラワーベースがあれば、毎日花を生ける習慣がつきそうですね。

北欧ブランドのフラワーベースは、どれもスタイリッシュなデザインでありながら、花や植物を自然体のまま飾ってもサマになるのが魅力です。

ぜひお気に入りのフラワーベースを使って、日常生活に彩りを添えましょう。

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