目隠しフェンスがあれば心地よい暮らしが手に入る|実用性、設置のポイントを詳しく解説

    「わが家に適した目隠しフェンスが分からない」「そもそも目隠しフェンスは必要?」など、新築住宅を建てる際に設置するかを悩む人が多い、目隠しフェンス。

    実は目隠しフェンスは視線を遮る以外にも実用性があり、設置すれば家族の安心安全を守れるエクステリアなのです。

    この記事では、目隠しフェンスの実用性や種類、設置のポイントを詳しく紹介するので、最後まで読んで判断材料にしてくださいね。

    目隠しフェンスの実用性

    目隠しフェンス

    目隠しフェンスは、その名の通り外からの視線を遮る目的を想定して製造されているフェンスです。

    設置方法は主に2点あり、ブロックにフェンスを差し込む方法と地面にフェンスを埋める方法があります。

    下記では、目隠しフェンスの実用性を5つ紹介するので、参考にしてください。

    プライバシーが確保できる

    目隠しフェンスがあればプライバシーの確保ができ、庭や室内で人目を気にせず居心地よく過ごせます。

    下記は設置場所を検討する際の一例です。

    庭 / お風呂場 / 勝手口 / 洗濯物干しスペース

    防犯性が高い

    目隠しフェンスには、防犯性があります。

    住宅回りに目隠しフェンスがあるだけで空き巣は「入りにくい」「防犯意識が高い家」と認識するからです。

    もしフェンスが設置されていなければ、容易に敷地内に侵入される恐れがあります。

    目隠しフェンスは視界を遮るだけでなく、外からの侵入を防ぐ役割があるのです。

    防音効果がある

    目隠しフェンスは、外からの音を防ぐ役割もあり、主要道路沿いの住宅やコンビニなどで使用されています。

    防音効果の高いフェンスは、特殊パネルを用いていることから、内部構造が複雑で価格が高めに設定されています。

    デザインはシンプルなものが多くあります。

    境界線を明確にできる

    目隠しフェンスがあることで、近隣との境界線を明確にできます。

    通常、敷地の境界線は、境界標識によって明記されているため、分かりにくいことも。

    しかし、目隠しフェンスを境界線上に設置することで、境界が視覚的に認識しやすくなります。

    KAORI

    境界がはっきりすれば、万が一、近隣とのトラブルがあった場合や土地の相続などで、境界の位置で問題にならずにすむでしょう。

    おしゃれな演出ができる

    目隠しフェンスは、デザインや素材が豊富にあります。

    つまり、外観の雰囲気に合わせたフェンスを選べば、家全体をおしゃれな雰囲気に演出できます。

    例えば、お庭にこだわりがあるならば、そのイメージに合ったデザインに。

    ウッドデッキがある家ならば、木目調の目隠しフェンスにして統一感を出すなど。

    目隠しの目的だけでなく、家の雰囲気にマッチさせると、よりおしゃれな住宅に近づきます。

    目隠しフェンスの素材

    住まいに合った目隠しフェンスを選ぶには、フェンス素材の特徴を理解した上で検討することが大切です。

    ここからは、目隠しフェンスの主な素材を紹介します。

    デザインが豊富な「アルミ製」

    アルミ製フェンスのメリットは、「耐久性に優れている」「豊富なデザインがある」という2点です。

    サビや腐食に強いことから、海に近い住宅に多く用いられています。

    また、デザインの幅が広いため、家に合わせてコーディネートが楽しめる点も特徴です。

    価格は1番安価で、手軽に取り入れられるのも魅力でしょう。

    腐食の心配のない「樹脂製」

    樹脂製とは、プラスチックと木粉などを混ぜた素材であり、本物の木に近い自然な風合いが楽しめます。

    樹脂製のメリットは腐食しないこと。

    防腐剤を塗布する必要がないので、メンテナンスは定期的な水洗いのみでよいのも魅力的です。

    ナチュラルさが魅力の「木製」

    目隠しフェンス

    木製のフェンスは、天然木そのものの温かい風合い、質感があります。

    植物との相性もよいので、ナチュラルな雰囲気を重視したい方にはおすすめ。

    お庭やウッドデッキがある住宅ならば、木製のフェンスはなじみやすく統一感もアップします。

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    塗装加工もできるので、お好きな色に変えられますよ。

    頑丈さを求めるなら「スチール製」

    スチール製のフェンスは、衝撃に強く通気性のよい点がメリットです。

    例えば、ボール遊びなどでフェンスに当たっても、衝撃を吸収するので壊れにくくダメージが少なくて済みます。

    また、通気性も良いことからプライベート空間が開放感ある雰囲気になり、目隠しの機能を活かしながら心地よさを実感できるでしょう。

    光を通す耐久性のある素材「ポリカーボネート」

    ポリカーボネートとは、カーポートや屋根材に使われている素材です。

    メリットは丈夫さと採光を得られること。

    ポリカーボネートのフェンスであれば、適度な採光と目隠しを兼ね備えているので、リビング前やキッチン前に適している素材だといえるでしょう。

    目隠しフェンスの種類

    目隠しフェンスは種類が豊富にあります。

    ここからは、目隠しフェンスの主な種類を紹介するので、用途に合ったタイプを検討してください。

    横目隠しタイプ

    目隠しフェンス

    横目隠しタイプは、よく目にする従来型のフェンスです。

    隙間のない形状が多く、視線を遮り、防音効果もあります。

    その反面、光や風も通さないので近隣の境界として使用するなど、光が入りにくいところに使用するのがおすすめです。

    縦目隠しタイプ

    目隠しフェンス

    縦目隠しタイプは、横目隠しタイプを縦にしたデザインであり、基本的な性能に違いはありません。

    しかし、視覚的にスッキリとした印象を与えられるので、玄関付近に設置することが多いタイプです。

    ルーバータイプ

    ルーバータイプは、隙間のある目隠しフェンスです。

    パネルの間にわずかなすき間があり、目隠し機能や通風、採光を取り入れられます。

    お庭やテラスなどに適しているタイプだといえるでしょう。

    目隠しフェンスを設置する5つのポイント

    目隠しフェンスを検討する際は、ここから紹介する5つのポイントをおさえておけば、スムーズに設置できます。

    目的を明確にする

    まずは、目隠しフェンスの目的を明確にしましょう。

    目的を明確にしておけば、住宅や用途に合った目隠し方法や種類が選べます。

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    さらに、上記でご紹介した目隠し以外の実用性もあることから、住宅回りをどのように守るのか判断材料にもなります。

    敷地の状況を把握する

    次に敷地の状況を確認しましょう。ポイントは「敷地と道路の高低差」と「日当たり」です。

    例えば、敷地よりも道路が低い場合は、フェンスの高さが低めでも効果があります。

    しかし、敷地よりも道路が高い場合は、見下される視線を感じやすい位置関係になるので目隠しフェンス以外の方法を検討しなければいけないことも。

    さらに、目隠しフェンス設置予定の場所が、日当たりがよい所ならばフェンスの種類を変える方法もあります。

    周辺の状況を確認する

    フェンスを設置するにあたり、周辺の状況も確認しましょう。

    ポイントは「人と車の交通量」と「近隣への配慮」です。

    設置予定の場所が、人や車通りが多いか少ないかでもフェンス選びが変わります。

    さらに、フェンスを設置することで、隣家の日当たりや風通りが悪くなってしまうとトラブルの原因にもなりかねません。

    隣家への影響も配慮しながら設置を検討しましょう。

    最適な高さを検討する

    目隠しフェンスの一般的な高さの目安は、約180~200cmです。

    これは、人が立っている目線が基準となっています。

    そのため「どこに」「どんなとき」の視線を遮るかによって設置する高さが異なるため、あくまで目安として考えてください。

    200cmを超えると、防犯上は侵入しにくいと感じますよね。

    しかし圧迫感につながり、万が一侵入されてしまうと、身をひそめられる死角になることも考えられます。

    フェンスの高さは図面上の判断ではなく、実際現地に足を運んで確認しましょう。

    イメージに合ったフェンスを選ぶ

    目隠しフェンスは、デザインが豊富にある点が特徴です。

    外観やお庭のイメージに合わせたデザインや素材を選べば、より魅力的な住宅が実現できます。

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    機能だけでなく、見た目にこだわることで住宅全体の統一感が生まれるため、実用性とデザイン性を兼ね備えた目隠しフェンスを検討してみましょう。

    目隠しフェンスを活用すれば、安心安全が手に入る

    目隠しフェンス

    目隠しフェンスは、目隠し以外にも防犯対策やトラブル防止にもつながる実用性があります。

    デザインや素材も豊富にあるので、住宅の雰囲気に合った商品が選べるのも魅力的。

    家族の安心安全のために、目的に応じた目隠しフェンスを取り入れてみてはいかがでしょうか。