トイレのインテリアをおしゃれにするコツは?ポイントや注意点、実例もご紹介

    トイレは家族が1日に何度も使用し、住居の中で殺風景な空間になりやすい場所です。

    インテリアにこだわって落ち着ける空間を作りたい反面、どうすればおしゃれに見えるのか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

    今回は、トイレのインテリアをおしゃれにするポイントや実例をご紹介します。

    おしゃれなインテリアを作るコツ

    トイレは約1畳の狭い空間であるため、住居の中で一番インテリアコーディネートが簡単な場所です。

    下記ではトイレがおしゃれになるコツ3点をご紹介します。

    生活感をなくす

    シンプルなトイレ

    トイレは生活感が出やすい場所なのでなくす工夫が必要です。

    例えばトイレの配線を隠す、トイレットペーパーや掃除道具などの収納の工夫を考えましょう。

    最近はタンクレストイレなど空間をスッキリ見せるトイレや、配線を隠すボックスもあります。

    また収納に関しては、壁につける扉付きの収納や余白に合わせてDIYするのもよいでしょう。

    設置場所はなるべく足元に近く、地面から浮かせた位置がおすすめです。

    目線を外せて圧迫感がなく、掃除もしやすいので清潔感が出せます。

    トイレの置きものを考える

    トイレ

    トイレは窓が小さかったりマンションやアパートでは間取りによっては窓が無く暗くなりがちな場所。

    気持ちが和む手のひらサイズの小物を置けば空間全体が明るい印象に変わります。

    下記はその一例です。

    • 観葉植物(多肉植物・サボテン・エアープランツなどあまり水をあげなくてもよいもの)
    • 小瓶に花をいける
    • 香りがする小物
    • フレームアート

    トイレ空間の色味を考える

    トイレ

    インテリアを考えるにあたって重要なのはカラーであり、トイレも同様です。

    ポイントは「色を増やしすぎないこと」です。

    最低でも3色までにとどめて色味やトーンを揃えると、トイレ空間が洗練された印象になります。

    下記は取り入れやすい色の組み合わせなので参考にしてください。

    • ホワイト×くすみカラー(ブルーやグリーン)
    • ベージュ×ウッディー系
    • ブルー×グレー

    トイレがおしゃれな空間になる5つのこだわりポイント

    トイレのインテリアをおしゃれにするポイントは、なにかひとつにこだわることです。

    シンプルなものをベースにして何か1点にこだわれば、スッキリと清潔感がある雰囲気に変わります。

    下記5つの中にはすぐに取り入れられることもあるので、ぜひ参考にしてください。

    壁紙

    トイレ

    インテリアの印象は面積の大きさに左右され、トイレであれば壁面が一番広い面積です。

    トイレは壁紙におもいきった柄やカラーが取り入れやすい場所なので、他の部屋で諦めていた大胆なカラーでも映えます。

    最近では、貼ってはがせる壁紙やリメイクシートなどもあり、既存の空間でも手軽に変えられるのが特徴です。

    下記は壁紙のアレンジでおしゃれに見える工夫の一例です。

    • 壁の一面だけアクセントクロスを使用する
    • 濃い色や柄は1~2面までにする
    • 奥行きを出すなら、正面の壁に目線がいくような壁紙を選ぶ
    • 天井を高くみせるなら、天井の壁紙は明るい色にする

    トイレ

    床面もインテリアにインパクトを与える部分です。

    インテリアを考えるときは素材や色、デザインにこだわりましょう。

    壁面同様、床面もフロアシートを活用したりトイレマットを新調したりすれば手軽に変えられます。

    ただし、以下2つの注意点があることを覚えておくとよいでしょう。

    • 床面にインパクトのある柄や強調したいポイントがあるならば、壁面はシンプルにする
    • 床材を選ぶなら便器まわりは耐久性の高い素材を選ぶ

    照明

    トイレの照明と手洗い

    トイレのインテリアは照明を変えたり、間接照明を取り入れたりするだけでもおしゃれになります。

    例えば真鍮や銅素材を使用したペンダントライトやウォールランプを取り入れれば、経年変化とともにアンティークな雰囲気に。

    鏡の裏や棚の下を間接照明で照らせば、モデルルームのような高級感のある空間を演出できます。

    だんご

    特に窓がないトイレの場合は照明にこだわれば適度な光源がとれるので、落ち着いた印象になるでしょう。

    手洗い場

    トイレの手洗い

    近年タンクレストイレの導入により、トイレに手洗い場を設けている家庭もあるでしょう。

    手洗い場周辺の壁やボウル・小物にこだわることで、統一感のあるまとまった印象にできます。

    例えば手洗い場のボウルを陶器やステンレスにしたり、蛇口部分はボウルに合った雰囲気のものにしたり。

    好みのタイルを壁にあしらうのもよいでしょう。

    異素材のものを選択すればよりおしゃれ度がアップします。

    トイレットペーパーホルダー

    真鍮のトイレットペーパーホルダーが付いたトイレ

    意外に目がいきやすいのがトイレットペーパーホルダー。

    なるべく樹脂製のものではなくステンレスや真鍮などの金属や、木製のものを選べばそれだけでおしゃれ度がアップします。

    だんご

    素材とデザインにこだわり、思い描いているスタイルに合わせられればすぐに取り入れられるのがメリットです。

    風水で気をつけておきたいトイレのインテリア

    トイレのインテリアは見た目だけではなく、風水も考慮しておくことが望ましいでしょう。

    トイレ空間は風水において邪気が発生しやすいといわれており、あまりこだわりすぎるとよくないこともあるのだとか。

    下記は一例なので心がけておくとよいでしょう。

    • トイレにクリスタルの置物や陶器のものを置くとよい
    • 暗すぎない方がよい
    • アートや絵画を飾るなら、明るい印象のものにする
    • プラスチック製品はなるべく置かない
    • ドライフラワーを置くのは好ましくない
    • 時計を置くのは避ける

    おしゃれなトイレのインテリア実例

    トイレのインテリアを考える際、好みのテイストを知っておくのも大切です。

    下記では4つのテイストを紹介するのでインテリアの参考にしてください。

    北欧テイスト

    アルネヤコブセンがデザインした壁紙を使用したトイレ

    北欧テイストならくすみカラーや動物・自然がモチーフの壁紙を使用すると、温かみのある印象になります。

    アクセントとして取り入れるなら、ナチュラルな色合いの木製雑貨や棚などがおすすめです。

    トイレ全体の印象が和やかな雰囲気になりますよ。

    ペンダントライトと大胆な柄のクロスで明るい印象に!

    シンプルな壁紙ですが、グリーンや北欧雑貨で落ち着いた雰囲気に。

    モダンテイスト

    シンプルなトイレ

    モダンな印象を演出するなら、色味はホワイト・ブラック・グレー・ブラウンなどで視覚効果を狙いましょう。

    落ち着いたトーンの中に、特徴的な壁紙を使用。

    小さなギャラリースペースにしてもおしゃれです。

    だんご

    ダークカラーとホワイトのコントラストがシックで大人っぽい印象になります。

    床面がヘリンボーンで、シンプルの中にも清潔感のある印象!

    ヴィンテージ

    ヴィンテージテイストにするならアースカラーや懐かしさの感じる雑貨を選びましょう。

    それだけで、トイレ全体の印象がかっこよくなります。

    床面にタイルを使い、木目の色味を活かした雰囲気を演出。

    懐かしさを感じる照明と真鍮の蛇口でアンティークな世界観を実現!

    トイレのインテリアは意外に簡単!

    トイレ

    トイレは住居の中では一番狭い場所です。

    何かひとつだけ加えたり変えたりするだけで、こだわりの空間を実現できる手軽さがインテリア観点でのメリットです。

    毎日使う場所がおしゃれなインテリアに囲まれた空間であれば、日々に潤いをもたらします。

    大胆な壁紙やお気に入りの雑貨を置いて、トイレのインテリアをおもいっきり楽しんでみてはいかがでしょうか。