スツールは、背もたれや肘掛けがなく、コンパクトなチェアです。

リビングや、キッチン、玄関から洗面所などで気軽に座る椅子から、来客時の予備の椅子、サイドテーブルやディスプレイスタンドとしてなど、さまざまな使い方が楽しめます。

今回の記事では、インテリアのアクセントとしても魅力的で、タイムレスに愛される北欧デザインのスツールを特集してご紹介しましょう。

愛らしい形状が優しい空気を運ぶ「スツール60」

アルヴァ・アアルトが1933年にデザインした、アルテックを象徴するアイコニックなスツール。

スツールとしてはもちろん、サイドテーブルやディスプレイ台としてもご使用頂ける汎用性の広さもポイントです。

アルヴァが開発したフィンランドバーチ材を曲げる技術「L-レッグ」を応用した3本脚は、目を和ませる心地よいカーブを描いています。

お部屋に合わせて選べる豊富なカラー展開で、インテリアコーディネートを楽しませてくれるスツール。

重ねてコンパクトに収納できるため、ゲスト用のチェアにもおすすめ。

タイムレスに愛される北欧デザインのスツールが優しい空気を運んでくれるでしょう。

レザー使いでスタイリッシュなデザイン「ドットスツール」

アルネ・ヤコブセンがデザインし、1954年に発表されたフリッツ・ハンセンのロングセラースツール。

上質なレザーで覆われた座面、スタッキングが可能な4本脚のデザインがスタイリッシュな雰囲気を醸し出しています。

重ねても座面が傷つかない仕様、床を傷つけない脚先のゴムキャップ、座面裏の接続部に付けたカバーなど、快適で安全に使用できるよう設計されているのもポイント。

快適な座り心地のレザー座面で、気軽なティータイムにもぴったり！

ご自宅からオフィスまで幅広くご使用いただけるほか、予備の椅子としても重宝できるでしょう。

スペースに北欧モダンのクールな魅力をプラスしてくれるスツールです。

機能美溢れる靴職人のスツール「シューメーカーチェア」

デンマークの靴職人（シューメーカー）が使用していたと言われるスツールをWARNER社が再現した逸品。

印象的な座面のくぼみは、職人が毎日座っていたことで出来た自然のくぼみをそのままデザインにしたもの。

経年による使用から生まれた姿をデザインにした機能美溢れるスツールです。

このシリーズには、お子様用のキッズチェアからカウンター使用に最適なハイチェアまで、さまざまな高さのものが展開されています。

目的に応じたぴったりの高さを選べるため快適さもアップ！

天然木のありのままの美しさやぬくもりを感じる無塗装のウッドスツールは、インテリアアイテムとしても存在感を出すことでしょう。

無垢材とスチールのコントラストが美しい「Tabouret N°307」

ジャン・プルーヴェによって1951年にデザインされたスツール。

トラクターのサドルのような座面は、デザイン当時に人間工学に基づきアルミニウムで成形されたものを復刻したもの。

無垢材による座面が重厚感を出し、スチールチューブを使用した脚とのコントラストが、上品で洗練された美しさを醸し出しています。

ヒップがしっかりフィットする座り心地はさすがの一言。

玄関やリビング、オフィスなどさまざまなシーンに存在感を出すスツールで、凛とした佇まいがインテリア空間を豊かにしてくれるでしょう。

使うほどに風合いが増す無垢材の味わいを楽しめるスツールです。

北欧デザインの構造美が光る「Tabouret Bois」

ジャン・プルーヴェによって1941年にデザインされた構造美が光るスツール。

どの角度から見てもユニークで、各部材を固定している丸い金属パーツがアクセントのデザイン。

プルーヴェの哲学が詰まった繊細な作りのスツールは、用途を問わず空間を惹きたてる存在感があります。

スツールとしてのご使用のほか、ソファやラアウンジチェアと共にサイドテーブルとして、お花や置き時計などインテリアアクセサリーを飾るディスプレイスタンドにも最適です。

空間にリズムを加えるデザイン「Tabouret Metallique」

1936年、ジャン・プルーヴェによって、サン＝モーリスにある教育施設のためにデザインされたスツールです。

当時は製品化されず幻の作品となっていたものを、80年以上の時を経てVitra（ヴィトラ）が復刻しました。

独特なフォルムの台座が印象的で、置いているだけでも空間にリズムを加えられます。

インテリアのアクセントに魅力をプラスするカラー展開もポイント。

サイドテーブルとしても重宝する実用的なスツールは、リビングやベッドルーム、デスクサイドや玄関まで幅広く愛用頂けるでしょう。

北欧オブジェのような魅力を持つ「コルクファミリー」

ジャスパー・モリソンにより2004年にデザインされたコルクファミリーは、サイドテーブルやスツールとしてインテリアに取り入れやすいさまざまなモデルを展開しています。

リサイクル可能な天然素材のコルクのみを凝縮して作られ、滑らかな手触り、コルク独特の香りを感じることができるスツールです。

置いているだけでも絵になるオブジェのような魅力が、お部屋を素敵な空間に。

軽量で高い耐久性を持つ特徴から、お好きな場所に移動させやすいのもポイント。

チェアが足りない！といった時にもさっと運ぶことができ、優しい座り心地をお楽しみいただけるでしょう。

クラフトマンシップ溢れる独創性に優れた「ワイヤースツール」

革職人のオーバーガードと鍛冶職人のディルマンの2人によるクラフトマンシップ溢れる独創的なスツールです。

ワイヤーフレームとレザーを組み合わせた異素材のコンビネーションによる精巧な作り、均整のとれた構造の美しさが空間をおしゃれに演出します。

優しい座り心地、使うほどに味わいが出るレザーの魅力も楽しめるスツールは、ダイニングからリビング、書斎、ベッドサイドなど、幅広いシーンに馴染み、ワンランク上のインテリアコーディネートを実現できるでしょう。

コンパクトで持ち運びしやすい手軽さもポイントです。

洗練された空気を作る「リボルバースツール」

レオン・ランスマイヤーがデザインした、座面が360度回転するリボルバーシリーズのスツール。

身体の向きに合わせスムーズに回転する構造から、DIY作業やカウンターなどでの使用に便利です。

アウトラインをカーブさせ、座り心地を配慮したスリムな座面、美しいシルエットを作り出しているシャープな4本脚が北欧ミニマルのクオリティを感じさせます。

床が傷つかないよう工夫されているディティールも嬉しいポイントで安定感もアップ！

実用性とデザイン性を備えたスツールは、お住まいからオフィスや店舗などまで幅広く馴染み、インテリア空間を洗練された印象に導いてくれるでしょう。

伝統的な北欧デザインの美しさ「Angle Foldable Stool」

デンマークのデザインブランド、FORM＆REFINEによる無垢材を使用した脚立のように折りたためるスツール。

使用しない時は壁に掛けたり、コンパクトに収納することができ、持ち運びにも便利です。

座面角度にも工夫を凝らし、快適な座り心地を実現。

座面下にはレザーバンドと真鍮の棒を設け、安定感のある構造と細部までこだわった北欧クオリティが光る一点。

時間の経過と共に洗練される天然木の美しさを味わえるスツールは、チェアとしてのご使用から、サイドテーブルまで幅広く愛用頂けて、暮らしに欠かせないアイテムのひとつになることでしょう。

クラシックなスタイルを斬新に表現「ライトウェイトスツール」

デンマークのデザインブランド、FORM＆REFINEによる無垢材を使用した超軽量スツール。

木の接合で家具を構成するクラシックな大工仕事のスタイルをスリットデザインで表現しています。

印象的なグリッド状の座面は、まるでオブジェのような美しさで、光が差し込むことで作り出される影がインテリア空間をドラマティックに演出。

インテリアに奥行きや陰影をプラスできるスツールです。

軽量ながら強靭な作りで、スツールからサイドテーブル、ディスプレイスタンドなど多目的に使用でき、空間にワンランク上のクオリティをプラスしてくれるでしょう。

どこにも角がない心地いいデザイン「パススツール」

頬ずりしたくなるような無垢材の美しさが際立つスツール。

座面の柔らかなカーブ、脚部の丸みなど、細部までこだわった職人技が光る作りで、座る、置く、触れる、見るなど、全てのアクションに心地よさを伴い、語り合いたくなる逸品です。

普遍的なデザインを新鮮に感じさせるクオリティの高さにうっとりすることでしょう。

足掛け部分のバーの高さをあえてずらしたデザインが可愛いアクセントに。

椅子としてはもちろん、お花やインテリアアクセサリーを飾るディスプレイスタンドや、お部屋のサイドテーブルにも使えて、その場所を優しい雰囲気に包んでくれます。

老舗メーカーの真髄を感じる逸品「ノルディックスツール」

デンマークの老舗メーカーによる北欧デザインのスツール。

装飾を削ぎ落したシンプルさが美しさを際立たせるデザインで、80年以上経った今でも愛されるタイムレスな魅力があります。

座り心地が良く安定感に優れ、軽量で持ち運びしやすいなどの機能性も備わり、読書やおしゃべり、ティータイムの場所などを簡単に作ることができるチェアです。

お部屋のスタイルを問わず馴染みやすいデザインで、サイドテーブルやディスプレイスタンドにも最適。

ずっとそこに存在していたように馴染みやすいデザインで、心地よさを感じていただける伝統的な北欧スツールです。

機能性と普遍的な魅力を備えた「Peg Stool」

デンマークのデザインブランド、ムーベ（MOEBE）によるスツールは、座面中央をペグで結合したスリット状のユニークなデザインが特徴です。

片手でラクに持ち運びができるハンドルの役目も果たすことから「ペグスツール」と名付けられました。

表情が美しい無垢材は、経年と共に深みが出ることから普遍的な魅力を感じて頂けることでしょう。

3つのスツールを重ねて収納することができ、コンパクトな収納が可能。

ベッドサイドやソファのサイドテーブル、さらには、インテリア空間を豊かにするディスプレイスタンドにもぴったりな万能スツールです。

スタイリッシュな折り畳み式スツール「JGフォールディングスツール」

ヨルゲン・ガメルゴーが1970年に発表した折り畳み式スツール。

アリニンレザーとキャンバスを重ねた座面、対角線に広がるステンレススチールの脚で構成されたシンプルなデザインが美しさを惹きたてます。

横から見るとスチールバーの中央が膨らんだ形状になっており、空間に立体感を出す巧みなアイデアで、座った時の安定感も抜群です。

置いているだけでも存在感のあるスツールは、バッグや帽子、マフラーやショールなどを置くスタンドにも使えて、いつもの空間をおしゃれに演出します。

持ち運びしやすく、フラット収納が可能なので、お住まいからオフィスまで幅広く活躍するでしょう。

北欧の工芸品と言われる美しさ「PP120」

ハンス・J・ウェグナーが1954年にデザインした、無垢材とファブリックのスツール。

伝統的な木工技術により、無垢材の座面フレームに穴を開け、脚を連結させる頑丈な構造が特徴です。

緻密な職人技が光る美しい仕上がり、優しいカーブで座り心地の良い座面を備えた美しさは工芸品と言われるほど。

PPモブラー製のラウンジチェアはもとより、他のブランドのものとも不随するユニバーサルなデザインなので自由にコーディネートできます。

リビングや書斎、洗面所や玄関など、実用的に使えてインテリア空間の魅力を広げてくれるでしょう。

空間に躍動感をプラスする「バタフライスツール」

柳宗理によってデザインされ、1956年に発表されたジャパニーズデザインのアイコンと言われるスツール。

蝶が飛んでいるように見える構造から名付けられた独創的なフォルムが特徴です。

やわらかい曲線を描く、同じ形の成形合板を真鍮金具でジョイントした構造は、まるでアート作品のよう！

実は、世界各地の美術館に永久収蔵品としてコレクションされている傑作のスツールなのです。

座面のカーブはクッションを置くとフラットになる設計。

機能美に溢れ、お住まいやオフィス空間に躍動感をプラスしてくれるアーティスティックなスツールです。

インテリアの質感を高める「ハイスツール・ロースツール」

デンマークの首都コペンハーゲンのカフェやレストラン、公共空間でも使用されていて、デンマークの「新しい定番」とも言われる、Mater（メーター）のロースツール。

レザーの座面と天然木のコントラストが洗練された北欧モダンの美しさを醸し出し、おしゃれな配色もポイント。

きれいに加工された4本のシャープな脚と、柔らかなカーブの座面によるシンプルな構造が上質感を醸し出しています。

リビングや寝室、玄関先にフィットし、暮らしに役立つロースツールです。

ハイスツールはフットレスト付きで、どのような材質のカウンターテーブルとも馴染みやすく、空間に高低差のアクセントを生み出します。

愛らしい羊型のベンチスツール「SHEEP」

羊をイメージして作られた、丸みのあるフォルムとレザーの取っ手が可愛いベンチスツール。

角のない構造で天然木の優しい表情が目に優しく、置いているだけでもオブジェのような魅力があります。

持ち運びしやすく、羊のしっぽのようにも見える取っ手は、お子様にも喜ばれるデザインポイント。

奥行きが30cm未満でスペースを取らない設計ですので、椅子としてのご使用はもちろん、玄関先のスツールや、リビングのサイドテーブル、お部屋の手荷物置きなど、さまざまな用途にお使いいただけます。

空間を和ませるアクセントになり、北欧の風を運んでくれるスツールです。

わずか1100グラムで簡単に持ち運びできる「HUNTING CHAIR SMALL」

狩猟用のハンティングチェアとして作られ、釣りやキャンプ、ピクニックなどのアウトドアシーンで活躍するスツール。

アウトドアだけでなく、玄関先のスツールやリビングのサイドテーブル、キッチンやベッドルームなど、シーンを問わず愛用頂けます。

わずか1100グラムと軽量ですので、必要な時にさっと持ち運びでき、簡単に畳んでコンパクトに収納可能。

壁に吊るしたり、コートハンガーに掛ける「見せる収納」もおしゃれなディスプレイに。

安定性のある3本脚設計、経年変化を楽しめるナチュラルレザーと天然木を用いた意匠性の高いデザインが、空間をファッショナブルに演出してくれるでしょう。

空間にプラスしたいテイストから北欧スツールを選ぶ

ここまで、北欧デザインのスツールを特集してご紹介しました。

スツールは、椅子としてのご使用から、サイドテーブル、ディスプレイスタンドにもアレンジできる、魅力的なインテリアアイテムのひとつです。

ライフスタイルの変化や模様替え時に用途を変えることもでき、空間にアクセントをつけられます。

北欧スツールの特徴は、ずっと前からあったようにお部屋に馴染み、オブジェのようにユーモアを加えてくれること。

インテリアの質感を高める北欧デザインのスツールは、住まいへの愛着をより深めてくれるでしょう。