Mieleランドリーシリーズの購入を検討している方は、「洗濯・乾燥にとことんこだわりたい!」という方が多いはず。
しかし、洗濯の常識は意外にも曖昧な部分が多く、正しい洗濯の方法って実はあまり知られていなかったりします。
そこで今回は、「洗濯王子」の名で知られる洗濯アドバイザー・中村祐一さんのノウハウを元に、家庭でも簡単にできる正しい洗濯テクニックを紹介します。
洗濯のプロが教える技を学び、ぜひ正しい衣服ケアを身につけてみましょう。
目次
外干しはNG?誤解が多い洗濯の世界
家事の中でも大きなウェイトを占める洗濯ですが、多くの人が“なんとなく”で衣服を洗っているのが現状です。
普段何気なくやっている洗濯の常識には、実はたくさんの間違いや誤解が蔓延しているんです。
例えば、多くの人が勘違いしている外干し。
テレビCMや広告のイメージで、「晴天の空の下で乾く衣服」を想像する人が多いですが、実は強い日差しはダメージのもと。
晴れた日は必ず外干しなんてルールにしていると、知らないうちに衣服の劣化が早まってしまいます。
また、日本の洗濯シーンで主流になっている水洗いも、頑固な汚れ落としには不適切。
お湯洗いのほうが汚れ落とし効果は高く、洗剤量も少なくて済むのでとてもエコなのです。
このように、洗濯業界はなにかと誤解の多い世界。
正しい知識を身につけて、自分なりの洗濯スタイルを確立することが重要です。
最適な洗剤選びも実は難しい
複雑なのは洗い方だけではありません。
最適な洗剤選びも、実は難しいポイントのひとつ。
洗剤メーカー各社が研究・開発している家庭用洗剤は、「どのような洗濯シーンを想定しているか」の基準がとても曖昧で、界面活性剤の濃度や助剤の組み合わせが複雑になっています。
洗濯機との相性も考えられていないため、どう使えば最大の効果を発揮できるのかが不明瞭なのです。
「メーカーがおすすめする使い方を実践したのに、イマイチ汚れが落ちなかった…」なんてこともよくあります。
最適な洗剤を選ぶには、汚れの種類(酸性・中性・アルカリ性)や、衣服素材に応じた洗い方・ケア方法などを地道に学んでいくことが大切です。
プロの知恵を伝授!手軽に実践できる洗濯テクニック5選
良質な洗濯機と洗剤を揃えたとしても、正しい洗い方を学ばなければ、衣服のダメージケアは実現できません。
とはいえ、初心者がいきなりプロの知識を実践するのは至難の業。
そこでこの章では、洗濯王子が薦める“初心者が実践しやすい5つの洗濯テクニック”を紹介します。
すぐに使える洗濯ノウハウを集めたので、ぜひ日々の家事に役立ててみてください。
素材と汚れの種類に合った洗剤を選ぶ
衣服に優しい洗濯を実現したいなら、素材や汚れ方に応じて複数の洗剤を使い分けるのがおすすめです。
洗濯王子のアトリエには、約15種類もの洗剤が常備されているそうですが、初心者はここまでしなくてもOK。
汚れの種類や洗濯スタイルに応じて、まずは3〜4種類程度の洗剤を使い分けることから始めてみましょう。
洗剤を選ぶときに大切なポイントは、汚れの種類と対策方法をきちんと理解すること。
普段着の汚れで最も多い皮脂は酸性なので、洗浄力が強い粉末タイプの洗剤がベスト。
汚れ落とし効果が高いのはもちろん、酸とアルカリが中和することで嫌な臭いが発生しにくくなるのです。
ただしデリケートな素材には中性洗剤やおしゃれ着用洗剤を使うなど、状況に応じて使い分けることが大切です。
また、洗剤を選ぶのが面倒な方は、Mieleランドリーを導入して専用洗剤を揃えるのもおすすめ。
数種類の洗剤を素材に応じて使い分けできるのはもちろん、1回分の小分けパックで簡単に使えるカプセル型ケア洗剤や、自動洗剤投入システムなど、数々の便利機能を搭載しています。
お湯洗いを駆使して頑固な汚れをとる
シンプルに洗浄力を上げたいなら、お湯洗いも推奨したいテクニックです。
高温水は汚れ落としに効果抜群で、単純に洗浄力が上がるだけでなく、洗剤残りも防止できます。
久しぶりに衣装ケースから出した服の嫌な臭いは、実は洗剤がきちんと落ちきっていないことが原因。
お湯洗いに変えるだけで、洗濯シーンで発生するさまざまな悩みから解放されるはずです。
ちなみにMieleの洗濯機・洗濯乾燥機は、最大で90度までの高温洗浄に対応しています。
温度の設定や洗濯時間などの細かい設定も、ボタンひとつで簡単に実行可能。
まさにお湯洗いデビューにはぴったりな一台です。
衣服に優しいのは実は室内干し
天気が良い日は外に洗濯物を干す人がほとんどかと思いますが、衣服へのダメージを抑えるには、実は部屋干しが有効です。
太陽から降り注ぐ紫外線のダメージは思った以上に衣服を傷めるため、特に夏シーズンの日差しが強いピーク時は、なるべく外干しを避けるのがベスト。
また、部屋干しで衣服を乾かすときに重要なポイントが、風の通りを意識すること。
風通しの良い部屋や除湿送風機のある部屋を選んで洗濯物を干せば、季節や時間帯に関係なく乾かせるので便利です。
なお、これから注文住宅で家を建てる場合は、部屋干しを意識した設計にするのもおすすめです。
広めのバスルームに送風・除湿機能を付けたり、部屋干し機能が整ったランドリールームを作ったりと、衣服へのダメージを抑えられる洗濯環境を一から構築してみてください。
乾燥機は仕上げの補助として活用
「洗濯物を乾燥機に入れたら、あとは自動モードで出来上がりを待つだけ」そんな使い方でももちろんOKですが、より乾燥にこだわるなら、乾燥機を仕上げの補助として使ってみましょう。
多くの人が完全に乾き切るまで乾燥させていますが、あえて湿った状態で仕上げるのもあり。
例えば、Tシャツなどは10分だけ乾燥機に入れ、吊るして部屋に干します。
すると、温風の叩き効果でシワを伸ばしつつ、自然な形を保ったまま乾かせるようになります。
そのほかにも、
- 室内干しのあとに乾燥機で仕上げる
- 少し湿った状態で取り出してアイロンをかけやすくする
など、多くの乾燥テクニックが存在します。
持っている服の種類に合わせて、自分なりの使い方を確立してみましょう。
アイロンで洗濯後の型崩れを防ぐ
洗濯・乾燥の工程が終わった後は、そのまま畳んで収納するという方が多いはず。
でも、衣服をより長持ちさせたいなら、実は最後のアイロンかけが大切ということを知っていましたか?
最後の仕上げまでしっかりとこだわりたい方は、1枚1枚丁寧にアイロンをかけていきましょう。
衣服は洗濯・乾燥のサイクルを繰り返すことで少しずつ型崩れしていくので、アイロンで元の形状に戻す“リセット作業”が必要不可欠。
本来の美しい姿に戻してから収納することで、より長くお気に入りの衣服を着用できるのです。
もちろん、洗濯後にできやすいシワの防止にも効果的です。
より綺麗にプレスしたいなら、重めの電源コード付きアイロンを選びましょう。
使い心地を重視して作られた軽量・コードレスタイプは、軽快にアイロンかけできる反面、スチームの噴射量や温度が安定せず、しっかりとシワを伸ばしたい方にはやや不向きです。
重さによるシワ伸ばし効果と強力なスチーム性能を得られるアイロンを購入すれば、普段のアイロンかけがより快適になります。
プロの洗濯術で衣服のダメージを最小限に
今回は洗濯アドバイザー・中村祐一さんのノウハウの中から、すぐに活用できる洗濯テクニックを厳選して紹介しました。
誤解が多い洗濯の世界では、汚れ落としに対する正しい知識を持つことが何よりも重要です。
実践できそうなポイントから取り入れて、より衣服に優しい洗濯を心がけてみてくださいね。
今回紹介した洗濯テクニックの内容を含むコラムは、Mieleの公式小冊子「Miele ランドリーストーリーズ」に詳しく掲載されています。
さまざまな業界で活躍する著名人・アーティストの生活スタイルに密着しながら、Mieleランドリーの魅力に迫る物語が豊富に盛り込まれています。
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