セカンドリビングとは?メリット・デメリットやおすすめの間取りを紹介

セカンドリビングのイメージ

    近年、戸建住宅にセカンドリビングを設ける方が増えています。

    メインのリビング以外にもうひとつリビングを設けることにはどのようなメリットがあるのか、気になっているという方も多いのではないでしょうか。

    そこで今回は、セカンドリビングのメリットやデメリット、おすすめの間取り、注意点などをわかりやすく解説します。

    マイホームにセカンドリビングを検討中という方や、セカンドリビングに興味があるという方はぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。

    セカンドリビングとは

    セカンドリビングとは、メインリビングの他に設ける第二のリビングのことを指します。

    二世帯住宅で設置されることの多かったセカンドリビングですが、最近では多目的に使える部屋として二世帯住宅以外でも取り入れる方が増えています。

    セカンドリビングのメリット

    近年人気のセカンドリビングですが、どのようなメリットがあるのでしょうか。

    一つずつ確認してみましょう。

    さまざまな使い方ができる

    セカンドリビングの一番のメリットは、さまざまな使い方ができる点です。

    定番の活用方法としては、趣味、読書、ティータイム、子どもの遊び場などがあります。

    子どもが小さいうちはキッズスペースとして、大きくなったら子供部屋として活用するという方もいます。

    その他にも机と椅子を設置して、大人のワークスペース兼子どもの学習スペースとして活用するのもおすすめ。

    COVA

    アイデア次第でさまざまな活用方法があります。

    家族間でのコミュニケーションが増える

    セカンドリビングを設けると、家族間でのコミュニケーションが増えます。

    メインリビングとは別に居心地のいい家族団欒の場所が家のなかにあるので、自然と家族が集まるようになるでしょう。

    家族でおやつの時間を楽しんだり、読書をしたりとさまざまな団欒が楽しめます。

    将来に備えられる

    家族構成やライフスタイルの変化によって、「もう一部屋欲しいな」と思うこともあるかも知れません。

    家を建てるときに、「想定していた人数よりも多くの子どもを授かった」「趣味が増えた」「在宅ワークになった」といったケースはよくあるもの。

    そんなときに、セカンドリビングがあると追加のもう一部屋としての活用ができます。

    狭いスペースでも設置が可能

    セカンドリビングはメインの部屋として使用するものではないので、用途によっては狭いスペースでの設置が可能です。

    趣味の部屋や在宅ワーク用の部屋として活用する場合、3〜4畳ほどのスペースでも十分です。

    さらに、室内だけでなく屋外にも設置が可能なので、目的に合わせて最適な場所に設置しましょう。

    セカンドリビングのデメリット

    さまざまな使い方ができるセカンドリビングですが、いくつかのデメリットもあります。

    どのようなデメリットがあるか把握しておきましょう。

    費用がかかる

    セカンドリビングの設置には、高額な費用がかかってしまうことがデメリットとして挙げられます。

    どこに設置するかや、取り入れる設備などによっても変わってきますが、200〜500万円ほどの費用がかかると想定しておきましょう。

    予算をオーバーすることがないように、本当にセカンドリビングが必要かどうかも合わせて検討しましょう。

    無駄な空間になる可能性がある

    セカンドリビングはさまざまな使い方ができるのがメリットですが、明確な目的なく設置した場合、無駄な空間になってしまう可能性があります。

    使う目的が明確でない状態でセカンドリビングを設置した結果、物置になってしまったということも少なくありません。

    どのような目的で使用するのか、今一度考えてみてください。

    家のスペースを圧迫する

    住宅の床面積には限りがあります。

    セカンドリビングを設置することでそのほかの部屋が狭くなるなど、スペースを圧迫してしまう可能性があります。

    間取りを検討するときに、実際の生活をイメージしながら部屋の配置や広さを決めましょう。

    間取りを検討する段階で慎重に検討していないと、暮らし始めてから窮屈な思いをすることになるかも知れません。

    セカンドリビングを取り入れるのにおすすめの間取り

    セカンドリビングは、家の中のどこに取り入れるのがいいのでしょうか。

    おすすめの間取りを5つご紹介します。

    2階の一室

    セカンドリビングを設置する定番の場所といえば2階です。

    2階は将来的に子供部屋として活用する場合などにおすすめです。

    ワークスペースとして活用する場合でも、1階にいる家族に気を遣うことなく仕事に集中できるでしょう。

    ロフト・小屋裏

    ロフトや小屋裏を活用するのもおすすめ。

    メインリビングと繋がりのある空間で、家族の存在も感じられる居心地のいいセカンドリビングを作ることができます。

    ロフトや小屋裏は、熱がこもりやすいため、空調や換気設備を合わせて検討しましょう。

    バルコニー

    室内にセカンドリビングを設置するのが難しい場合や、外の風を感じながら家族団欒を楽しみたい場合には、バルコニーに設置するというアイデアも。

    開放的で見晴らしのいいセカンドリビングは、春や秋などには心地いい居場所になります。

    地下室・半地下

    地下室や半地下をセカンドリビングにするのもおすすめです。

    地下室や半地下は防音性が高いので、子供の遊び場や趣味の音楽を楽しみたい方、ホームシアターを楽しみたい方などにおすすめの設置場所です。

    半地下は床面積に含まれないので、建ぺい率などが厳しくセカンドリビングを諦めているという方も検討してみるといいでしょう。

    ウッドデッキ

    メインリビングから繋がるウッドデッキにセカンドリビングを設置するのも、ひとつの手です。

    自然光や風を感じながら暖かいウッドデッキで過ごせるので、おうち時間が充実すること間違いありません。

    間取りや配置次第では、子供がウッドデッキのセカンドリビングで遊んでいる様子を見守りながらリビングでくつろいだりキッチンで料理をしたりといったことも可能です。

    セカンドリビングを取り入れるときの注意点

    セカンドリビングを自宅に取り入れるときには、いくつか注意しておきたいポイントがあります。

    セカンドリビングを取り入れるときの注意点を3つご紹介します。

    用途や目的を明確にする

    デメリットでもお伝えしたように、用途や目的を明確にすることが重要です。

    用途や目的が明確でない状態でなんとなくセカンドリビングを設置してしまうと、無駄なスペースになってしまったり、物置になってしまったりといった可能性があります。

    必ず設置を検討する段階で、どのような目的で使うのかを明確にしておきましょう。

    収納を確保する

    せっかく居心地のいいセカンドリビングを設置したのに、収納が少ないと部屋のなかがごちゃごちゃしがちです。

    いつも居心地のいい空間を確保するためにも、セカンドリビングにも収納を確保するのがおすすめです。

    動線や配置を考える

    セカンドリビングやそのほかの部屋との行き来や、家事をしやすくするためにも動線や配置をしっかりと検討しましょう。

    実際の生活をイメージしたうえで生活動線や家事動線を考慮しておかないと、家のなかを頻繁に行き来することになり、ストレスを感じてしまうことにもなりかねません。

    セカンドリビングを取り入れるのであれば、実際の生活をしっかりをイメージし、スムーズな動線にすることが大切です。

    回遊動線のイメージ

    セカンドリビングで素敵な家族の時間を楽しもう

    セカンドリビングは、さまざまな使い方ができるうえ、将来的なライフスタイルの変化にも備えられるなど、多くのメリットがあります。

    どのような目的で使用するのかを明確にして、ライフスタイルに合ったセカンドリビングを作りましょう。

    きっと家族の素敵なおうち時間が楽しめますよ。