せっかく注文住宅を建てるなら、インテリアも外観もかっこいい家にしたいもの。
でも、「かっこいい家ってどんな家？」「どこにこだわればかっこいい家になるの？」と迷っている方も多いでしょう。
そこで今回は、「かっこいい家」に共通する特徴を設計士の視点からまとめ、かっこいい家に取り入れやすい設計ポイントを解説します。
後半では、TIMBER YARDのかっこいい実例をたっぷり紹介します。
これから注文住宅を建てる方は、ぜひチェックしてください。
かっこいい家に共通する特徴とは？
多くの人が「かっこいい」と思う家には、次のような特徴が共通しています。
設計士目線で見ても、確かにこれらの要素が詰まった家はかっこいいと感じます。
特徴を知っておくと、かっこいい家を設計しやすくなるでしょう。
シンプルモダンな世界観で統一している
かっこいい家に共通する一番の特徴は、統一された世界観があることです。
特に近年人気が高いのは、「シンプルモダン」なインテリア。
余計な装飾を省き、生活感のないシンプルな雰囲気が魅力です。
シンプルモダンな世界観は、ライフスタイルや好みの変化にも対応しやすく、飽きが来ないのも特徴。
長い目で見て、かっこいい家を実現できるでしょう。
エクステリアにもこだわっている
庭の植栽、玄関アプローチやガレージのデザイン、門や塀などのエクステリアのデザインで、外観の印象はかなり変わります。
季節を感じる植栽や素敵なライトアップなど、外から見える部分にもこだわって設計すると、自分の満足度が上がるだけでなく、かっこいい家だと評価されやすくなるでしょう。
デザインと機能性が両立している
本当にかっこいい家は、見た目のデザインだけでなく機能性も大切にしています。
いくらデザインがかっこいい家でも、室内環境の快適さが犠牲になっていたり使いにくい間取りになっていたりしては本末転倒。
本物の自然素材を使っている
かっこいい家では、選ぶ素材にもこだわりがあります。
特に大切にしたいのは、「本物」の自然素材を使うこと。
印刷技術の向上した近年は、木目プリントのフローリングや大理石調の壁紙なども選択できます。
しかしこうした「〇〇調」の素材では、心地いい肌触りや美しい経年変化が期待できず、空間がなんとなくチープに感じられてしまいます。
無垢フローリングや石タイルなど、上質で本物の質感を味わえる素材を選ぶといいでしょう。
白・黒・ベージュが基本カラー
色選びにおいても、かっこいい家にはこだわりがあります。
シックな印象のモノトーンカラーや、自然素材そのものの色味であるベージュカラーは、かっこいい家と相性のいい色味です。
一つの空間で使う色は3色程度に抑えるのもポイント。
統一感のある洗練された印象に仕上がります。
こだわりのある家具や照明を選ぶ
かっこいい家に仕上げるには、家具や照明のこだわりも大切です。
歴史あるデザイナーがデザインした存在感のあるテーブルや椅子は、置くだけで空間の質を高めてくれます。
設計する段階から、使いたい家具や照明のイメージを決めておくと、統一感のあるかっこいい家を実現できます。
【実例紹介】かっこいい家になる設計のポイント
ここからは、TIMBER YARDの実例を見ながら、かっこいい家を設計する具体的なポイントを紹介します。
※事例画像は参考です。
外観を直線でデザインする
外観のかっこいい家を設計するポイントは、直線的なラインをメインにすることです。
こちらの事例では、外壁、屋根、窓、全てが直線で構成されています。
建物のコーナーや手すりも直線で統一されているため、とてもスタイリッシュな印象に。
無駄を省いたモダンテイストの外観は、とてもかっこいい仕上がりですよね。
窓はシンプルなFIX窓か縦すべり窓を選ぶ
外観がかっこいい家にするポイントは、窓選びにもあります。
一般の住宅では、2枚の窓を左右にスライドする引き違い窓がよく使われます。
しかし、窓の中に縦のラインが増えるため、デザイン的には避けたい窓。
日常的に出入りする窓以外は、FIX窓（はめ殺し窓）や縦すべり窓（ハンドルで押して開閉するタイプ）が、かっこいい家には似合います。
デザインと機能性を両立できるオーダーキッチンを選ぶ
かっこいい家のポイントは、デザインと機能性が両立していること。
特にデザインと機能性の両立に悩むキッチンでは、オーダーキッチンを採用するとかっこいい家に仕上がります。
間取りに合わせてミリ単位の調整ができ、インテリアに合わせて扉や天板の素材を選べることなどが、オーダーキッチンの魅力。
さらに、ビルトインオーブンや食洗機など機能性の高い設備で機能性もバッチリです。
ホテルライクなバスルームにする
生活感のでやすいバスルームこそ、ホテルライクな非日常感のある設計にすると、かっこいい家の完成度が高まります。
ユニットバスはあえて選択肢から外し、在来工法でバスルームを設計します。
ホテルライクにするポイントは、バスルームと洗面所をトータルでコーディネートするオールインワンスタイル。
2ボウルの洗面所、ガラスの間仕切りドア、シームレスにつながる床のタイル仕上げなど、ポイントを抑えて設計します。
ガラスの間仕切りで抜け感を演出する
部屋と部屋とを完全に区切らず、ゆるやかにつなげる間取りも、かっこいい家の特徴です。
おすすめは「ガラスの間仕切り」。廊下や階段にも自然光が入り、室内が気持ちの良い明るさで満たされます。
また、視線が通るため部屋が完全に区切られず、抜け感が生まれるのもおしゃれです。
かっこいい家にしたいなら、間仕切りやドア選びにもこだわりましょう。
家具や照明をインテリアのアクセントにする
かっこいい家の仕上げには、おしゃれな家具は欠かせません。
インテリアアイテムを扱うTIMBER YARDでは、家具や照明のコーディネートも提案しています。
こちらのリビングでは、ハンス J. ウェグナーの名作椅子「CH24（Yチェア）」をリビングに採用。
ダイニングの照明は、同じく北欧の照明ブランド「ルイスポールセン」を選びました。
統一感あるインテリアデザインは、住む人の高いセンスを感じさせます。
デザインのポイントを知ってかっこいい家を目指そう！
「かっこいい家」に共通する特徴は、統一された世界観やコンセプトに沿って設計され、室内だけでなくエクステリアにもこだわりがあること。
デザインと機能性が両立された住まいは、かっこいいだけでなく快適で豊かな暮らしを実現します。
素材やカラーリング、家具や照明にもこだわって計画されています。
かっこいい家を目指すためには、こうしたデザインのポイントをバランスよく取り入れて計画しましょう。
豊かな暮らしを実現するには、デザインと機能性が両立していることが大切です。