「海沿いのカジュアルでラフな感じに憧れる」「リゾートの雰囲気が好き」という方は、西海岸インテリアに挑戦したいと考えたことはありませんか。
しかし、海辺のリラックスした雰囲気をどのように作ればいいか悩む方もいるでしょう。
この記事では、西海岸インテリアを実現するテクニックや作り方を詳しく解説しています。
取り入れるアイテムやイメージが理解できるためコーディネートしやすくなりますよ。
ぜひ参考にしてください。
目次
西海岸とは
西海岸とは、アメリカのロサンゼルスやサンフランシスコなどの海に面したエリアのこと。
超高級住宅地であるビバリーヒルズやハリウッドなどが並び、都会的でおしゃれな雰囲気が魅力です。
一方で、海沿いはロングビーチが広がり、爽やかで開放的な自然を感じられるリゾート地としても有名です。
西海岸インテリアの特徴
西海岸インテリアは、海沿いならではの開放的で爽やかな雰囲気を再現したインテリアのこと。
日々の忙しさから開放され、リラックス感を与えてくれる空間が魅力。
アメリカならではのスケール感とラフな雰囲気が融合したテイストです。
西海岸インテリアは自然素材を使用するため日本の住宅と相性がよく、近年人気のテイスト。
西海岸インテリアを叶えるテクニック
西海岸インテリアを実現するには5つのテクニックを知っておけば実現できます。
下記で1つずつ解説していきましょう。
素材にこだわる
西海岸インテリアを演出するには、ラフな素材や自然素材を選びましょう。
例えば、ファブリックを選ぶ際は下記がおすすめ。
- 麻
- コットン
- デニム生地
- ウール
家具であれば、少し使い込んだヴィンテージ感があるものやラタン素材、無垢材などが西海岸インテリアを引き立てる要素になります。
ブルー×ホワイトを中心としたカラーにする
西海岸インテリアのカラーは、ブルー×ホワイトが基本。
西海岸の海や空の爽やかさを連想させるからです。壁や床など大部分を占める箇所に取り入れると、清々しく開放的な空間になります。
また、ブルーとホワイトのトーンによっても雰囲気が変わります。
例えば、リラックスした雰囲気を強調するならオフホワイトや生成がおすすめ。
さらにブルーなら、紺に近い「デニムブルー」、ヘルシーな色合いの「ターコイズブルー」などでも印象は変わります。
ブルー×ホワイトを基準にして、しっくりくるトーンを試しましょう。
スケール感を演出したレイアウトにする
ダイナミックなスケール感が魅力の西海岸インテリアには、レイアウトのコツが必要です。
窓の前には家具を置かない
太陽光を取り入れるために、窓の前には家具を置かないようにしてください。
置いてしまうと光が遮られて閉塞感があり、開放感とは程遠い印象になります。
西海岸インテリアには、柔らかな日差しは必須です。
テレビを基準にレイアウトしない
西海岸インテリアのレイアウトは、テレビを基準にすると窮屈な印象を与える恐れがあります。
例えば、窓に向かってソファを配置する方法があり、開放感を感じられる空間に仕上がります。
スケール感を演出するためには、固定概念を取っ払ってレイアウトを考えることも必要です。
ロースタイルの家具を選ぶ
家具選びは、開放感を演出する重要な要素です。
天井を高くみせるなら、ソファやダイニングテーブルなどの大型家具はロースタイルのデザインにしましょう。
窓からの日差しが入るので快適さにも繋がります。
バルコニーやテラスを活用する
スケール感を出すには、バルコニーやテラスにも目を向けましょう。
リビングとの壁を大きいサイズのFIX窓にしたり、リビングとテラスのインテリアに統一感をもたせたりすれば、外へ視線が広がり、開放感を演出する視覚効果も得られます。
壁面を装飾する
壁面装飾は西海岸インテリアを気軽に取り入れるテクニックです。
ファブリックパネル アートパネル 写真やポスター ビーチを彷彿させる色調のアートパネルは、複数並べて飾ると壁面が一気におしゃれになります。
また、海や空の写真やポスターは室内のアイキャッチにもなるので、スタイリッシュでオリジナリティのある空間に仕上がります。
西海岸らしい観葉植物を置く
ビーチの雰囲気を表現するなら、観葉植物は欠かせません。
樹や葉の形に特徴がある植物を置けばリゾート感を演出できます。
また、植物の大きさでも印象が変わるので考慮しましょう。
例えば、大きめの植物だと室内にダイナミックさが加わり、小さめの植物をいくつか置けばこなれ感がある空間に仕上がります。
下記はおすすめの観葉植物の一例です。
- モンステラ
- エアプランツ
- アレカヤシ
- ビロウヤシ
- フェニックスロベレニー
西海岸インテリアを作るアイテム別のポイント
ここからは、具体的にどのようなものを選べば西海岸インテリアが作れるのかを、アイテム別に解説します。
家具
ダイニングテーブルやイスは、エイジング加工を施した木材のテーブルやヴィンテージ感のある家具がおすすめ。
柔らかい雰囲気を出したい場合は、無垢材を使用したナチュラルな家具がよいでしょう。
木目の色合いや経年劣化を楽しめる空間に仕上がります。
ソファは、アメリカらしいゆったりと大きめのサイズ感を選び、素材はレザーやデニム、素材感のあるファブリックを選びましょう。
ラグ
ラグは「素材」と「柄」にこだわってください。
素材は、麻やウール、コットンなど自然素材だと素足でも心地よく、ビーチハウスにいるような感覚になります。
また、柄選びにこだわる理由は、シンプルなラグよりも柄物の方がアメリカンカジュアルな雰囲気になるからです。
例えば、ネイティブアメリカン柄や幾何学模様などがおすすめ。
室内のアクセントになり、ブルーやホワイトを基準としたカラーなら爽やかさを演出できます。
照明
西海岸インテリアに適した照明は、「遊び心があるカジュアルなタイプ」「リゾート感を感じられるデザイン」がおすすめ。
日が沈んだ後もおしゃれなムードにする照明は、モダンな雰囲気を演出します。
カーテン
室内をバランスよくコーディネートするならば、カーテン選びにこだわりましょう。
重厚感がある生地よりも、そよ風になびくラフな生地や自然素材が魅力的です。
注意点は、なるべく無地のカーテンを選ぶこと。
無地ならば柄のラグでも コーディネートしやすく、整った印象になります。
下記は一例です。
- 透け感のあるレースカーテン
- 光を通しやすい麻のカーテン
- ウッドブラインド
- バーチカルブラインド
西海岸インテリアを作る際の注意点
西海岸インテリアは一歩間違えるとリゾートとは程遠い印象になってしまい、難しいスタイルでもあります。
ここでは2つの注意点をご紹介しましょう。
ナチュラルな素材ばかり使わない
インテリアで自然素材や木目調の家具を使いすぎると、ナチュラルインテリアに留まる恐れがあります。
整い過ぎていると西海岸インテリア特有のラフさがなくなるので、仕上げには無骨さやヴィンテージ感を取り入れましょう。
ホワイトの面積は小さくしない
内装はホワイトの面積をなるべく広く取り、抜け感を意識することが大切。
ブルーを多用して無骨な家具やブラックアイアンで仕上げると、インダストリアルなインテリアに傾く可能性があります。
ブルーとホワイトの適度なバランスが西海岸インテリアにとって重要なのです。
西海岸インテリアなら、ダイナミックでリゾート感あふれる暮らしができる!
アメリカ西海岸のカジュアルでラフな雰囲気が魅力の「西海岸インテリア」。
おしゃれで開放的な空間なので、リゾート感を感じながら暮らせます。
一方で、西海岸のラフな演出は緻密なコーディネートによって仕上がるもの。
手軽に西海岸インテリアを自宅に取り入れるなら、プロのインテリアコーディネーターにお任せすることも検討しましょう。
周辺に海がない場合でも、西海岸インテリアにすることでビーチリゾートのような開放感に仕上がります。