ブラインドは毎日使うため、意外に汚れが分かりやすい場所。
一方で、複雑な形状であることから掃除が面倒になり、ついついサボってしまうことはありませんか?
実は、ブラインドの掃除はコツさえ知っていれば手軽にキレイにすることは可能です。
今回は、手間をかけずにできる簡単な掃除方法をご紹介します。
手順や素材別の掃除方法などを詳しく解説するので、キレイを保つための参考にしてください。
目次
ブラインドを掃除する前に知っておきたい3つのこと
ブラインドの掃除をする前に、そもそもブラインドについてご存じですか?
ここではブラインドについて、掃除に関する3つのことをご紹介します。
ブラインドの種類
ブラインドの主な種類は4つあります。
- アルミ製
- 木製
- 竹製
- 布製など
ブラインドの汚れ
ブラインドは住宅のさまざまな場所で使われるアイテムです。
そのため、ブラインドの設置場所によって汚れの種類が異なります。
- リビング
ホコリ、髪の毛、手アカなど - キッチン
油汚れ、煙たい汚れなど 浴室:カビ、石けんカスなど
ブラインドの掃除の目安
ブラインドの掃除は、少なくとも週1回を目安にしましょう。
ホコリがたまりやすい形状なので、ハンディモップでホコリを絡めとりましょう。
また、ブラインドの耐久年数は8年程度とされていますが、掃除しなければ劣化が早くなることもあります。
少々頑固な汚れがある場合や半年に1回は、下記で紹介する「掃除5ステップ」の内容を実践してみてください。
ブラインドの掃除5ステップ
では、ここからはブラインド掃除の基本5ステップをご紹介します。
これさえ覚えておけば応用をきかせてさまざまな素材のブラインドに対応できますよ。
下記で紹介する掃除方法は、一般的に使われているアルミ製ブラインドの場合で解説していきます。
ブラインドには丸洗いできるものとできないものがあるため、掃除前に説明書で確認してくださいね。
1:床に新聞紙を敷く
まずは、床の汚れを防ぐために新聞紙を敷きましょう。
新聞紙の上で掃除すれば、掃除後に落ちたホコリなどを丸めて捨てるだけになるため、手軽に処理できます。
2:ブラインドのホコリをとる
ブラインドの掃除のコツは、ホコリを乾いた状態で取り除くことです。
ホコリに水分を含ませると固着して掃除しにくくなります。
高い位置からハンディモップやはたきを使用して、スラットに沿ってホコリを落としていきましょう。
裏面のホコリを取る際はスラットを上に上げて、スライドさせるように取り除いてください。
ちなみに、掃除機でホコリを吸い取る方法は、静電気で付着している細かいホコリがキレイに取り除けないため、あまりおすすめしません。
3:ゴム手袋の上から軍手を着用して羽を拭く
次に、ゴム手袋の上から軍手を着用してスラットを1枚1枚、水拭きしましょう。
スラットをつまむようにして拭いていけば、表と裏を同時に掃除ができるので、効率よく汚れを拭き取れます。
ゴム手袋の上から軍手を着用する理由は、水分による手荒れや万が一スラットで指を切ってしまうことを防ぐためです。
スラットは薄くて鋭利で、1度曲げたり折れたりすると元に戻らないため、優しく丁寧に扱いましょう。
ちなみに、メラニンスポンジを使用すると、研磨作用があり塗装がはがれてしまうことも。
メラニンスポンジでの掃除は手軽そうですが、軍手を使用すれば掃除したい箇所にスムーズに指が届きやすいため、やはり軍手がおすすめです。
4:頑固な汚れは洗剤を工夫する
上記のように水拭きでも軽い汚れであれば落ちますが、頑固な汚れならば工夫が必要です。
下記では主な洗剤を2つご紹介します。
まずは中性洗剤で落とす
まずは、中性洗剤(食器用洗剤など)を薄めた水を、軍手や雑巾に含ませながら拭きましょう。
もし汚れがひどい場合は、薄めた洗剤をスプレーボトルに入れて、スラットに吹きかけてください。
30分ほど放置した後に拭き取れば、汚れが落ちます。
頑固な汚れには重曹水
なかなか落ちにくい汚れや油汚れの場合は、重曹水を吹き付けて30分ほど放置した後、軍手で拭き取ってください。
水100ml(ぬるま湯だと良い)に対して、重曹小さじ1杯をスプレーボトルに入れて混ぜる
重曹が汚れになじめば、軍手の指で力加減を調整しながら拭けるので落ちやすくなります。
注意点は、重曹を粉末の状態で扱わないことです。粉末だと研磨作用によって塗装が傷つく恐れもあるため、必ず薄めて使用してください。
5:乾いた布で仕上げ拭きをする
汚れを拭き取ったら、洗剤が残らないように乾いた軍手や雑巾で乾拭きしてください。
水分が残っているとカビやサビの原因になる可能性があります。
拭いたあとは風通しの良い場所で乾かしましょう。
ブラインド素材別掃除方法
上記ではアルミ製ブラインドの掃除方法をご紹介しました。
ここからは、水で洗えないブラインドの掃除方法をご紹介します。
木製(竹製)ブラインドの場合
木製(竹製)ブラインドの掃除の基本は、乾拭きです。
木製ブラインドはアルミ製ブラインドに比べて耐水性が低いため、水分があると腐食やねじれを引き起こします。
静電気が起きにくくホコリがつきにくいので、週1回ハンディモップなどで拭き取るだけの掃除で十分です。
布製ブラインドの場合
布製のブラインドは、ブラシを使用してホコリを落としたり、乾拭きしたりして掃除します。
また、布に防水スプレーをかけたり、保護するクリームを塗ったりすれば、汚れが防げてブラインド本来の風合いを保つことができます。
汚れを予防する工夫
ここからは、汚れをつきにくくする工夫をご紹介します。
対策のポイントは「静電気を抑えること」です。
静電気を抑えられればホコリが付きにくくなり、日常の掃除がラクになります。
静電気への工夫を2点ご紹介します。
柔軟剤を活用する
ブラインドの表面に柔軟剤を塗ると静電気を抑えられます。
柔軟剤を水に数滴溶かし、布巾を使って月に1回の頻度で拭き掃除するという、簡単な方法です。
好みの柔軟剤の香りで掃除すれば、気分も上がりますよね。
柔軟剤の香りが苦手な場合は、市販の「静電気防止剤」などもあるので活用しましょう。
快適な湿度を保つ
湿度を適度に保つことも、静電気を発生させにくい工夫です。
湿度が高ければカビの原因になり、低すぎると静電気が発生しやすくホコリが付着してしまいます。
湿度の目安は、夏は50~60%、冬は40~50%。
この数値であれば静電気を抑えつつ、カビの繁殖を防げます。
加湿器や観葉植物を置くなどして、湿度を下げすぎないことを心がけましょう。
定期的なお手入れで、ブラインドを清潔に!
「ブラインドの掃除は手間がかかってめんどくさいな。」と感じる方もいるでしょう。
しかし、基本は週1回を目安にサッとホコリを取るだけです。
頑固な汚れがついた場合は、洗剤を使うなどのひと手間加えるだけ。
汚れを予防する工夫や掃除方法のコツさえ知っていれば、意外に掃除の手間はかからないので、ぜひご紹介した方法を試してみてくださいね。