デンマークの新星ブランド「OVERGAARD & DYRMAN(オーバーガード&ディルマン)」。
伝統的なクラフトマンシップを受け継ぎ、現代的なデザインへと昇華させる独自のスタイルは、世界中から注目されています。
この記事では、オーバーガード&ディルマンの魅力や特徴について紹介します。
目次
洗練されたデザインと機能性を両立させた「オーバーガード&ディルマン」
「OVERGAARD & DYRMAN(オーバーガード&ディルマン)」(※以下「O&D」で表記)は、2013年にジャスパー・オーバーガードとクリスチャン・ディルマンによって、デンマークにて設立されたブランドです。
伝統技術による洗練されたデザインと、最新技術による優れた機能性の融合で、ほかに類を見ないユニークな家具を製作しています。
たとえばワイヤーを効果的に使用した有機的なデザインのチェアや、滑らかで上質なレザーを採用したソファーなどを幅広く展開しています。
それらのモダン家具は先代の手法やデザインにインスピレーションを得て設計されており、独特の美しい佇まいで世界各国の人気を獲得しました。
オーバーガード&ディルマンのコンセプトとこだわり
O&Dでは独創的なデザインと高い品質に妥協を許さず、自社だからこそできる上質な家具にこだわり続けることを理念としています。
完成品だけではなくプロセスも作品の一部であると考え、製作現場の透明性や真摯さも重視しているのです。
そのような素晴らしい現場で優秀なクラフトマンに仕上げられる家具たちには、ロゴとシリアルナンバーが記載され、こだわり抜いた手法と素材を用いていることを証明しています。
人にも環境にも優しいサスティナブルなプロセスは、世代を超えて愛されるハイクオリティな家具コレクションを完成させました。
非日常へと導いてくれる独創的なデザインが魅力
デザイナー兼クラフトマンである革職人のオーバーガードと、鍛冶職人のディルマンの2人によって上質で独創的な家具作りを確立したO&D。
天然由来である「皮革」と人工的な「ワイヤー」の異素材を独自の製法と設計で組み合わせ、現代だからこそ完成させることができたハイクオリティなコレクションはまさに芸術です。
また古くから哲学者や芸術家などに完璧な形状として注目され続ける「円」も、O&Dでは積極的にデザインへ採用。
すべてのデザインは、自然界や幾何学に見られる形態からインスピレーションを得て作成され、外観で人々の好奇心や感性を刺激します。
ユニークで洗練されたデザインは設置空間に非日常を演出し、購入者の日常に革命を起こすのです。
持続可能な生産体制でユーザーの満足度を高める
O&Dは注文を受けてから家具の製作に取りかかる体制を採用しているため、顧客の要望に忠実に応えられます。
加えて過剰生産をせず持続可能な生産体制であることも魅力。
人にも環境にも優しいスタイルを貫いています。
さらに厳選された素材を、優秀なクラフトマンの手作業により精密な家具へと仕上げる手法にこだわっている点も特徴です。
従来のクラフトマンたちによって確立された伝統技術と最新のテクノロジーを融合させることは、家具作りの技術や情熱を「過去から現在へ」と橋渡しする重要な役割を担っています。
未来の技術が生み出す家具の可能性を広げるために、古き良き技術やデザインを現代のニーズに落とし込んでいるわけです。
オーバーガード&ディルマン商品シリーズ・コレクションを紹介
ここからは、O&Dの名作家具シリーズ、コレクションを詳しく紹介していきます。
はじめてのコレクション「Wire Collection」
「Wire Collection(ワイヤーコレクション)」は、伝統的な馬具造りと鉄工技術にインスピレーションを受けて作られたファーストコレクションです。
異なる2つのアイテム「皮革」と「ワイヤー」を複雑に組み合わせ、シンプルながらも細部まで美しいデザインを完成させました。
シャープなワイヤーと温かみのある皮革を絶妙なバランスで融合させ、芸術品のような美しさと上質な使い心地を実現しています。
美しい曲線とバランスをもつ円のコレクション「Circle Collection」
「Circle Collection(サークルコレクション)」は、古くから美しさとバランスの象徴とされてきた「円(サークル)」をモチーフにしたコレクションです。
コンパスからインスピレーションを得たといわれており、独特の丸い背もたれと座面が室内に芸術的なインパクトを与えます。
O&Dが初めてファブリックを取り入れたコレクションでもあり、好奇心をくすぐる独創的なデザインと、体にフィットする快適なチェアを完成させました。
厳選したおすすめのオーバーガード&ディルマン商品7選
ここからは、O&Dの商品のなかで厳選したおすすめの商品7つを紹介していきます。
ワイヤー×レザーの斬新な組み合わせが魅力の「Wire Dining Chair」
スタイリッシュなワイヤーフレームと、温かみのあるレザーのシートを融合させたダイニングチェアです。
近代的なシャープさとナチュラルな穏やかさが混在する斬新な佇まいが魅力。
座面の高さはローとハイで展開されており、室内の雰囲気や用途に合わせて選べます。
ゆったりした座り心地を楽しめる「Wire Lounge Chair」
ワイヤーダイニングチェアと同じく、ワイヤーフレームとレザーシートで仕上げられたラウンジチェアです。
ダイニングチェアよりも座面が広く低い位置に設計されており、ゆったりとした座り心地を感じられます。
リラックスして座れるため、ダイニングやリビング、寝室の一角などに設置するのがおすすめです。
円とコンパスから着想を得た「Circle Dining Chair」
サークルダイニングチェアは、コンパスの形状からインスパイアされて作られた独創的な形状のチェアです。
程良く反った円形の背もたれと、臀部や太ももにフィットする円形の座面を採用しています。
フレームには無垢材、背面・座面にはファブリックを用いることで、高いデザイン性と快適な座り心地を実現しました。
クールな印象の「Wire Lounge Sofa」
こちらもワイヤーフレームとレザーシートで仕上げられたクールな印象のソファです。
レザーシートの部分が大きく目に付くため、ワイヤーのシャープさを抑えつつ室内を優雅な雰囲気で演出します。
また座面が低く設計されているため、座り心地がゆったりとしているのも魅力。
程良い傾斜と奥行きが、快適な姿勢をサポートします。
3つの異素材が互いを引き立て合う「Wire Bar Stool」
ワイヤーバースツールは、伸びやかな脚部分には近代的なワイヤーを使い、こじんまりとした座面にはナチュラルなレザー、ステップには温かみのある天然木を採用したスツールです。
天然素材と人工素材の複雑なコンビネーションが美しく、設置空間を繊細でおしゃれな雰囲気に演出します。
ロータイプとハイタイプが展開されているため、カウンターの高さや用途に合わせて選べるのも魅力です。
シャープな雰囲気で空間によく馴染む「Wire Coffee Table」
4本脚のワイヤーフレームと温かみのある無垢材の天板を組み合わせたワイヤーコーヒーテーブル。
ワイヤーのシャープさと木材のナチュラルさが融合し、美しい佇まいを堪能できます。
均整のとれたシンプルなフォルムは幅広い空間に馴染みやすく、心地良い調和をもたらしてくれるでしょう。
アイコニックな形で置く場所を選ばない「Wire Stool」
ワイヤースツールは、ワイヤーフレームとレザーシートを採用したスツールです。
ワイヤーバースツールから派生した製品といわれており、アイコニックで汎用性の高い形は置く場所を選びません。
カウンターやダイニングテーブルと合わせたり、ベッドサイドに置いたりと、幅広いスペースによく馴染みます。
コンパクトで持ち運びも簡単なため、手軽に移動できるのも魅力です。
個性的なオーバーガード&ディルマンでおしゃれな空間を作ろう
今回は、伝統的な技術と最先端テクノロジーで美しい家具を製造し続けるブランド・オーバーガード&ディルマンを紹介しました。
古き良き技術やデザインを最大限に活かして、現代でしかなし得ない家具を製作するO&Dは、世界中から高く評価されています。
設立されて間もないブランドではありますが、独自の美学と製法、クラフトマンシップを貫くことで、ほかの北欧家具とは一線を画す独創的なコレクションを揃えています。
目まぐるしい成長を遂げるO&Dは、今後も要チェックのブランドといえるでしょう。