「玄関は家の顔」と言われます。
家の第一印象は玄関で決まると言っても過言ではありません。
そんな家の顔である玄関ホールを、おしゃれで自慢したくなる空間にしたいと考えている方も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、一戸建て住宅の玄関ホールをおしゃれに見せるためのポイントや使いやすい玄関ホールにする方法を詳しく解説します。
これから一戸建て注文住宅を購入する予定の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
玄関ホールとは
玄関ホールとは、靴を脱ぎ履きする玄関スペースとリビングやダイニングなどの居室に入るまでの間をつなぐ、廊下スペースのことです。
玄関のドアを開けて最初に目に入る場所なので、家自体の第一印象を決める重要なポイントです。
おしゃれな玄関ホールにするデザインのポイントは?
家の第一印象を決める玄関ホールですが、おしゃれな印象にするためにはどのようなポイントに気をつければいいのでしょうか。
おしゃれな玄関ホールにするためのデザインのポイントを紹介します。
外観や内装との統一感を意識する
玄関ホールだけでなく、家の外観や室内の内装との統一感を意識したデザインを検討しましょう。
外観がモダンなスタイリッシュな見た目なのに、中に入ると北欧風のナチュラルな玄関ホールなどのように外観と玄関ホールにギャップがあると、なんとなく違和感のある家になってしまいます。
家自体がナチュラルテイストなのか、和テイストなのか、モダンテイストなのかなどによって、玄関ホールにどのようなインテリアを取り入れれば良いかを検討します。
家全体に統一感があると、まとまりのあるおしゃれな印象になります。
インテリア性の高い照明を取り入れる
インテリア性の高い照明を取り入れることも、おしゃれな玄関ホールにするうえでとても有効です。
統一感のある空間のアクセントとしてインパクトのある照明を取り入れるのもいいでしょう。
間接照明を取り入れると、シックで落ち着いた空間を演出できます。
他にも、天井から吊り下げるタイプのペンダントライトや天井に埋め込むタイプのダウンライトなど、さまざまなデザインの照明があります。
テイストや好みに合わせたおしゃれな照明を検討してみましょう。
壁紙にこだわる
壁紙の色や素材によって空間の雰囲気は大きく変わります。
一部の壁だけ色や素材を変えるアクセントクロスを取り入れるのもおすすめ。
メリハリが生まれて、おしゃれな空間を演出してくれます。
窓からの光の入り方を考慮する
玄関はできるだけ明るい空間にしたいもの。
暗い玄関だと出かけるときも帰ってきたときも、なんとなく暗い気分になってしまいがちです。
玄関のドアを開ければ外からの光が入りますが、ドアを閉めたら薄暗い空間になってしまわないために、光の入り方を検討しましょう。
窓からの光の入り方を考慮することで、ドアを開けていない状態でも明るく開放感のある玄関になります。
吹き抜けを採用して空間を広く見せる
窓を設置しても外からの光が入りにくい場合、吹き抜けという選択肢を検討してもいいでしょう。
玄関ホールに吹き抜けを採用することで上階の窓から光を取り入れられるだけでなく、開放感が生まれ空間を広く見せてくれる効果も期待できます。
箇所別おしゃれな玄関ホールにするポイント
実際におしゃれな玄関ホールを作るために、ドアや床などの箇所別のポイントを紹介します。
ドア
玄関に入る前から目に入るドアは特にこだわりたいポイントです。
外観やインテリアにマッチするデザインのものを選びましょう。
既製品で気に入るものがあればそれでもいいですが、いまいち気に入るものがないといった場合には、造作でオリジナルのドアを作ってもらうのもおすすめです。
床材
玄関ホールの床は、土足で使用する土間側と靴を脱いで使用する室内側に分かれています。
土間側は、日常的に土が上がりやすく湿気も溜まりやすい場所のため、掃除のしやすいモルタルやタイル、天然石などを使用するのが一般的です。
靴を脱いで上がる室内側には、リビングやダイニングなどの居室の床材と同じものを使用することが多いです。
土間側に使用する素材や色と、室内側の素材や色のバランスに注意して選択しましょう。
壁紙
壁紙は大きな面積を占めるため、玄関ホール全体の雰囲気を左右する重要なポイントです。
リビングなどの居室の壁紙と揃えるのが一般的です。
居室と同じ壁紙を使用する場合でも、一部分だけ色や柄を変えて空間のアクセントを作ってもおしゃれに仕上がります。
照明
インテリアと統一感のある照明を取り入れることで、玄関ホールがグッとおしゃれな空間になります。
特に、間接照明はあたたかみのある優しい空間を演出してくれるので、玄関ホールにおすすめのアイテムです。
おしゃれさだけでなく機能性も考慮し、人感センサー付きの照明を採用するのもおすすめです。
家に帰って来たときに自動で明かりがつくと、それだけでホッとする玄関ホールになるでしょう。
収納
玄関には、靴や屋外で使用するベビーカーなどの収納が必須です。
しかし、これらの収納が目に入る場所にあると、玄関ホールがごちゃごちゃとした印象になりがち。
最近は靴やそのほかのものを見えないように収納するシューズインクローゼットを設けるケースが多いです。
見た目だけでなく、靴やベビーカーなど目につくところに置いておきたくないものがしっかりとしまえる容量の収納を確保しましょう。
使いやすい玄関ホールにするポイント
どれだけおしゃれな空間に仕上がっても、使いづらいのではせっかくの玄関ホールが台無しです。
毎日使う玄関だからこそ、使いやすさにもこだわりましょう。
バリアフリーを意識した設計をする
今は必要ないと思っていても、いつか必要になる可能性があるのがバリアフリー。
最初から手すりやスロープを設置したり段差の少ない設計にするのもいいですが、将来的に必要になったときに設置がしやすい工夫をしておくのもひとつの手です。
将来手すりを設置することを前提に設計をしたり、将来的にスロープを設置しやすい段差にするといった工夫ができます。
長く住み続けられる家にするために、バリアフリーを意識した設計も検討してみましょう。
広すぎる玄関ホールは必要ない
広い玄関ホールは開放感があって憧れるという方も多いですよね。
でも、広すぎる玄関ホールはリビングやダイニングなどの他の居室スペースを圧迫する原因に。
建物の面積や土地の条件に合わせた適切な広さにしましょう。
どうしても広々とした玄関ホールにしたい場合、吹き抜けや大きな窓を設置して空間を広々と感じさせる工夫をしましょう。
靴やそのほかの物を収納できるスペースを確保する
おしゃれさばかりを追及するあまり、収納スペースの少ない玄関ホールになってしまうことがあります。
おしゃれだけど使い勝手の悪い玄関ホールは、住み始めてから後悔する原因になってしまいます。
そうならないためにも、靴やそのほかの屋外で使用するものの収納スペースをしっかりと確保しましょう。
おしゃれさと使い勝手がいいことを両立する工夫が大切です。
玄関は家の顔!おしゃれで使いやすい玄関ホールを作りましょう
玄関ホールをおしゃれにする工夫や使いやすくするアイデアをご紹介しました。
玄関は家の顔とも呼ばれるほど、印象を左右する重要なポイントです。
毎日使う玄関は使い勝手も重視したいポイント。
おしゃれさと使いやすさを両方兼ね備えた玄関ホールを目指しましょう。
玄関は、湿気や匂いがこもりやすい部分なので、調湿効果や脱臭効果のある壁紙を使用するのもおすすめです。