PK20でリラックス空間を作る|ラグジュアリーな佇まいのラウンジチェア

    ゆったりとした曲線とたっぷりのサイズ感を採用することで、座り心地もデザイン性も極めた「PK20」。

    独自のラグジュアリーで滑らかなフォルムが特徴的で、空間にモダンで落ち着きのある雰囲気を演出します。

    この記事では、PK20の魅力や特徴を詳しく紹介していきます。

    PK20とは?

    PK20は1955年にデンマークの家具デザイナー「ポール・ケアホルム」によってデザインされたラウンジチェアです。

    デンマークの家具ブランド「フリッツ・ハンセン」より販売され、世界中で愛される北欧家具となりました。

    近未来的な曲線美が印象的で、室内をモダンな雰囲気でまとめたい人におすすめです。

    また脚部分にはメタリックな雰囲気を持つステンレスを使用しており、PK20の艶やかな佇まいを際立たせています。

    形状もユニークで遊びのある曲線を取り入れているため、インテリアとして芸術性に優れているのも魅力です。

    エレガントさを放つ独創的なフォルムと座り心地

    PK20

    ケアホルムのデザインは直線を効果的に使用したシャープなものが多い傾向にありますが、PK20に関しては背もたれ、座面、脚部分に滑らかで大胆な曲線を取り入れているのが特徴です。

    エレガントで独創的なフォルムはミッドセンチュリーの雰囲気を漂わせながらも、流行を凌駕したタイムレスな美しさを実現しています。

    とくに柔軟性のあるウレタンフォームを使用した座面は、デザイン性と抜群の座り心地を兼ね備えているのが魅力です。

    快適な体勢にフィットするフォルムなので、ゆったりとくつろげるでしょう。

    さらにシンプルな構造で、ラウンジチェアとしてはとてもミニマム。周囲に圧迫感を与えず、あらゆる空間に馴染みます。

    また座面の低さはケアホルムの設計ならではです。

    加えてゆったりと足を投げ出すことができるのも嬉しいポイントでしょう。

    カンティレバー構造で浮遊感を演出

    PK20

    PK20は一端のみを固定するカンティレバー構造(片持ち式構造)を採用しており、独特の浮遊感を感じさせるデザインです。

    脚部分と座面の間にわずかな空間を作り、直接付属させずに軽やかな抜け感を生み出しています。

    引き算を極めたこのジョイントは、室内に余裕のある雰囲気を演出するのが魅力です。

    また丈夫なステンレスフレームはロッキングチェアのような動きで浮遊感とくつろぎ感のある座り心地をサポートするため、長時間座っていても疲れにくいのが特徴。

    スチール製の脚部分の微弱なたわみもあいまって、快適な座り心地を作り出します。

    体をのんびりと預けられるので、映画やテレビを鑑賞するリラックスタイムに最適なチェアです。

    レザーとラタンの2種類展開

    PK20の張地の種類
    2021年11月時点

    PK20は5種類の革に対応したレザー製と、頑丈に編み上げられたラタン(籐)製の2種類が展開されています。

    • オーラレザー
    • エンブレイスレザー
    • グレースレザー
    • ナチュラルレザー
    • ラスティックレザー
    • ラタン

    細部の造りや印象が異なるため、好みや設置したい部屋の雰囲気に合わせて選んでみてください。

    レザー製のPK20はエレガントな雰囲気が強め。

    シート部分全面をラグジュアリーなレザーで包んでいるため、室内に高級感を漂わせます。

    さらに上質な天然皮革が使われており、触り心地も抜群。

    柔軟で滑らかな質感は体にゆったりと馴染みます。加えてレザー製のPK20にはヘッドレストが付いているのも魅力です。

    頭までしっかり預けられる安定感は、上質なくつろぎをもたらします。

    一方でラタン製のPK20は、革の代わりに使用しているラタンが強い抜け感を実現しているため、リゾートな雰囲気を感じられるのが魅力。

    ミニマムさをより強調するテイストに仕上がっています。

    レザー製モデルよりも若干背もたれが低めに作られているほか、フォルムもコンパクトでスッキリしているため室内に爽やかで風通しの良い印象を与えます。

    ヴィクトリア&アルバート博物館にもコレクションされているPK20

    イギリス・ロンドンにあるヴィクトリア&アルバート博物館は、形式にとらわれない多様な表現媒体をコレクションしています。

    なかでもアートとデザインの歴史を包括するべく絵画や工芸品、家具、彫刻などさまざまな作品が収蔵されていることで有名です。

    時代も太古から現代まで網羅しており、表現の歴史を楽しめます。

    そんなヴィクトリア&アルバート博物館には、ポール・ケアホルムのデザイナーズ家具も複数所蔵されており、PK20もそのうちの1つ。

    美しく革新的なデザインが評価され、永久所蔵品とされました。

    高い品質を守るために余った革の利用は断念されたPK20

    天然皮革を使用したPK20ですが、その高い品質を維持するために、検討されていた革製家具の生産で余った皮革を使用する計画を中止しました。

    革製家具生産で残される革では、PK20にふさわしい均等で上質な革質を得られない」と判明したためです。

    このような過程を経て、PK20には厳選された天然皮革が使用されるようになり、現在にも受け継がれるラグジュアリーな見た目が完成しました。

    さらにレザーは美しい銀面模様がそのまま活かされているため、肌触りが滑らかで心地いいのも特徴です。

    PK20の導入事例を紹介

    ここからは、幅広い空間に上品な雰囲気を与えるPK20とマッチするコーディネート例を詳しく紹介していきます。

    同じようなミッドセンチュリー家具と組み合わせる

    滑らかな曲線と大胆な構造を採用したPK20は近未来的な印象をもっているため、同じく革新的で時代を先取りするデザインが多いミッドセンチュリー家具との相性が抜群です。

    どちらも個々に魅力を放ち、部屋の大きなアクセントになります。

    個性的な空間を好む人におすすめです。

    木製家具と組み合わせれば異色のコラボになる

    モダンでスマートなデザインのPK20。

    ナチュラルな木製家具とは一見合わないように思えますが、その両極端な雰囲気はよくマッチします。

    とくに木製の家具に囲まれた室内や和室にアクセントとしてPK20を配置すれば、ただナチュラルであった空間にモダンで抜け感のある雰囲気がプラスされ、空気が軽やかになるでしょう。

    北欧家具と合わせれば、さらにヨーロピアンな空間を楽しめる

    デンマーク人デザイナーのケアホルムによって設計されたPK20は、ほかの北欧家具との相性も抜群。

    両方とも流行に囚われない独自の美しさをもっており、室内に洗練された雰囲気を演出します。

    とくに温かい色合いの多い北欧家具たちは、シックなPK20と合わせることで上品にまとめられるでしょう。

    北欧チックなPK20で心地よいパーソナルスペースを作ろう

    PK20のある空間

    今回は、ラグジュアリーなデザインと抜群の座り心地を実現したPK20を紹介しました。

    美術性の高いインテリアとして室内を演出しつつ、快適なリラックスタイムをサポートします。

    思いっきりくつろげるパーソナルスペースにもってこいなチェアを探している人や、ミニマムなくつろぎ空間を造りたい人はぜひPK20をチェックしてみてください。