今流行しているテントサウナとは?魅力や選び方のポイントを詳しく解説

    近年、流行しているテントサウナ。

    キャンプ用のテントと同じく組み立て式なので、好きな場所で使えるのが魅力です。

    また比較的手頃な価格で購入でき、使用しないときは折り畳めるため、注文住宅や一軒家で広い庭がある人にも向いています。

    この記事では、テントサウナの特徴や、選び方のポイントについて解説します。

    テントサウナとは?

    サウナテント

    テントサウナとは名前の通り、テント型のサウナです。

    銭湯などにあるのと同じ「ドライサウナ」は、薪ストーブを使いテントの中を高温にして、サウナを楽しみます。

    しかし、人気のテントサウナの大半は、薪ストーブや電気ストーブで熱したサウナストーンに水を掛けて蒸気を発生させる「ロウリュ式」です。

    またデザインの豊富なバリエーションも、特徴のひとつ。

    簡単に組み立てられるタイプや、大人数が入れる大型タイプ、テントの窓が透明で外の景色を楽しめるタイプなど、使用シーンや好みに合わせて選べます。

    テントサウナのメリット

    サウナ

    この章では、テントサウナの具体的なメリットを紹介します。

    好きな場所でサウナを利用できる

    テントサウナの魅力として、好きな場所でサウナを楽しめることが挙げられます。

    川辺や湖のそばに設置すれば、景色を眺めるだけでなく、水風呂の代わりに川や湖で火照った体をクールダウンさせられます。

    自然の中で、非日常な時間を味わいたい人に最適です。

    また自宅の庭にテントサウナを設置し、家族で利用してもよいでしょう。

    性別関係なく親しい人と楽しめる

    テントサウナであれば、性別関係なく親しい人と利用できます。

    公共のサウナの場合、男女別だったり、周囲に気を使って会話しにくかったりして、十分に楽しめないこともあるでしょう。

    テントサウナは水着でも入れるため、家族や友人と一緒に、周りを気にせずサウナを満喫できます。

    自分好みの使用感に調節できる

    自分好みの使用感に調節できるのも、テントサウナならではの魅力です。

    公共のサウナでは温度や湿度を変えられず、熱すぎることもあるでしょう。

    テントサウナなら温度や湿度の調節を、自分で自由に行えます。

    ロウリュ対応のテントを選んで、好きな香りのアロマオイルを楽しむのもおすすめです。

    テントサウナを利用するときの注意点

    テントサウナでは火を扱うため、サウナストーンやストーブによる火傷をはじめとして、いくつか注意点があります。

    利用する前に確認し、安全にサウナを楽しんでください。

    一酸化炭素中毒に気を付ける

    テントサウナを使うときは、一酸化炭素中毒に注意しましょう。

    換気が不十分だと酸素が足りなくなり、一酸化炭素を発生させる原因につながります。

    一酸化炭素は毒性が強く、命にかかわる可能性もあるので、一酸化炭素チェッカーを用意しておくのがおすすめです。

    一般的に空気中の一酸化炭素濃度が200ppm以上になると、中毒を起こしやすいとされています。

    そのため、200ppmを超えるとアラームが鳴る製品がほとんどです。

    ただし高齢者や子どもの場合、早く中毒を起こすことも考えられます。

    心配であれば100ppm以上でアラームが鳴るチェッカーを選ぶと、安心でしょう。

    テントサウナの自作は避ける

    テントサウナを買うとなると、それなりに費用が掛かるため「自作してコストカットしよう」と考える人もいるかもしれません。

    実際に自作できなくはありませんが、避けるのが無難です。

    火を扱う以上、火災など思わぬ事故につながる可能性があります。

    費用を抑えることを考えすぎず、メーカー製で安全性の高い製品を選んでください。

    テントサウナを選ぶときのポイント

    この章では、「テントサウナは種類が多く、どれを買えばいいか分からない」という人に向けて、テントサウナを選ぶときのポイントを解説します。

    サイズ

    テントサウナを選ぶときは、サイズが利用人数に合っているかチェックしましょう。

    家族や友人と楽しむのであれば、中型がおすすめです。

    テントサウナのサイズの種類
    • 小型:目安人数 1~2人
    • 中型:目安人数 4~6人
    • 大型:目安人数 6~12人

    値段

    テントサウナの値段はおよそ10万弱~30万円程度と、サイズによって幅があります。

    ストーブ付きの中型タイプであれば、約10万~20万円が相場です。

    家の中に設置するドライサウナやスチームサウナよりは、比較的手頃な価格といえるでしょう。

    1人用であれば約1万円~購入できますが、安いのにはそれなりの理由があります。

    ストーブが付いていなかったり、付いていてもサウナ用のストーブではなかったりする場合もあるので注意しましょう。

    値段だけで判断せず、付属品や機能性も考慮して選ぶことが大切です。

    組み立てやすさ

    組み立てやすさも、重要なポイントです。

    基本的にはキャンプ用のテントと同じように、テントにポールを通し、ロープとペグで固定すれば組み立てられます。

    通常のテントとの違いは、ストーブの設置や天井の穴に煙突を通すことです。

    シンプルなタイプでも、組み立ててからサウナが使えるようになるまでおよそ1時間~1時間半は見込んでおく必要があります。

    自宅以外でもテントサウナを楽しみたい人は、設営や解体、撤去が簡単にできるタイプを選びましょう。

    ストーブの有無

    テントサウナにストーブが付いているかどうかも確認しましょう。

    1万円~10万円程度の製品だと、ストーブが付いていないこともあります。

    選ぶのであればストーブがセットになっている製品が安心です。

    別で用意する場合、サイズが合わなかったり、煙突が天井の穴に届かなかったりなど、失敗するケースもあるためです。

    またロウリュを楽しみたい人は、ストーブがロウリュに対応しているかどうかも忘れずチェックしましょう。

    注文住宅に取り入れるときは間取りを工夫する

    注文住宅でテントサウナを楽しみたい場合は、使うシーンを想定して間取りを検討してみてはいかがでしょうか。

    たとえば、庭を広めにとってテントを設置するスペースや収納として使ったり、屋上テラスにテントサウナのためのジェットバスを設けたりすれば、より快適に楽しめるでしょう。

    また着替えの必要があるので、プライバシー対策も万全にしたいところです。

    通行人から中が見えないよう、ロの字型の庭にすることも注文住宅であれば実現できます。

    アウトドアリビングにして、サウナにアクセスしやすくするのもおすすめです。

    好きな場所でテントサウナを楽しもう

    サウナ

    この記事では、テントサウナの魅力や、選び方のポイントについて解説しました。

    テントサウナであれば比較的手頃な価格なので、気軽に取り入れられます。

    注文住宅や一軒家で設置するスペースがあれば自宅で楽しめるのも、テントサウナならではの魅力でしょう。

    さまざまな場所でサウナを楽しみたい人は、ぜひ導入を検討してください。