VL45ラジオハウスペンダントは、1940年代にヴィルヘルム・ラウリッツェンとルイス・ポールセンによって、デンマーク放送局のために製作されました。
住宅や飲食店、公共の建物など幅広い場所で愛用され名作となり、現在も多くのファンを魅了しています。
この記事では、VL45ラジオハウスペンダントの魅力や創作の歴史、インテリアの活用事例についてわかりやすく解説します。
目次
VL45ラジオハウスペンダントとは?
VL45ラジオハウスペンダントは、デンマークの建築家「ヴィルヘルム・ラウリッツェン」と北欧を代表する照明メーカー「ルイス・ポールセン」とのコラボレーションで生まれた、ガラスのペンダントライトです。
建築史において高い評価を受けたデンマーク放送局「ラジオハウス」の照明として注目を集めました。
その後も幅広いシーンで活用され、現在も世界中の多くの人から愛され続けています。
そして2016年に「ラジオハウスペンダント」から「VL45ラジオハウスペンダント」に名前を変えて復刻。
当時のオリジナル品は現在も人気が高く入手が難しいため、世界中のファンが待ち望んでいたカムバックとなりました。
ツヤのある丸みを帯びたシェードが印象的
VL45ラジオハウスペンダントは、コロンと丸いツヤのあるガラス製シェードと真鍮の組み合わせが印象的です。
曲線を用いた柔らかいデザインが、主張しすぎない上品な美しさを醸し出しています。
職人によるハンドメイドのシェードは三層構造となっており、乳白色のガラスを透明のガラスで挟み込むことで中の電球をカバーし、滑らかな光を生み出しています。
また下方に設けられた開口部からは直接光が届くので、手元は明るく照らします。
二つの役割をもった灯りが、美しさと機能性を両立しているのです。
金属部分は無塗装の真鍮仕上げのため、使い込むほど味わい深い色合いに変化していくのも魅力的。育てる楽しみがあるのも人気の理由の一つかもしれません。
VL45ラジオハウスペンダントバリエーション
VL45ラジオハウスペンダントには3種類のサイズがあります。
オリジナルのデザインは変わらず、2019年に既存の2サイズより小さいモデルが仲間入りしました。
直径17cm・25cm・37cmと、どれも使い勝手が良いので、使用目的やインテリアとのバランスに合うものが見つかります。
VL45ラジオハウスペンダントの導入事例を紹介
和洋問わず、どんなテイストの部屋にも馴染む、上品なデザインが魅力のVL45ラジオハウスペンダント。
ここからは、インテリアに取り入れるときのコーディネートアイデアを5つご紹介します。
「いつもの空間に新鮮さが欲しい」という人は、ぜひチェックしてみてくださいね。
単体で取り入れる
丸みを帯びたシルエットと、まろやかな色合いは単体でも美しく映えます。
円形のダイニングテーブルの上に一つ吊るすだけで、洗練された空間が完成。
直径110~120cmの円卓であれば、37cmのタイプがぴったりです。
消灯時もアート作品のように、エレガントなデザインを満喫できます。
同じサイズを複数均等に並べる
直径17cmと25cmは、同じサイズを2~3個並べて吊るすのがおすすめです。
等間隔に配置することで、部屋全体が整った印象に仕上がります。
- 直径17cm
キッチンカウンターの上に配置するのに丁度良いサイズ - 直径25cm
長方形のダイニングテーブルの上に配置するのに丁度良いサイズ
吊るす場所とのバランスを考えながら、大きさと個数を選んでみてくださいね。
サイズや高さ違いで配置する
あえて異なるサイズや高さのタイプを2~3個吊るすと、空間にリズムが生まれます。
部屋に遊び心が欲しいときに最適です。
円卓の上に高さをずらして2個吊るすと、センス良く仕上がります。
階段の吹き抜けなど、ちょっとしたスペースに飾ってアクセントとして楽しむのもおすすめです。いつもの景色がグッとあか抜けます。
モダンなアイテムと組み合わせる
クラシカルな印象のVL45ラジオハウスペンダントと、モダンな家具や小物を組み合わせて現代インテリアを楽しんでも良いでしょう。
タイムレスなデザインが、より引き立ちます。
モノトーンのアイテムと一緒にコーディネートしたり、ステンレスやガラスなど無機質な素材と組み合わせたりすると、洗練された空間が完成します。
VL38 テーブルと組み合わせる
VL38 テーブルとは1930年代後半に、VL45ラジオハウスペンダントと同様「ラジオハウス」に向けて製作されたテーブルランプです。
洋ナシやスズランを思わせる、曲線を用いたシルエットが印象的。
アーム部分は無塗装の真鍮仕上げなので、VL45ラジオハウスペンダントとの相性も抜群です。
組み合わせることで、より上品な空間を演出できます。
VL45ラジオハウスペンダントで上品な雰囲気をプラスしよう
この記事ではVL45ラジオハウスペンダントの魅力について詳しく解説しました。
丸みを帯びたフォルムと柔らかな光はインテリアに取り入れるだけでエレガントかつ、こなれた雰囲気を演出することができます。
「空間にアクセントが欲しい」という人にぴったりなペンダントライトなので、ぜひ実物をチェックしてみてくださいね。