自分でもできるインテリアコーディネートのコツとは?抑えるべきポイントと実例アイデアを紹介

    お部屋の雰囲気を変えたいときに必要なのがインテリアコーディネートの基礎知識です。

    悩みが多いときはプロを頼るのも良いですが、ちょっとしたコツを掴めば自分でも理想の空間をデザインすることは可能です。

    今回は自分で手軽にできるインテリアコーディネートのコツと、実際のレイアウトから見るアイデアの数々を紹介します。

    インテリアコーディネートとは?

    広々としたリビング空間

    インテリアコーディネートとは、室内家具の位置や配色、素材などを決めて、お部屋の住環境を総合的にデザインすることを指します。

    「インテリア」は室内装飾という意味があり、定番のソファーやテーブルといった家具だけでなく、照明・収納・空調・アクセサリーなど幅広い家具の配置に関わるのが特徴です。

    また、生活動線の練り込みや予算にあったレイアウトなど、目には見えない工夫も大切なポイント。

    見た目だけでなく、住みやすさを含めた快適な居住空間を作ることがインテリアコーディネートの醍醐味なのです。

    インテリアコーディネートをするときのポイントは?

    ラウンジチェアの置かれたリビング空間

    難しそうに感じるインテリアコーディネートですが、いくつかのコツを掴めば理想のレイアウトを実現できる可能性は高くなります。

    ここからはお部屋のインテリアを考えるときに重要になるポイントを紹介していきます。

    まずはどんなスタイルにしたいか想像する

    複数のコーディネート画像

    インテリアコーディネートにおいて一番大切になるのは、一番最初にお部屋のコンセプトを決めることです。

    自分が理想とする居住空間を作るのが目的なので、最初に「この部屋でどんな暮らしがしたいか?」という願望を具体的なレベルにまで落とし込むのが重要です。

    家族構成やライフスタイル、趣味趣向などによっても、理想とするインテリアは異なってきます。

    一緒に住む家族のことも考えて、自分の夢をカタチにした空間をデザインしましょう。

    どうしても迷ってしまう人は、理想のお部屋に必要な要素をあらかじめリストアップしておくのがおすすめです。

    書き出すことでやりたいことがハッキリしますし、優先順位をつけるのも楽になります。

    絶対に外せないこだわりを一つ決めて、そこに合わせてインテリアを構築していくのも良い方法です。

    部屋の大きさに合った家具配置

    次に注意したいのは、部屋のサイズに合ったコーディネートを心がけることです。

    「家族みんなでワイワイ過ごす部屋」「リラックスやくつろぎを重視した部屋」など、部屋の広さや目的によって最適な配置は変わるものです。

    初心者によくありがちなのは、自分の理想を詰め込みすぎて住みにくい空間になってしまうパターン。

    部屋の大きさに合わせた家具を揃えないと、窮屈で圧迫感のある部屋になってしまいます。

    見た目だけでなく、機能性や移動のしやすさも考えて家具を選ぶようにしましょう。

    好みや用途に合った家具と設備

    家具の置かれたリビング空間

    家具選びにおいて重要になるのは、実用性とデザインのバランスです。

    空間が狭い場合は収納や機能性を重視して家具を揃えても良いですし、趣味全開で雰囲気重視の部屋作りをするのもあり。

    インテリアコーディネートの根幹となる大切な要素なので、時間をかけてじっくり取り組みましょう。

    また、おしゃれな雰囲気を演出したいなら、照明選びにもこだわり抜くのが大切です。

    電球の種類・デザイン・色合い・光量・照らし方などを細かく調節することで、お部屋の印象は大きく変わります。

    部屋の色味と好みの材質

    落ち着いた色味の空間

    色味や素材感も部屋の雰囲気を決める大切なポイントの一つ。

    壁紙や床材、カーテン、絨毯、置物など、家具全体の配色バランスも考えてコーディネートを楽しみましょう。

    シンプル・モダン・北欧テイスト・レトロなど、目指すイメージによって適した配色や素材は異なってきます。

    配色一つだけでも部屋の印象や住み心地は大きく変わってしまうので、自分が好きな色と素材を中心に家具を集め、トータルバランスを重視して配置していくのがおすすめです。

    生活に合わせた動線と配置

    支度をしている女性

    家具の配置を考えるときは、見た目だけでなく生活動線を考えてコーディネートするのがコツ。

    生活しているときの動きを想像し、快適かつ過ごしやすいベストな配置を考えてみましょう。

    たとえ見栄えは良くても、部屋間の移動がしにくかったり、十分にくつろぐスペースがなかったりするのはNG。

    まずは絶対に置きたい家具から順番に配置していき、快適な環境を整えてからほかの家具を配置する方法もおすすめです。

    実例から学ぶ!インテリアコーディネートのコツ

    グリーンのある空間

    ここからは実際のインテリア実例を確認しながら、コーディネートのアイデアやコツを紹介していきます。

    コンパクトな家具と明るい色で一人暮らしの狭い空間を広く

    最初に紹介するのは、シンプルテイストの白ベースで家具や壁紙を統一したインテリア例です。

    清潔で爽やかな印象を与える白をメインカラーしてコーディネートすることで、狭さも気にならない風通しの良いお部屋を実現しました。

    全体的に抑えめの配色なので過ごしやすく、リラックス効果が期待できるのも魅力。

    家具配置と配色の組み合わせが簡単なので、一人暮らしの王道的なインテリアパターンとして知られています。

    アクセントカラーを使って空間のメリハリをバランスよく

    赤のアクセントカラーが際立つ一角

    カラーを統一するのが基本のコーディネートですが、慣れてきたら差し色としてアクセントカラーを組み込んでみるのもおすすめ。

    一つだけ目立つ色を差し込むと、空間にメリハリがついて引き締まった印象になります。

    ソファクッションの一部に差し色を入れたり、装飾の一部を存在感のある配色にしてみるなど、見た目バランスを重視しながらインテリアを楽しむのも良いでしょう。

    フォーカルポイントを作って生き生きとした部屋を演出

    洗練された空間

    フォーカルポイントとは、お部屋の中で注目が集まる場所のことです。

    こちらもアクセントカラーと同様に部屋の印象を引き締める効果があり、メリハリに加えて立体感や奥行きを演出することが可能になります。

    和室の床の間などは代表的なフォーカルポイントの一種。

    ものが少ないシンプルな空間にあえて印象的な物を置くのがコツで、掛け軸・絵画・コレクション・間接照明などを活用すると、より効果的に視線を集めることができます。

    観葉植物を取り入れて温かみのある雰囲気を作る

    グリーンとラウンジチェアが印象的な玄関

    空間の中に簡単に自然の要素を入れられるのが観葉植物。

    自然派でナチュラルな印象の部屋を作りたいなら、意図的に緑を多く取り入れるのがポイントです。

    卓上タイプから大きな鉢植えまで種類はさまざまなので、部屋の広さに応じて適切に配置していくのがコツ。

    観葉植物はリラックス効果が非常に高く、品種によっては空気清浄の効果も期待できます。

    照明をうまく取り入れて奥行きのある空間を作る

    ペンダントライトの吊るされたダイニング

    奥行きのある部屋を作りたいときに必要なのが照明のテクニックです。

    照明によって光量や色合いを変えることで、奥行きや立体感のある部屋の雰囲気を作ることができます。

    間接照明や床下照明などを使いこなせれば、部屋の印象を自由自在に操ることが可能に。

    デザイン性の高い卓上照明やレトロなビンテージランプは、インテリアアイテムとしても大人気!

    照明器具のラインナップは非常に豊富なので、大掛かりな施工をしなくても低予算で理想の調光を追求することができます。

    より具体的に想像しよう!インテリアコーディネートのアプリ紹介

    「インテリアの基本は分かったけど、実際の配置をイメージしにくい」そんな人におすすめなのが、仮想空間でインテリアを確認できる便利なアプリです。

    ここからは手軽に使えるインテリア用アプリを3つ紹介します。

    プランナー 5D インテリアデザイン クリエーター

    「プランナー 5D インテリアデザイン クリエーター」は、スマホで手軽にインテリアコーディネートを楽しめるアプリです。

    あらかじめ用意された部屋パターンを選択し、好きな家具を配置していくだけで完成!

    3Dの見取り図で配置イメージを細かく確認することができます。

    細かい設定をする必要がないため、インテリア初心者でも簡単に扱えるのが一番のメリット。

    ちょっとした家具の配置に迷ったときにおすすめです。

    Roomle 3D & AR

    「Roomle 3D & AR」は、2,000種類以上の家具が登録されている自由度の高いインテリアアプリ。

    部屋ごとに選べる家具が異なっており、広めの間取りにも対応しています。

    2D・3D見取り図に加えてVR視点も選択可能になっており、よりリアルな環境でイメージを確認することができます。

    設定できる項目が多いぶん操作難易度は高くなりますが、部屋のイメージを細かくチェックしたい人にはおすすめです。

    IKEA Place

    アプリロゴ

    「IKEA Place」は、カメラフィルターに写した空間にIKEAの家具を配置できる一風変わったアプリです。

    実際の空間に限りなく近い環境に原寸大の家具を置けるので、より緻密な間取り計算とイメージが可能になります。

    選べるのはIKEAの家具のみですが、ラインナップのほぼ全てを網羅しているため、IKEAの家具が好きな人には一押しのアプリです。

    自分でインテリアコーディネートをしてオシャレな家に改造

    LDK空間

    今回は自分でできるインテリアコーディネートのコツと、実例を参考にしたアイデアを紹介しました。

    難しく捉えられがちなインテリアですが、「住む人にとって過ごしやすい空間を作る」という基本さえ抑えておけば大丈夫です。

    インテリアコーディネートの知識を学んで、自分の好みを再現した理想の空間づくりをぜひ楽しんでみてください。