室内に緑を飾りたいとき、気軽なインテリアとして使えるフェイクグリーン。
観葉植物と違って虫がよってくる心配もないため、置く場所も自由に楽しめるのが魅力です。
この記事では、室内をおしゃれにするフェイクグリーンの選び方のポイントや、種類別の飾り方を詳しく紹介していきます。
緑のあるインテリアコーディネートの参考として、ぜひご覧ください。
目次
フェイクグリーンのメリットとは
フェイクグリーンの最大のメリットは、3つあります。
- 水やりや日当たり、風通しなどを気にせず、どこにでも飾れること
- 生きた植物のように成長しないため、植え替えなどのメンテナンスがないこと
- 重量が軽く、移動しやすいこと
大型鉢植えタイプのフェイクグリーンでも、重さは5kg程度で、女性でも階段を登って運べます。
壁掛けやハンギングタイプは1kg程度で、重さを気にせず設置できるため、さまざまなコーディネートが楽しめます。
フェイクグリーンを選ぶポイント
本物の観葉植物の代わりに飾ろうと、フェイクグリーンを買って失敗しがちなのが、リアルさが足りないものを購入してしまうことです。
安価すぎるものは偽物感が出てしまい、おしゃれには飾れません。
そこで、フェイクグリーンを選ぶ際に重要な、5つのポイントを解説します。
ポイント1:樹形・枝振り・葉の色をチェック
フェイクグリーンの見た目に注目し、本物の植物のようにカーブのある樹形で、四方に広がった枝振りのものを選びましょう。
また、葉の色、サイズ、カタチがリアルなものを選べば、かなり自然なフォルムに近づき、偽物っぽさが減少します。
葉に起毛加工されたものや、ツヤを抑えたものは、より本物感があります。
茎や節などの連結部分が不自然な場合は、葉で隠せるものが理想です。
ポイント2:置き場所に合うサイズ
フェイクグリーンを置く場所はあらかじめ決めておき、その場所に適した大きさのものを購入しましょう。
周りのインテリアと合わないものを置いてしまうと、不自然で偽物っぽさが強調されてしまいます。
サイズ感を周辺環境に合わせて、木の種類や色合いも考慮しながらフェイクグリーンを設置しましょう。
ポイント3:植木鉢とのバランス
フェイクグリーンでよくあるのは、植物と植木鉢のバランスが悪く、違和感を覚えることです。
本物の植物なら、植物の根詰まりや転倒防止のために、少し大きめの鉢に植えています。
本物と同じようなバランスでつくられたフェイクグリーンなら、より実物らしく見えるでしょう。
ポイント4:樹形を変えられるワイヤー入り
フェイクグリーンのリアルなカタチを追求するために、茎など接合部分や葉にワイヤーが入っているタイプがおすすめです。
ワイヤー入りなら自由に樹形や葉を動かすことで、より本物らしさを演出したり、不自然な部分を隠したりできます。
ポイント5:消臭・抗菌効果があるもの
近年「光触媒」や「CT触媒」など、消臭・抗菌効果のあるフェイクグリーンが注目されています。
「光触媒」は紫外線、「CT触媒」は温度変化を利用して、有機物やニオイを分解する作用があります。
さらに消臭・抗菌効果のあるフェイクグリーンは、葉の表面がコーティングされているため、ホコリがつきにくいのも嬉しいですね。
フェイクグリーンの種類別おしゃれな飾り方
この章では、フェイクグリーンの大きさや種類にあった、おしゃれな飾り方をご紹介します。
存在感のある大型鉢植え
リビングや玄関などには、大型の鉢植えを置くことで、リラックスできる癒やしの空間を演出できます。
大型のフェイクグリーンは目を引くため、可能な限りリアルな樹形のものを選びましょう。
植木鉢が小さい場合や部屋の雰囲気に合わない場合は、大きめの植木鉢や鉢カバーを使って、バランスを取ることも可能です。
壁がインテリアになる壁掛け・ハンギング
天井や壁にぶら下げられるハンギングタイプは、室内のデッドスペースに飾りやすく、空間を立体的に見せてくれます。
鉢植えタイプやブーケ風、リースタイプなど、デザインの種類は豊富にあります。
日当たりの悪い階段の壁や洗面所など、本物の植物なら飾ることが難しい場所でも設置しやすいでしょう。
アレンジにおすすめのガーランド
ガーランドタイプとは、長いヒモ状の茎に葉がついている、ツタ植物のような形状です。
カーテンレールやポールに巻き付けられるようにワイヤーが入っており、手軽に飾れるサイズのため、初心者にも使いやすいでしょう。
数本並べてグリーンカーテン風に飾れるなど、アイデア次第でさまざまな飾り方が可能です。
種類が豊富な卓上タイプ
棚やカウンターに飾れる卓上タイプは、豊富なサイズや種類の中から、インテリアのテイストに合ったものを選びましょう。
葉が大きいものはスタイリッシュに、小さいものは温かみのある雰囲気を演出できます。
鉢の色にもこだわれば、さらにオシャレ度がアップします。
スワッグでアレンジ
フェイクグリーンで、人気のスワッグ風に飾るのもおすすめです。
スワッグとは壁に飾る花束のことで、好きな形状のフェイクグリーンで簡単につくれます。
フェイクグリーンを麻ひもでしばり、壁に逆さにして吊るせば、スワッグのできあがりです。
ざっくりとまとめた素朴な雰囲気が、よりセンスを感じさせる飾り方です。
フェイクグリーンをインテリアスタイルで選ぶ
フェイクグリーンは部屋の雰囲気によって、色が浮いてしまう場合があります。
ここでは、インテリアスタイル別に、フェイクグリーンの選び方をご紹介します。
リゾート風インテリア
リゾート風のインテリアに合わせるなら、ソテツやパームリーフなど、細い葉が連なる形状のタイプや、モンステラなど葉が大きく緑の濃いタイプがおすすめです。
大きな鉢やフラワーベースを使って、日の当たる場所に無造作に置けば、葉のカタチや影が美しく際立ちます。
ナチュラル系インテリア
ナチュラル系のインテリアには鮮やかな緑色のフェイクグリーンは似合わないため、ユーカリやオリーブ、アイビーなど、少しくすんだ色味がおすすめです。
ほかにもドライフラワーのようなベージュ系のフェイクグリーンや、花タイプも飾りやすいでしょう。
スワッグやガーランドを使って飾りつけると、優しい雰囲気が演出できます。
モダンインテリア
モダンなインテリアには、ユッカツリーや多肉植物、コウモリランなど、大胆で個性的なカタチのフェイクグリーンが似合います。
個性的なインテリアコーディネートを楽しみたいなら、フェイクグリーンをアレンジした壁掛けアートパネルなど、スタイリッシュな飾り方に挑戦してみても良いでしょう。
フェイクグリーンのお手入れ方法
フェイクグリーンを美しく保つために、定期的にお手入れをしましょう。
やり方は簡単で、ウェットティッシュで葉の表面を拭いたり、市販のハンディータイプのホコリ取りで表面をなでたりするだけです。
特に起毛加工がされたものはホコリが付きやすいため、ひんぱんに掃除しましょう。
フェイクグリーンでインテリアをおしゃれにランクアップ
ここまで、室内をおしゃれにするフェイクグリーンの選び方のポイントや、種類別の飾り方を紹介してきました。
フェイクグリーンは本物の観葉植物と違って、日当たりも水やりも風通しも気にせず、好きな場所に飾れるのが魅力です。
室内がおしゃれになるかはフェイクグリーンの見た目が重要なため、購入する際には細部も確認し、リアルに見えるものを選びましょう。