リネンカーテンは独特の肌触りや風合いがおしゃれで、インテリアに取り入れてみたい方も多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、100%天然繊維のカーテンが魅力のファブリックブランド「natsusobiku」。
日本の暮らしに寄り添ったものづくりが特徴で、優しい色彩のカーテンが数多くそろっています。
この記事では、natsusobikuの特徴や製品の導入事例などを紹介します。
目次
natsusobikuとは
natsusobikuは天然繊維である麻(リネン)に特化し、生産工程もMade in Japanにこだわったブランドです。
natsusobikuの製品は、日本の風土に根付いた素材や色彩を使うなどして、布地に自然そのものを感じさせてくれる魅力があります。
natsusobikuのカーテンやファブリックを使うことで、自然とともにある暮らしの豊かさを教えてくれます。
麻100%の専門ブランド
natsusobikuで扱う布はすべて天然繊維100%、麻(リネン)の専門ブランドです。
リネンの特徴は、高い吸水性と速乾性です。
リネンは綿の4倍の吸収力があるといわれており、昔から夏の服に使われてきました。
また、リネンには繊維をつなぐペクチンという成分によるコーティング効果があるため、汚れが染みにくく落ちやすいという性質があります。
水に濡れると強度が増すことで、使うほど柔らかくなるのも魅力です。
国内生産のこだわり
natsusobikuの製品は、国内の産地で作ることにこだわりがあります。
現在、リネンの原料となる植物は日本国内で生産できないため、高品質のリネン糸をベルギーのフランドル地方から輸入しています。
しかし、企画から織り・染め・縫製の工程は、昔からの織物産地である滋賀県・静岡県の工場での一貫生産です。
そうすることで、日本古来の伝統技術を使い、風土にあった上質な製品を生み出しています。
日本特有の色彩感覚
発色が良い日本特有の色彩を使っているのもnatsusobikuの特徴です。
日本で親しまれてきた美意識につながる製品を使うことで、日常生活でも自然から切り取ったような色を楽しめます。
カーテンのカテゴリーや色にも「アメツチ」「ナギ」「夜空」「砂」「雪」「薄雲」などの言葉を使い、日本ならではの空気感を表現しています。
natsusobikuの名前の由来について
ブランド名である「natsusobiku」は、万葉集に詠まれる枕詞の「夏麻引く(なつそびく)」から取られています。
「夏麻を積(う)む」※「夏麻を畑の畝(うな)から根引く」という意味から「海上潟(うなかみがた)」「宇奈比(うなひ)」という地名の枕詞です。
また「麻の糸(い)」から「命(いのち)」にも掛かり、この場合は「夏に取った麻のように長い命」という意味を持つといわれています。
万葉集に詠まれた「海上潟」の候補地は千葉県にあり、古代から麻の産地であった総の国(千葉県・茨城県・東京都にまたがる旧国名)につながります。
千葉県で誕生した「natsusobiku」は、古代から続く「麻」にまつわる情景をイメージさせる名前です。
※夏麻:夏に麻畑から取った麻、積む:紡ぐ・繊維をより合わせる
natsusobikuの製品紹介
ここでは、natsusobikuのカーテンやその他のプロダクトを紹介します。
リネンカーテン
natsusobikuのリネンカーテンは種類が多く、どんな部屋にも合わせられるのが魅力です。
厚みは3種類で、光を通すガーゼ調の薄手生地、光を通しても外からは見えにくい中薄手生地、寝室など遮光や保温性を持たせたい部屋に向いた厚手生地があります。
薄手生地には刺繍が施されたタイプもあり、空間を可憐で上品な雰囲気にしてくれます。
リネン特有のざっくりとした質感を楽しめるカーテンはどんな空間もおしゃれに演出でき、北欧インテリアだけでなく和のテイストにも合わせやすいでしょう。
リラックスカーテン
natsusobikuのリラックスカーテンとは、クリップ留めのカーテンのことです。
折り返しのないメローロックで仕上げた麻布をクリップで留めただけの、ミニマムさが特徴です。
布地の上部を折ってクリップで留めればカーテンの高さを自由に調整できるため、洗濯がしやすいなど、扱いが楽なのも嬉しいポイントです。
ローマンシェード
紐を引くことでカーテンの布を上下に開閉するローマンシェード。
natsusobikuのカーテンは最もシンプルなプレーンシェードをオーダーで扱っています。
カーテンに比べると、窓辺がスタイリッシュな印象になるのが特徴です。
麻100%の薄手生地を使えば、1つの窓にプレーンシェードとカーテンを組み合わせても厚みが出過ぎず、ナチュラルな雰囲気を楽しめます。
キリカエカーテン
natsusobikuのオーダーカーテンでは、別の生地を上下で組み合わせるキリカエカーテンを扱っています。
同じ生地の色違いや、無地と柄ものを合わせるなど、組み合わせによってさまざまな表情を見せてくれるのが魅力です。
個性的なカーテンを使うと空間にアクセントが生まれ、華やかさや重厚感を演出できます。
リネンブランケット
natsusobikuのリネンブランケットは、高品質なウールとリネンを組み合わせて作られています。
使われているウールは、スコットランド北部のシェットランド諸島産で、柔らかく光沢があり、高い保湿性で知られています。
種類は、ウール80%・リネン20%の冬仕様タイプとリネン80%・ウール20%の秋冬仕様のタイプがあり、どちらも落ち着いた温かみのあるカラーリングが魅力です。
その他プロダクト
natsusobikuでは、リネン100%のエプロンやタオルを扱っています。
リネンは高い吸水性や抗菌性、丈夫で使うほどに柔らかくなる性質があるため、キッチンのあらゆる作業に最適な素材です。
繊細なカラーリングのものがそろうnatsusobikuのエプロンやタオルを使えば、快適でおしゃれなキッチンに。
また、リネン100%のクッションカバーや、カーテンを束ねるためのアクセサリーもあるため、リビングをオーガニックでモダンな雰囲気に演出できます。
natsusobikuの導入事例
ここでは、natsusobikuのリネンカーテンの導入事例を紹介します。
リビングのカーテンとして
natsusobikuのリネンカーテンをリビングに使用すれば、ヨーロッパ風のおしゃれな空間演出が手軽にできるでしょう。
リネン100%カーテンは見た目の良さだけでなく、温度や湿度の調整機能性も高いため、一年を通して快適に過ごせます。
薄手のタイプと厚手のタイプを重ねて使うと奥行きが増し、リネン生地特有の美しさを楽しめるだけでなく、北欧インテリアとの相性も良いでしょう。
客室のシェードとして
natsusobikuのローマンシェードを客室に使うことで、他の部屋とは異なる雰囲気を楽しめます。
リビングや主寝室のカーテンと比べると、シェードを使った窓辺はスッキリとした印象になり、生活感をあまり感じさせません。
薄手のガーゼ素材のシェードと中薄手のシェードを重ねて使うと、屋外の柔らかな光をうっすらと通すため、静かで陰影のある空間演出ができます。
natsusobikuのプロダクトと一緒に自然体の生活を送ろう
今回は、natsusobikuの特徴や製品の導入事例などを紹介しました。
日本の伝統的な技術で作られたnatsusobikuのカーテンやファブリックは、日常の暮らしに溶け込みやすく、どんなスタイルの空間にも使いやすいのが魅力です。
吸水性や速乾性があり、通気性や保温性のバランスも良い優秀な素材、麻(リネン)。
そんなリネンを使ったnatsusobikuの製品を通して、天然繊維を使う心地よさや自然体の暮らしを体感してみませんか。
さらに、静電気が起きにくく、ホコリがつきにくいため、季節を問わずオールシーズンで使える素材といえるでしょう。