「アルヴァ・アアルト」は20世紀を代表する北欧の建築家の一人です。自身の建築に合わせ、家具や照明のデザインも多数手掛けています。
この記事では、アルヴァ・アアルトの成り立ちやデザインの特徴、代表作について詳しくご紹介します。
目次
- 1 20世紀を代表する建築家アルヴァ・アアルト
- 2 アルヴァ・アアルトの代表的な北欧家具・照明シリーズ30選
- 2.1 アルヴァ・アアルトを象徴する「スツール60」
- 2.2 デスクチェアにも向いている「69チェア」
- 2.3 前後左右対称で向きを選ばない「64バースツール」
- 2.4 ミニマルな北欧デザインが美しい「K65ハイチェア」
- 2.5 癒しの空間を生み出す「153ベンチ」
- 2.6 手のぬくもりを感じる「611チェア」
- 2.7 アイデアが詰まった北欧チェア「65チェア」
- 2.8 くつろぎの時間を演出する「66チェア」
- 2.9 快適なテーブルタイムを楽しめる「68チェア」
- 2.10 独創的なインテリア空間を作る「41アームチェア パイミオ」
- 2.11 曲線美が目を奪うデザイン「42アームチェア」
- 2.12 曲げ木による芸術的な美しさ「43ラウンジチェア」
- 2.13 1930年代から愛され続けるチェア「400アームチェア タンク」
- 2.14 ずっと座っていたくなる心地よさ「401アームチェア」
- 2.15 北欧モダンの傑作「402アームチェア」
- 2.16 くつろぎの時間を与えてくれる「406アームチェア」
- 2.17 ソファとベッドのマルチユースが可能「710デイベッド」
- 2.18 作業デスク向けのコンパクトなテーブル80A
- 2.19 空間にユーモアをプラスする円形ローテーブル「90D テーブル」
- 2.20 斬新なアイデアと北欧美が同居した「900 ティートロリー」
- 2.21 空間に優美なアクセントをつける「915 サイドテーブル」
- 2.22 上質な暮らしを演出する「アアルトテーブル」
- 2.23 何世代にも渡り親しまれる「子供用チェア」
- 2.24 子供の成長と共にアップデートする「子供用テーブル」
- 2.25 彫刻のように美しい「A201ペンダント」
- 2.26 インテリア空間に趣をプラスする「A110ペンダント手榴弾」
- 2.27 幻想的な明かりを届ける「A333ペンダントカブ」
- 2.28 丸く小さい実のようなスポットライト「A338ペンダントビルベリー」
- 2.29 乳白色ガラスの柔らかい光を照らす「A440ペンダント」
- 2.30 愛らしい造形美と機能性が備わった「A330Sウォールランプ ゴールデンベル」
- 2.31 複数個吊るして楽しみたい照明A330(ゴールデンベル)
- 2.32 蜂の巣を思わせるペンダントライトA331(ビーハイブ)
- 2.33 玄関を上品な空間にする「115傘立て」
- 2.34 幻想的な木の曲線が別空間を作る「100パーテーション」
- 2.35 暮らしを楽しく彩る「シエナシリーズ」
- 3 北欧デザイン界に大きな影響をもたらしたアルヴァ・アアルト
20世紀を代表する建築家アルヴァ・アアルト
1898年フィンランド中西部の「クオルタネ」に生まれたアルヴァ・アアルト。
家系は代々林務官であり、測量技師の父「ヨハン・ヘンリク・アールト」と、母「セルマ・ハクステット」の間に生まれました。
スウェーデンの「グンナール・アスプルンド」と並び、20世紀を代表する北欧の建築家の一人です。
生涯において200以上の建物を設計し、のちの建築家たちにも多大な影響を与えました。
自身が手掛けた建築に合わせ、家具のデザインもおこないました。
その他にもガラス食器のデザインや絵画など、活動は多岐にわたり、プロダクトデザイナーとしても高く評価されました。
ヘルシンキ工科大学で建築を学ぶ
1916年から21年まで、アアルトはヘルシンキ工科大学に在籍。
フィンランドの建築家・教授・画家である「アルマス・リンドグレン」のもとで建築を学びました。
在学中には両親の家の設計も手掛けています。
卒業後に建築設計事務所を立ちあげる
卒業後の1923年、アアルトはユヴァスキュラ市に建築設計事務所「Alvar Aalto(アルヴァ・アアルト)」を開設します。
フィンランド建築家リストのトップに名前がくるように考慮して、Aから始まる事務所名にしたといわれています。
1927年に設計事務所をトゥルクに移転。
トゥルクの農業組合本部とヴィープリの図書館の建築設計競技で一等を受賞したことがきっかけでした。
また1933年には、敷地変更により休止していたヴィープリの図書館の設計が再始動したため、事務所をウィープリに近いヘルシンキに移しています。
家具メーカーアルテックを創業する
1935年アアルトは、妻であり建築家の「アイノ・アアルト」、フィンランドのアートコレクターである「マイレ・グリクセン」、美術史家の「ニルス・グスタフ・ハール」と共同で「アルテック」を設立。
社名は1920年代に沸き起こった国際的なモダニズム運動のキーワードである「アート」と「テクノロジー」を掛け合わせた造語です。
家具の販売だけでなく展示会や啓蒙活動をとおして、モダニズム文化の発展を目的としていました。
アアルトが手掛けた家具は、アルテック社が製作および販売をおこなっています。
サナトリウムに向けた家具デザインで有名になる
パイミオのサナトリウム用に開発した家具デザインが、1928年に開催されたコンペで一等を獲得します。
成形合板を使用した座面のアームチェアは、当時斬新だったため「材料革命」と評価され、アアルトは国際的な家具デザイナーとして有名になりました。
このプロジェクトをきっかけに、本格的に家具デザインをスタートしています。
夫婦共同でガラス食器のデザインを手掛ける
アルヴァは建築以外のデザインも、多数手掛けています。
妻アイノと共同で生みだした「イッタラ」のガラス食器は日本でも有名です。
湖や白樺をイメージしてデザインしたといわれる花瓶「アアルト・ベース」は、1937年のパリ博覧会に出品され、世界中の多くの人から評価されました。
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アルヴァ・アアルトの代表的な北欧家具・照明シリーズ30選
アアルトが生みだす作品は、ミニマルながら機能性が高いのが特徴です。
曲線を用いたデザインが多く、空間に柔らかさをもたらします。
また量産を考慮しパーツの一体化や、新しい曲木の技法を取り入れているのも、アアルトデザインの秀逸なところです。
ここからは、代表的な北欧家具・照明を5つご紹介します。
アルヴァ・アアルトを象徴する「スツール60」
「スツール60」はアルヴァ・アアルトのアイコン的作品の一つ。
木材をL字に曲げた「L-レッグ」を取り入れた初のデザインとなっています。
軽量で持ち運びしやすく、スタッキング可能。機能性にも優れています。
また椅子として腰掛けるのはもちろん、ソファ横に置いてサイドテーブルとして使ったり、ディスプレイ台として雑貨を飾ったりするなど、いろいろな使い方が楽しめるのも大きな魅力。
定番の3本脚のほか、より安定感のある4本脚バージョンも展開しています。
好みやインテリアに合わせて選べる、豊富なカラーバリエーションも嬉しいポイントです。
デスクチェアにも向いている「69チェア」
1935年にデザインされた「69チェア」は、アルテックの椅子のなかでも、特に人気の高い作品です。
広い座面と安定感のある背もたれが、しっかりと身体を支えるため、ホームオフィスにも、ぴったり。
スツール60と同じ「L-レッグ」の曲線と、シンプルなフォルムは飽きがこず、長く愛用できます。
豊富な色と仕上げからセレクトできるのも魅力的。
色違いで複数配置しても良いでしょう。
前後左右対称で向きを選ばない「64バースツール」
アルヴァ・アアルトが1935年にデザインした、前後左右対称なデザインのスツール。
フィンランドバーチ材を曲げる技術「L-レッグ」を応用した4本脚には足置き用のリング付き。
曲線が空間に柔らかい印象を残し、キッチンスペースを豊かに彩ります。
テーブルに合わせて選べる65cmと75cmの高さタイプがあり、カラーや仕上げの種類も豊富。
スツールとして使えるほか、サイドテーブルやディスプレイスタンドにも活用できる汎用性の高さも魅力です。
ミニマルな北欧デザインが美しい「K65ハイチェア」
バースツールと同じく「L-レッグ」の技術を応用して作られたハイチェア。
バーカウンターやハイテーブルに合わせやすい高さで、快適な姿勢が保てる背もたれ付き。
柔らかいカーブが特徴の足置きが、テーブル時間の快適さをアップしてくれることでしょう。
豊富なカラーと仕上げバリエーションから選べるのもポイント。
ミニマルな北欧デザインが美しく、洗練された空間を作るハイチェアです。
癒しの空間を生み出す「153ベンチ」
アルヴァ・アアルトの名作として知られる、タイムレスに愛されるベンチ。
軽量化と持ち運びやすさを追求し、座面にスリット状の隙間を施した構造美が特徴です。
「L-レッグ」技術を応用したベンチは、リビングや廊下、寝室など場所を問わず馴染み、住まいにリラックスできる癒しの空間をプラスしてくれるでしょう。
手のぬくもりを感じる「611チェア」
リネンのウェビングテープの編み込みが印象的なチェア。
丈夫なバーチ材との異素材の組み合わせが見事にマッチし、手の温もりを感じるデザインです。
座面と背もたれが座った人の重みを優しく受けとめる設計で、その心地よさから手放せなくなることでしょう。
ウェビングテープは交換可能。
魅力的なカラーバリエーションもポイントで、お部屋の模様替え時にもインテリアアレンジが楽しめます。
アイデアが詰まった北欧チェア「65チェア」
1935年にデザインされた、シンプルな構造にアイデアが詰まったバーチ材北欧チェア。
テーブルや机の下に椅子をしまいやすく計算された低めの背もたれは、人の身体に沿うように緩やかなカーブが描かれ、腰掛ける人を包み込むような設計。
豊富なカラーと仕上げバリエーションからお好きなものが選べるのもポイントで、インテリア空間の魅力が広がるでしょう。
くつろぎの時間を演出する「66チェア」
北欧の伝統的な木製椅子を思わせるシンプルなバーチ材チェア。
腰掛けると程よくしなり、背中がフィットする広めの背もたれが特徴です。
くつろぎの時間を演出してくれる、お気に入りのチェアになるでしょう。
大きく穴の開いたデザインもポイントで、空間に軽やかさを生み、持ち運び時にも便利です。
豊富なカラーと仕上げバリエーションから好きなものが選べるため、イメージに合ったチェアを住まいに取り入れられます。
快適なテーブルタイムを楽しめる「68チェア」
シンプルなフォルムと機能性を備えたチェア。
広さのある座面と背中のカーブに合わせた背もたれの構造が、座る人の身体をしっかり支えて、食事やティータイムの時間を快適にしてくれます。
こちらも「L-レッグ」の技術を採用したチェアで、取り回しの良さは抜群。
持ち運びしやすく、最大4脚まで重ねることができ、予備椅子もコンパクトに収納可能。
豊富なカラーと仕上げバリエーションで、インテリア空間に北欧の雰囲気をプラスします。
独創的なインテリア空間を作る「41アームチェア パイミオ」
アルヴァ・アアルトの傑作の一つといわれる独創的なアイデアのアームチェア。
革新的な技術により、木材で優雅な曲線を思いのままに描いたフレーム。
固定された座面は、宙に浮いているような弾力性で座る人の身体を心地よく受けとめる設計です。
ひじ掛けを兼ねたフレームは、時を重ねても安定感のある構造で長く愛用いただけるのもポイント。
ラグジュアリーな北欧空間を作れる高いデザイン性と機能性が備わったアームチェアです。
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曲線美が目を奪うデザイン「42アームチェア」
流れるような曲線が美しいバーチ材のアームチェア。
革新的な技術により、木材で優雅な曲線を思いのままに描いたフレームと、背もたれから座面を柔らかくしなやかな一枚の合板で構成した構造美が目を奪うデザインです。
ひじ掛けを兼ねたフレームは、時を重ねても安定感のある構造で長く愛用いただけるのもポイント。
いつまでも座っていたい心地よさと北欧デザインの洗練された美しさが同居するアームチェアは、インテリア空間をスタイリッシュに演出してくれるでしょう。
曲げ木による芸術的な美しさ「43ラウンジチェア」
曲げ木の技法を用いた美しいフレームが印象的なラウンジチェア。
アルヴァ・アアルトが開発した、フィンランド産バーチ材合板を滑らかに仕上げる手法「ラメラ曲げ木」を用いて、自然素材ならではの美しさと温もりを活かしたフレームが特徴です。
背もたれから座面に施したリネンのウェビングテープ張りは、横たわった時に人の重みを優しく受けとめる設計で、思わずうたた寝してしまうほどの心地良さ。
暮らしの中で心を贅沢にしてくれる北欧ラウンジチェアです。
1930年代から愛され続けるチェア「400アームチェア タンク」
1936年にデザインされた、重厚で存在感のあるアームチェア。バーチ材の迫力あるフレームと、クッション性のある背座の佇まいから「タンク(洗車)」の愛称で親しまれています。
「ラメラ曲げ木」の技法を用いて作られたひじ掛けとフレームが特徴で、身体を包みこむような座り心地が格別なチェア。
豊富なカラーと仕上げバリエーションからお好きなものが選べるのもポイントです。
1930年代から現在まで形を変えることなくタイムレスに愛される北欧チェアが、住まいに趣をプラスしてくれるでしょう。
ずっと座っていたくなる心地よさ「401アームチェア」
バーチ材の曲線美とファブリックの温かいコントラストが印象的なアームチェア。
革新的な技術により、木材で優雅な曲線を思いのままに描いたフレームと、頭部まで覆うように柔らかなカーブを描いた背もたれが特徴です。
うたた寝をしても頭を優しくホールドし、いつまでも座っていたい心地よさに感動することでしょう。
豊富なカラーと仕様のバリエーションからお好きなものが選べる北欧アームチェアです。
北欧モダンの傑作「402アームチェア」
アルヴァ・アアルトが1933年にデザインした、北欧モダニズムの傑作と言われる存在感抜群のアームチェア。
革新的な技術により、木材で優雅な曲線を思いのままに描いたフレームに生地張りクッションを備えたデザインです。
柔らかく背中に沿う背もたれにより、快適な座り心地を実現。
長時間読書をしても疲れることがありません。
豊富なカラーと張地のバリエーションで、インテリアの自由度が非常に高いのもポイント。
重厚感のある北欧アームチェアが、空間に存在感をプラスしてくれるはずです。
くつろぎの時間を与えてくれる「406アームチェア」
バーチ材の流れるような曲線のフォルムが美しいアームチェア。
独特な曲線美と背座面をリネンのウェビングテープで編み込んだコントラストが上品なデザインです。
座った人の重みを優しく受けとめる設計により、心からリラックスして座り心地を楽しめる北欧アームチェア。
ひじ掛けを兼ねたフレームは、時を重ねても安定感のある構造で長く愛用いただけます。
ウェビングテープは交換可能。
魅力的なカラーバリエーションもポイントで、お部屋の模様替え時にもアレンジが楽しめるでしょう。
ソファとベッドのマルチユースが可能「710デイベッド」
北欧ミニマルなデザインのデイベッド。
マットレスとバッククッションを組み合わせることで、ソファとしてもベッドとしても使えるシンプルながら汎用性の高い設計です。
必要に応じて脚を取り外すことも可能で、フロアベッドにも早変わり!
アルヴァが開発したフィンランドバーチ材を曲げる技術「L-レッグ」を採用したアイコニックな脚がポイントに。
ライフスタイルに合わせた使用が出来るベッドは、ゲスト用ベッドにも重宝するでしょう。
作業デスク向けのコンパクトなテーブル80A
「テーブル80A」は1935年にデザインされました。
奥行きは浅め、幅は120cmと余裕があるので、作業をおこなうデスクに向いています。
長方形のシンプルなデザインなので、どんなテイストのインテリアにも馴染むのが魅力的。
特許を取った「L-レッグ」がデザインのアクセントになっています。
素材にはフィンランド産のバーチ材を使用。
木ならではの質感が、部屋全体に温もりをプラスします。経年変化も楽しめるテーブルです。
空間にユーモアをプラスする円形ローテーブル「90D テーブル」
アルヴァ・アアルトが1933年にデザインした、アルテックのアイコニックなデザインを採用したバーチ材円形ローテーブル。
アルヴァが開発したフィンランドバーチ材を曲げる技術「L-レッグ」を採用し、北欧デザインの美しさが際立つミニマルなデザインが特徴です。
お部屋に曲線を取り入れることで柔らかい雰囲気が作れ、視覚的なユーモアをインテリア空間にプラスできるでしょう。
小さなお子様がいるご家庭にもおすすめのローテーブルです。
カラーと仕様のバリエーションからお好きなものが選べます。
斬新なアイデアと北欧美が同居した「900 ティートロリー」
アルヴァ・アアルトが1937年にデザインした、オブジェのような存在感があるトロリーです。
旅の中で出会ったイギリスの紅茶文化と、日本の木工技術や建築からインスピレーションを受けたデザインで、バスケット籠とセラミックを組み合わせた構造。
アルヴァの心の躍動感が伝わるようなユーモアに溢れています。
リビングやキッチンのサイドテーブル、パーティー時のサービステーブルとしても機能的で華を添えるトロリーとなるでしょう。
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空間に優美なアクセントをつける「915 サイドテーブル」
アルヴァ・アアルトが1932年にデザインした、上質感あふれるサイドテーブル。
アルヴァが開発した、フィンランド産バーチ材合板を滑らかに仕上げる手法「ラメラ曲げ木」を用いたループ型のフレームが印象に残るデザインです。
ループの上下に取りつけた天板は、物が落ちにくいよう形状が工夫された機能美が光ります。
実用的で曲線が美しい北欧サイドテーブルは、リビングやベッドサイド、オフィスなどシーンを問わずコーディネートでき、空間に優美なアクセントをつけてくれるでしょう。
上質な暮らしを演出する「アアルトテーブル」
アルヴァ・アアルトがデザインしたテーブルは、ダイニングテーブルやワーキングデスク、ちょっとした作業台、ローテーブルからサイドテーブル、子供用テーブルとあらゆるシーンに適応するバリエーションを展開しています。
時代や社会の流れ、家族の成長や変化がある中、暮らしに寄り添い、タイムレスな魅力を持つ北欧家具を生み出しました。
美しいデザイン、特許技術「L-レッグ」による頑丈な構造で、一台でも、組み合わせでも、ライフスタイルに合わせて自由自在にアレンジできるのもアアルトテーブルの魅力。
上質な暮らしを演出する北欧テーブルです。
何世代にも渡り親しまれる「子供用チェア」
アルヴァ・アアルトが1935年にデザインした、バーチ材の子供用チェア。
フィンランドで何世代にも渡り、お子様のいるご家庭で親しまれている北欧チェアです。
腰掛ける人の背中を優しく受けとめる低めの背もたれは、お絵描きや、勉強の時間にも快適な時間をもたらす設計によるもの。
アルヴァが開発したフィンランドバーチ材を曲げる技術「L-レッグ」を採用し、頑丈で安定感は抜群。
テーブルの下にしまいやすいのもポイントです。
豊富なカラーと仕様バリエーションからお好きなものが選べます。
子供の成長と共にアップデートする「子供用テーブル」
アルヴァ・アアルトが1933年にデザインした、円形・長方形・正方形のバーチ材子供用テーブル。
お絵描きや工作、傷などを気にせず使える天板の仕様バリエーションがあり、お好みに合わせて選ぶことができます。
円形以外のテーブルの角は、柔らかく丸みを帯びた形状を描いているため、お子様にも安全。
アルヴァが開発したフィンランドバーチ材を曲げる技術「L-レッグ」を採用し、頑丈で安定感は抜群。
脚は交換可能なので、お子様の成長と共に相応しい高さに交換することができる、アップデート型の子供用テーブルです。
彫刻のように美しい「A201ペンダント」
アルヴァ・アアルトが1950年にデザインした、彫刻のように美しいデザインのペンダントライト。
スチール板を溶接し、シェードの上下双方から光が分散される構造が特徴です。
間接照明のように優しい光が放たれ、目も心もリラックスできる空間を演出します。
ベッドルームやリビング、趣味のお部屋など、灯りと共に、インテリアのアクセントとしても美しく彩るライトとなるでしょう。
インテリア空間に趣をプラスする「A110ペンダント手榴弾」
アルヴァ・アアルトが1952年にデザインした、手榴弾型のペンダントライト。
スチール製の本体下部に、規則正しく穴を配した真鍮のリングを取りつけた構造です。
リングの穴から光の輪が柔らかく広がるデザインで、灯りの下をあたたかな空間に包んでくれます。
単体でのご使用はもちろん、スペースに合わせて複数並べたり、高低差を付けて設置することで、インテリア空間の魅力を深めることができるでしょう。
幻想的な明かりを届ける「A333ペンダントカブ」
アルヴァ・アアルトが1950年にデザインした、野菜のカブを連想させる事から名付けられたペンダントランプ。
シェードの上部からも光を逃す構造で、ライトを点けた時に丸いフォルムから幻想的な光がこぼれるのが特徴です。
本体下部には規則正しく穴を配したリングが取り付けられ、リングの穴から光の輪が柔らかく広がるのもポイント。
明かりが灯っていない時はオブジェのようにお部屋を飾り、ライトを点ければ優しく包むように照らし、洗練された空間を作り出します。
丸く小さい実のようなスポットライト「A338ペンダントビルベリー」
アルヴァ・アアルトが1950年にデザインした、ビルベリー(野生の実)という愛称を持つペンダントライト。
アートを照らすために設計されたことから、床や壁に掛けた絵を照らすスポットライトに適したライトです。
丸く小さなフォルムなので、一灯でも、複数を配置しても美しく、ライトアレンジが楽しめます。
乳白色ガラスの柔らかい光を照らす「A440ペンダント」
アルヴァ・アアルトが1954年にデザインした、乳白色の吹きガラスのランプシェードを用いたペンダントライト。
光を透過するガラスシェードの温かく柔らかい光が部屋全体を照らし、優しい雰囲気を作り出します。
シンプルで洗練された北欧デザインのライトは、お部屋のスタイルを問わず幅広いシーンに馴染み、美しい光で心を和ませ、空間のアクセントとして目を楽しませてくれるでしょう。
愛らしい造形美と機能性が備わった「A330Sウォールランプ ゴールデンベル」
アルヴァ・アアルトが1937年にデザインした、アームを180度動かすことができる壁付け型照明。
鈴のような愛らしいフォルム、美しい曲線で構成された真鍮製のシェードは、開口部に規則正しく穴を配し、光を分散して優しい光の輪を拡散する構造です。
機能的で美しい佇まいのウォールランプはベッドサイドやリビング、廊下などの照明として、ワンランク上の光を灯してくれるでしょう。
複数個吊るして楽しみたい照明A330(ゴールデンベル)
「ゴールデンベル」という愛称で親しまれているペンダントライトです。
ヘルシンキで最も格式の高いレストラン「Savoy(サヴォイ)」に向けて、1937年にデザインされました。
アアルトはSavoyのオープン時に、内装だけでなく花器や照明、家具なども合わせて手掛けています。
メイン照明として一灯で全体を照らすのではなく、カウンターやテーブルの上に複数個吊るのに向いています。
消灯しているときも、目で見て楽しめるデザイン性の高さが魅力です。
蜂の巣を思わせるペンダントライトA331(ビーハイブ)
「BEEHIVE(ビーハイブ)」とも呼ばれるペンダントライト「A331」。
「BEEHIVE(ビーハイブ)」は英語で「蜂の巣」を意味します。
アアルトが手掛けた照明のなかでも、特に人気の高い作品の一つです。
1953年に誕生し、フィンランドのユバスキュラにある大学にも採用されています。
個性を感じる重なり合ったシェードは、デザインとしてだけではなく、眩しさを感じないよう工夫が施されています。
下方からの光はもちろん、天井に映るやわらかな灯りも楽しめるペンダントライトです。
玄関を上品な空間にする「115傘立て」
アルヴァ・アアルトが1936年にデザインした、エレガントなフォルムが印象的な傘立て。
アルヴァが開発した、フィンランド産バーチ材合板を滑らかに仕上げる手法「ラメラ曲げ木」を応用して作られた構造の美しさが特徴です。
真鍮製の雨受けは、年月と共に美しい緑青に経年変化し、別の魅力を味わうことができます。
どこにも角のない柔らかな曲線が玄関を上品に飾り、素敵なインテリアのポイントになるでしょう。
幻想的な木の曲線が別空間を作る「100パーテーション」
アルヴァ・アアルトが1936年にデザインした、建築の一部のような圧巻のパーテーション。
パイン材を垂直に並べて繋ぎ合わせたシンプルな構造で、巻いて保管することができます。
インテリアアレンジにも重宝する間仕切りは、流線型に配置すると幻想的な空間を一瞬にして作れる優れもの。
目隠しから空間アクセントまで幅広く活用でき、洗練された空気を運んでくれるでしょう。
暮らしを楽しく彩る「シエナシリーズ」
アルヴァ・アアルトが1954年にデザインしたシエナシリーズは、イタリアの都市「シエナ」と建築から着想を得て生まれたテキスタイルを用いたコレクションです。
大理石をモチーフに、造形美をファブリックで表現したシンプルでタイムレスに愛されるデザインが特徴。
ファブリックとしての販売のほか、クッションカバー、バッグやポーチ等のインテリア小物、バーチ材を用いたトレーなど、暮らしを楽しく彩る北欧アイテムが数多く展開されています。
北欧デザイン界に大きな影響をもたらしたアルヴァ・アアルト
この記事では20世紀を代表する建築家である、アルヴァ・アアルトについてご紹介しました。
200以上の建築物や家具、照明などを生みだし、北欧デザイン界において多大な影響を与えた人物です。
スツール60など、比較的手にしやすい価格でありながら長く使える家具が多いのも嬉しいところ。
気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
北欧において、モダニズム建築が盛んになるきっかけとなった人物でもあり「北欧が生んだ近代建築の巨匠」とも呼ばれています。