一度は使ってみたい憧れのMiele食器洗い機。
ビルトインならではの大容量で、家族全員分の食器を難なく洗えるのが魅力です。
快適さにこだわり抜いた食器洗い機は、食器を入れるバスケットの構造にもさまざまな工夫が凝らされています。
この記事では、Miele食器洗い機のバスケット構造や種類、正しい食器の入れ方について詳しく解説します。
食器の取り扱いにおいて注意すべきポイントも解説しているので、導入後の生活をイメージしたい方はぜひ参考にしてみてください。
目次
Miele食器洗い機のバスケット構造をおさらいしよう
Miele食器洗い機のバスケットは、「FlexLine(フレックスライン)」という独自の構造を採用しています。
大小形状の異なる食器に対応できるように、さまざまな収納スペースを設置。
柔軟性のある便利な形状で、高さ調節やスペースのカスタマイズも簡単に行えるバスケットです。
バスケットは、「カトラリートレイ」「上段バスケット」「下段バスケット」の3段構造を採用。
それぞれ食器の出し入れがしやすく、安全に食器や調理器具を洗浄できます。
最上段のカトラリートレイは「3DMultFlex(マルチフレックス)」とも呼ばれ、フォーク・スプーン・ナイフ・箸などの小物を効率的に収納できる形状になっています。
上段・下段のバスケットにも、専用のグラスホルダーや食器を引っ掛ける可倒式ピンが採用されており、カスタマイズ性が非常に豊富なのが特徴です。
なお、食器洗い機のグレードによって、バスケットの種類が変わるのもポイント。
あらゆる便利機能を備えた「Extra Comfort」と、ステンレスの取手やボトルホルダーなど、さまざまな追加機能が搭載された上位機種「Maxi Comfort」の2種類があります。
上段・中段・下段に配置されたスプレーアーム
Miele食器洗い機の洗浄力の秘密は、上段・中段・下段それぞれに配置された回転式のスプレーアームです。
3段バスケットすべてを包み込むように回りながら、中の食器に向けて的確に水を噴射。
どんな形状の食器でも均一な洗い上がりを実現します。
また、Mieleの独自技術「EcoPowerテクノロジー」により、節水性能もかなり高くなっています。
自動プログラムを稼働させた場合は、わずか6リットル程度の水で洗浄が可能。
乾燥や高温洗浄モード使用時の電気代も安く、環境に優しいエコな食器洗いを体感できます。
使いやすさを考慮して作られたアジアンバスケット
実は日本向けに販売されているMiele食器洗い機には、アジアの食文化に合わせて改良を加えた「アジアンバスケット」が採用されています。
例えばカトラリートレイには、最大32本もの箸を収納できる「お箸ホルダー」を実装。
上段・下段のバスケットは、あえて固定ピンの長さと角度を変えた仕様になっており、平らなお皿はもちろん、お椀なども固定しやすくなっています。
湾曲したスペースは、カップや湯呑みの置き場としても最適。
海外メーカーの食器洗い機なのに、日本の食生活にぴったりとマッチしているのも嬉しいところですね。
毎日の稼働にも耐えうる驚異の耐久性
毎日使う食器洗い機は、バスケットの耐久性も気になりますよね。
Miele食器洗い機は、合計10万回以上もの各種耐久試験を行い、厳しい基準をクリアしたお墨付きの製品です。
基礎的な性能試験に加えて、バスケットの荷重試験、ドアの耐久性試験など、日常使いを想定したシュチュエーションで数々の試験を実施。
毎日何度も稼働させたとしても、常に最高のパフォーマンスを発揮してくれます。
20年間安定的に稼働することをテーマに作られた製品なので、安定度はトップクラス。
ひとたび家庭に導入すれば、その耐久性の高さを存分に体感できるはずです。
食器を入れるときに気を付けるべき5つのポイント
Miele食器洗い機のバスケットは基本的にどこから食器を入れても大丈夫ですが、正しい入れ方や注意点を知っておくことで、より効率的かつ安全に食器を置けるようになります。
まずは食器を入れるときに気を付けたい5つのポイントを押さえてみましょう。
大きさや形状を考えて置く場所を決める
バスケットに食器を入れるときの基本は、大きさ・形状に適した場所を選ぶことです。
それぞれ大まかな分類があります。
- フォーク・スプーン・箸などのカトラリーや小さめの食器は「カトラリートレイ」
- 普段使いの食器類は「上段バスケット」
- デリケートなグラスや大きめのボウル、調理器具などは「下段バスケット」
一度に洗う食器の数を確認して、順序よく計画的に入れるようにしましょう。
場所を守って入れたほうが、すべての食器の表面に水が当たりやすくなります。
デリケートなグラスはピンや専用ホルダーで固定
ワイングラス・シャンパングラスといった壊れやすい食器は、専用ホルダーを活用してしっかり固定しましょう。
上段・下段それぞれに専用のシリコンフックがあるので、ピタッとはめ込んでしまうのがおすすめです。
スペースが空いていない場合は、ピンに引っ掛けて斜めに配置してもOK。
ゴム製の引っ掛けピンは安全性が高く、細いグラスでも意外にしっかりと固定できます。
稼働する前には、すべての食器が固定されているかのチェックも欠かさずに行いましょう。
底が深いお椀・丼は斜めに配置する
底が深めのお椀や丼(どんぶり)は、ピンに引っ掛けて斜めになるように配置しましょう。
アジアンバスケットには湾曲した形状のスペースや長さの違うピンがあるので、角度を変えやすくなっています。
斜めにすることでお椀の中までしっかりと水が当たり、高台の窪み部分に水が溜まらなくなります。
高さがある食器は置き方を工夫する
大きな食器類は縦置きで入れるのではなく、斜めに配置したり、底面を伏せるかたちで配置しましょう。
一度にすべて洗いたいからといって無理に食器を詰め込めば、最も容量が大きい下段スペースであっても負荷がかかってしまいます。
食器の出し入れもしにくくなるので、事故の危険性も高まります。
食器を入れる際は、縦横に十分な余白スペースがあるかもセットで確認してください。
大きな食器は上段・中段に設置された「スプレーアーム(水を放出する機械)」の動きを阻害する恐れもあるので、稼働前に手で回して確認し、動きに問題がないかもチェックしましょう。
洗ってはいけない食器に注意する
使い慣れてきたときに意外と忘れやすいのが、洗ってはいけない食器類を入れてしまうこと。
特殊な素材や絵付けを施された食器類は、必ず洗う前に確認することが大切です。
新しい食器や小物類を購入する際は、食器洗い機に対応しているかどうかを事前に確認しておきましょう。
また、デリケートなグラス類のくもりが気になる方は、低温の専用グラスケアプログラムに設定して洗うのもおすすめです。
以下、食器洗い機で洗えない代表的な素材を紹介します。
食器はどこに入れるべき?各バスケットの使い方を解説
食器の入れ方の基本を覚えても、どこに・どのような食器を入れれば良いか迷ってしまう方も多いでしょう。
前述した通りMiele食器洗い機は、「カトラリートレイ」「上段バスケット」「下段バスケット」の3つで構成されていますが、それぞれ適した食器類は異なります。
ここからは、各バスケットの使い方や配置に適した食器の種類をわかりやすく紹介します。
ナイフ・フォーク・箸までお任せ!「カトラリートレイ」
3段バスケットの最上部にある「カトラリートレイ」は、その名の通り、フォーク・スプーン・ナイフ・箸といった各種カトラリー専用の洗浄スペースです。
はめ込みやすいように計算された独特な凹みやピンがあり、どんな形状のカトラリーでもぴったりとフィットします。
収納するときのコツは、なるべくカトラリーを種類ごとにまとめて収納すること。
スプーンならスプーンだけで仕分けることで、食器の出し入れがしやすくなります。
箸は専用のお箸ホルダーへ。最大で32本の箸を収納できるうえ、長さも自由自在に変更できるので、家族全員分の箸を簡単に洗浄できます。
おたまや菜箸などの大きなカトラリーは、トレイ中央のくぼみを利用して置きましょう。
また、備え付けのインサートの高さを調節すれば、トレイの右側部分に小さな食器や大きめのカトラリーを入れるスペースを増設できるのもポイントです。
デリケートな食器類を固定できる「上段バスケット」
2段目にある「上段バスケット」は、カップ・グラス・小皿など、小さくてデリケートな食器類の収納に適したスペースです。
食器はもちろん、小型の鍋や調理器具なども入れることが可能。
2cm間隔で3段階まで高さを変えられるので、少し大きめのお皿も収納しやすいです。
カップや小さめのボウル、底が平らな食器などは、上段バスケット横にある「FlexCare カップラック」を展開して収納しましょう。
ちょうど良い角度にラックを展開することで、置きにくい形状の食器も難なくセットできます。
専用のシリコンパッドを使えば、デリケートなグラス類もぴったりとはめて洗えます。
大皿や鍋も洗いやすい「下段バスケット」
最も容量が大きい「下段バスケット」は、大皿・鍋・ボウル・フライパンなど、大きくて重量がある食器・調理器具の収納に適しています。
可倒式のピンがあるので、入れる食器によって配置を自由自在にカスタマイズできるのがポイント。
洗い物の量に応じて最適なスペースを作れます。
下段バスケットにもグラスホルダーが付いており、こちらはより多くのグラス類を収納することが可能。
吊り下げ・立てかけ固定のどちらにも対応しています。
多くのゲストを招いたパーティー後の片付けなど、一度に多くのグラスを洗浄・収納する必要があるときに重宝するでしょう。
引っ掛け用の「マルチクリップ」を展開すれば、大きめの保存容器や四角い形状の器なども簡単にセットできます。
また、上位モデルのバスケットである「Maxi Comfort」には、グラスを簡単かつ安全に収納できるグラスレールや、哺乳瓶などを縦に固定できるボトルホルダーなど、快適さをさらに向上させる機能が追加されています。
Miele食器洗い機なら高価な食器も優しく洗える
今回はMiele食器洗い機のバスケット構造や、食器を入れるときのポイントについて解説しました。
食器の形状や使い心地を綿密に計算して作られた3段構造のバスケットは、どんな食器でも簡単に収納できます。
日本の食文化に合わせた改良で、箸やお椀を快適に洗えるのも嬉しいところ。
食器類にダメージを与えずに優しく洗いたい方は、ぜひMieleの食器洗い機を検討してみてください。
購入する機種を選ぶときの参考にしてみてください。