「キッチンのリフォームは何からすればいい?」
「予算はいくら必要?」
キッチンのリフォームを検討している方は、このような疑問が生じる方もいるのではないでしょうか。
リフォームすることで現状より快適になると理解している一方、失敗したくないもの。
この記事では、キッチンリフォームの事前準備や流れ、相場などの基礎知識を解説します。
キッチンをリフォームする心構えができるため、ぜひ参考にしてください。
目次
キッチンをリフォームする前の5つのポイント
キッチンのリフォームを検討する際、以下の5点が重要です。
前もって把握すればスムーズに決断できますよ。
キッチンの不満を考える
まずは、キッチンの不満点を考えましょう。
不満点を具体的に洗い出せば、リフォーム内容が明確になります。
例えば、腐敗が進んでいる場合だとキッチン本体を交換するリフォーム、コミュニケーションが取りにくい場合ならキッチンのレイアウトを変えるリフォームがあります。
キッチンの種類を知る
キッチンは、I型キッチン・L型キッチン・対面型キッチンなどさまざまな種類があります。
種類や特性を理解していれば、現状の不満を解消できるキッチンが分かり、解決策につながります。
さらにキッチン本体の価格が分かるため、予算も立てやすくなるでしょう。
キッチンのイメージを膨らます
毎日使う場所だからこそ、理想のイメージを膨らますことも大切です。
特にキッチンのデザインや使い勝手は昔に比べてかなり進化しています。
最近のシステムキッチンは細かい寸法が設定されているため、自由度が高い点も特徴。
また、造作キッチンであれば世界に一つしかないオリジナルのキッチンが実現します。
おしゃれなデザインに仕上げたキッチンならば、日々の調理時間が充実するもの。
施工例などを参考にして、理想のイメージを膨らませましょう。
キッチンスペースのサイズを測る
キッチンスペースのサイズを計測すれば、本体のサイズや間取りを考える判断材料になります。
特に、キッチンのレイアウト変更をする場合は幅と奥行きの寸法が重要。
現状のスペースを測ることで希望のリフォームプランがイメージしやすくなります。
キッチンに必要な設備を検討する
キッチンの不満を改善する設備も検討しましょう。
例えば、IHや食洗機、浄水器内蔵型など、キッチンに付随する設備はさまざまです。
レイアウト変更や今以上のスペックが必要ならば、以下の設備を検討する必要があります。
- 電気設備(コンセントの数や位置など)
- 排水設備の増設・延長
- 換気設備
キッチンリフォームの流れ
ここからは、リフォームを決めた後の流れをご紹介します。
キッチンのみ交換の工期やレイアウト変更を含めた工期もあわせて解説するため、参考にしてください。
1:情報収集する
まずは、上記の事前準備を含めて情報収集しましょう。
リフォームの目的を明確にし、施工事例を参考にしながらイメージを膨らませてください。
デザインや機能、使い勝手などを含めた理想のキッチンを設計士に伝えられるようにすればスムーズに進みます。
2:注文住宅会社やリフォーム会社に相談する
キッチンのイメージが固まれば、注文住宅会社やリフォーム会社に相談しましょう。
専門家にキッチンの現状を見てもらうことで、理想のキッチンが実現可能か判断してもらえるからです。
さらに具体的なプランを聞いたり設備に触れたりすれば商品の理解も深まり、新しいアイデアも得られるでしょう。
3:プランと見積もりを確認し、契約する
不満点が改善されたプランであれば、見積もり書を確認して契約します。
この段階で工期を必ず聞いておきましょう。
キッチンリフォームは生活しながら工事が進む場合があるからです。
あらかじめ工期を知っていれば片付けなどの事前準備ができます。
4:施工
キッチンリフォームの工期は、内容によって異なります。
- キッチン周りの養生
- キッチンの解体作業
- 搬入・組み立て
- 給水管・ガス管などの再接続
- クロスの張替え(場合によっては1週間程度)
上記に加えて以下の工程があり、大掛かりな工事になります。
- 配置の調整見直し
- 排水管・水道管・ガス管などの増設や延長
キッチンリフォームの相場
リフォームの相場は「キッチンのグレード」と「リフォームの内容」「現在の状態」の3点が影響します。
ここからは、リフォームの内容と相場の目安をご紹介しましょう。
100万円未満
100万円未満でできるリフォーム内容は、間取り変更を伴わずに一般的なキッチンを設置する場合です。
以下はその一例です。
一般的なI型キッチン(30万円前後)+撤去・工事費用(25万円前後)=約55万円
100~200万円未満
- キッチンとダイニングの間仕切りを撤去して空間を広げられる
- 一般的なキッチンよりもグレードアップした商品が選べる(色・デザイン・機能など)
200~400万円未満
上記に加えて、以下のリフォームが可能です。
- キッチンの間取りを変更できる
- 背面収納が取り付けられる
- 壁や床など、キッチン周りの装飾が変更できる
- 対面式のシステムキッチンが選べる(対面式キッチンの相場は約100~200万円)
- 1階から2階にキッチンを移動させる(工事費は約200万円)
上記の場合、配管工事(ガス・水道・電気設備など)が必要なので大規模な工事になります。
工事費用の目安は150万円前後を想定しておくとよいでしょう。
400万円以上
400万円以上の場合であれば壁を取り払うなど、キッチン周りの空間全体を変更できます。
さらに、高級なシステムキッチンを採用したり造作キッチンを作ったりして、キッチンの質を高められます。
一方、構造部の補強が必要な場合は、工事費が約300万円前後かかることも想定しておきましょう。
上記はあくまでも目安です。床や壁などの補修がある場合は、補強作業が別途かかります。
「何を」「どの範囲」リフォームするかで相場は変わるため、建築会社に相談しましょう。
キッチンリフォームを失敗しないための注意点
キッチンのリフォームは現状の不満点を解消できる一方で、失敗すれば使いづらくなります。
ここからは後悔しないための3つの注意点をご紹介しましょう。
収納を確保する
収納を確保することは、キッチンの使いやすさに直結します。
調理器具や食器の量を把握して、収納するものを見極めましょう。
その後、収納の場所や数を決めてスペースをあらかじめ確保してください。
収納スペースを1ヶ所にまとめれば見た目もすっきりして取り出しやすくなります。
キッチンの快適さを考える
キッチンの快適性を考慮すれば調理時間が有意義なものになります。
特にキッチンは長時間立ち作業する場所です。
そのため、体の負担を軽減する工夫があれば快適さにつながります。
例えば、以下がその一例です。
- 使う人のサイズに適したキッチンの高さにする
- 床をクッションフロアにする
- 腰掛けスペースを設ける
レイアウトを熟考する
キッチンの間取りを変更する場合は、専門家の知識は不可欠です。
レイアウトに失敗すると、不便なだけでなくリビングスペースに影響を及ぼす恐れがあります。
レイアウト変更は、「動線を確保する」「リビングスペースとの比率を考慮する」ことが必須。
専門家に相談し、リフォーム後の間取りが生活にどのような影響を与えるのか納得いくまで熟考しましょう。
キッチンをリフォームして快適な暮らしを実現させよう!
キッチンのリフォームは不満点を改善できる手段であり、生活をよりよくします。
大規模な工事が必要と考えている方は、インテリアコーディネーターや建築士など専門知識を持ったスタッフがいる建設会社がおすすめ。
キッチン空間がおしゃれに仕上がり、造作キッチンに対応している場合があるからです。
TIMBER YARDならキッチンを中心とした空間全体のリノベーションやリフォームも可能です。
ぜひお気軽にお立ち寄りください。
ご家庭で不満点を洗い出せば理想のイメージが描きやすくなり、決めるタイミングの判断材料になります。