家づくりを自社大工に頼むメリットって何?施工のポイントや下請け大工との違いを解説

    建築会社にとって「自社大工」であることは、こだわりのひとつです。

    しかし、施工主側からは、こだわりやすごさが伝わらないこともあるでしょう。

    この記事では、自社大工で施工するメリットや下請け大工との違いなどをご紹介します。

    新築やリフォームする際、建築会社を迷っている方にとっては必見です。

    家の品質は大工によって変わるといっても過言ではありません。

    ぜひ、最後まで読んで参考にしてください。

    自社大工とは

    自社大工とは、社員大工とも呼ばれており、会社や工務店のもとで働いている大工さんのこと。

    全ての建築会社が自社大工だと思われがちですが、建築業界で自社大工がいる会社はかなり希少です。

    その他、以下が主な特徴です。

    • 技術や心構え、顧客への接し方など会社の理念を理解している
    • 1つの建物にじっくり向き合える環境がある
    • 一般企業と同じように自社大工を育成する必要がある
    • 給料は比較的安定している

    自社大工は、会社の理念や使われる建材を理解し、責任感を持って仕事をしています。

    この背景には、丁寧な仕事が求められる大工にとって、じっくり建物と向き合える環境があるからだといえます。

    一方で、一般企業と同様、自社大工を育成する時間が必要です。

    そのため、熟練の技を備えるには時間がかかりますが、その分自社大工一人ひとりの技術向上が見込まれます。

    そもそも大工の仕事とは?

    大工の仕事は、材料を加工したり、建築現場で骨組みを作ったりなど、設計図に基づいて建築物を完成させること。

    建物の特性や材料に対する理解、工事の準備・整理整頓、事務作業など、さまざまな能力が求められます。

    大工は職人技であり、年数と経験を積み重ねることで技術が磨かれます。

    職人の技術が建築物に反映されるといっても過言ではないのです。

    現在の大工事情

    日本の大工の大半は下請け大工であり、建設期間のみ契約する場合がほとんどです。

    さらに、高齢化に伴い大工全体の人数も減少しており、若い大工の育成が急務である状況です。

    このような背景から、自社大工の需要は高まると推測されています。

    自社大工が施工するメリット

    希少価値の高い自社大工が施工する住宅は、施工主にとって4つのメリットがあります。

    品質の高い家が建てられる

    家づくりの工程には、図面上では表しきれない細かい作業があります。

    自社大工は、取り入れている材料や設計図の意図を把握できているため、状況に応じて質の高い家が建てられます。

    例えば、断熱材は施工技術を要する箇所の一つです。

    施工しづらい部分でも密度を落とさずに作り込むことが重要であり、これには高い技術を必要とします。

    目に見えない部分の施工にまで技を施し、丁寧に施工する自社大工。

    家の住み心地は、職人の技術力に直結するといえるでしょう。

    融通がききやすい

    自社大工であれば社内間の意思疎通がスムーズであり、施工の状況が分かりやすい特徴があります。

    場合によっては施工主の意見や疑問が反映され、融通がききやすい点がメリットです。

    これは、施工主にとって作業が大幅に遅れる、コストがかかるなどの負担を軽減できるといえます。

    例えば、家づくりはごく些細な部分の修正や変更があることも少なくありません。

    しかし、自社大工による施工であれば、営業担当や設計者、大工の間で密にコミュニケーションが取れて、迅速で臨機応変な対応が可能なのです。

    下請け大工と比べてスピード感が異なります。

    メンテナンスやアフター対応が信頼できる

    自社大工が施工した住宅は、完成後のフォローも信頼できます。

    家を長く使い続けるためには、メンテナンスや定期点検は必須です。

    施工した大工がメンテナンスやアフターフォローに対応してくれれば、不具合がある箇所に気づきやすいでしょう。

    さらに、場所によってはその場で微調整やメンテナンスできる技を持っているので、安心感にも繋がります。

    もし、当時携わった大工でなくても家の情報が共有され、引き継がれています。

    そのため、自社大工は長期にわたって信頼できるパートナーだといえるのです。

    職人の技術が伝承されている

    大工

    大工の仕事は、長年培った技と経験を最大限活かした職人技。

    自社大工の場合、磨き上げた職人魂がベテラン大工から若い大工へと伝承されています。

    現在の建築技術は機械化や仕組み化がなされているとはいえ、最終的には大工の手によって仕上げられます。

    現場での臨機応変な仕事が、心地よい暮らしへとつながるといっても過言ではありません。

    自社大工と下請け大工の違い

    下請け大工とは、建築期間のみ契約している大工のことであり、外注大工とも呼ばれています。

    住宅会社の大半が下請け大工と契約しており、下請け大工が施工主と直接関わることはありません。

    つまり、施工主のヒアリングは住宅会社であり、施工は別の会社や個人という位置づけなのです。

    下記では、これらをふまえたうえで自社大工と下請け大工の大きな違いを2点解説します。

    スピード重視の施工になる可能性がある

    下請け大工は、1棟あたりの価格で契約しています。

    つまり、丁寧に作っても早く仕上げてももらえる金額は変わりません。

    早く工事を完成させれば次の契約に移行でき、その分利益アップが見込まれる仕組みです。

    そのため、場合によっては早く終わらせることを優先する下請け大工に施工される可能性もあるでしょう。

    どのような大工が施工してくれるのか分からない点は、自社大工との大きな違いになります。

    通達に時間と手間がかかる

    下請け大工は、渡される資材を図面通りに組み立てるためシステム化された施工をします。

    もし仮に、施工主からの要望を受けても、建築会社や設計士それぞれに通達するには時間と手間がかかるもの。

    要望を反映できたとしても、納期が遅れたりコストアップしたりする可能性があります。

    家の品質は大工によって変わるといっても過言ではない

    自社大工による新築

    自社大工は、会社や工務店に属し、理念やこだわりを理解しているため責任感が強い大工だといえます。

    住宅には、施工主の想いや理想が込められているもの。

    だからこそ、施工してくれる大工の顔が分かることは、長年住み続けるのに安心できる要素のひとつです。

    TIMBER YARDも自社大工によるクラフトマンシップにこだわったクオリティの高い家を作れます。

    これから新築やリフォームを考えている方は、任せる建築会社に自社大工がいるかも判断基準にしてください。